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2012年10月 9日 (火)

六甲ミーツ・アート 2012 その3

Photo_3
 オルゴールミュージアムから六甲高山植物園に向かう通路沿いに、50m以上はあろうかという長さで作品は続く。木でできた大小さまざまな立方体が絡み合い、つながって、見る場所や角度によっていろんな表情を見せる。これは井口雄介さんの大作、「CUBe SCAPE 」。
 この作品を見ながら通路を行き来しつつ私が考えていたのは、人生って何だろう、ということ。木枠の一つ一つが日々の出来事や見た風景そして出会った人。それぞれの想い出は大きいのもあれば小さなものもある。それらがつながり重なり合って人生はできている、と。決してまっすぐではなく、曲がりくねったり横道にそれたり・・・でも着実に前へ進んでいる。(と思いたい) だから、今までどんな道筋をたどってきたのか、この先どこへ向かおうとしているのか、時々は立ち止まって眺める必要があるのではないでしょうか
 近頃おもしろいと感じるアートは、展示されている場と密接に結びついている作品が多い。この作品も当然ここでしかないカタチになっている。それは作品を持ち運べないことを意味している。つまり、作品のある場所に足を運ばなければ見られないのだ。「真珠の耳飾りの少女」や「モナリザ」は日本でも展示できるが、「最後の晩餐」や「システィーナ礼拝堂の壁画」は現地へ行くしかない。それに似ている。このことはアートの魅力の本質と所有の問題を考えさせます。

六甲ミーツ・アート
芸術散歩 2012

2012年9月15日(土)~11月25日(日)

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