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2012年9月12日 (水)

越後妻有トリエンナーレ その10

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 3年に一度の大地の芸術祭もあとわずかで終わります。もう一度行きたいと思っていましたが、やはり遠いですね、時間が取れませんでした。広大な里山いっぱいに約360点もの作品が配置されているのだから、あとからガイドブックを見て気づいたり、うっかり通り過ぎて見逃したりした作品も数知れず。ただこのアートの祭典がいいのは、期間が過ぎればハイ終わりではなく、ずーっと地域に保存される作品・施設も数多いということ。たとえば草間彌生の巨大な花のオブジェ「花咲ける妻有」は、2003年の作品ですが今も見られます。だから越後妻有へ行けば、いつでも鑑賞できる。そしてこれは、トリエンナーレが回を重ねるごとに作品数も増え、アートフェアとして充実していくことを意味しています。ね、この仕組みが素晴らしいでしょ!
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 冬は豪雪に閉ざされるこの地域。そのぶん暑い真夏に繰り広げられる大地の芸術祭は、広い広いエリアを汗を拭きつつ駆けまわることにより、棚田やブナ林など日本の原風景に触れることができます。そして山村の文化を知り、雪国の生活を知り、おいしい食べ物に出会った人がまたこの地を訪れる。たんなるお祭りではなく、これを起爆剤として村おこし町おこしにつなげていく戦略がきちんとできている。地元の人たちもアーティストに協力して作品制作に参加したり、「おもてなし」という呼び方で観光客へのサービスや名産品の配布などを通じて積極的にイベントを盛り上げている。こんな越後妻有、これからも応援していきたいと思います。

大地の芸術祭
越後妻有アートトリエンナーレ2012

2012年7月29日(日)~9月17日(月・祝)

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