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2012年6月

2012年6月30日 (土)

神戸栄町から「かぜくさ便り」

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 ギャラリーPAXREXのブログ「神戸栄町かぜくさ便り」を始めてから、実に6年が経ちます!ファイン・アートを扱うお店のコラムなのに、イタリア旅行や料理や読書や、「ひゃっきんでのお買い物」まで飛び出してワケわからん!
 でも楽しかったなあ〜! アクセス数などはいっさい公表せずにやってまいりましたが、実はけっこう大変な数字・・・ けいママ、ただ今パソコンの前でちょっとウルウル。つたないブログを読んでくださった皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
 中でも皆さんが楽しみにしてくださったのは、やはりギャラリーPAXREX界隈の栄町情報です。「かぜくさ便りに載ってたお店でランチして来た〜!」「これ、買ったあ〜!」そんなお声が嬉しくて、そりゃあもう、せっせと取材(?)しましたとも。
 で、今後はどうなるの? さあ、それこそ「かぜにまかせてフラフラ・・・」かな? でもしばらくはまだ、ブログ名もそのままに、栄町のことやなんかもお伝えしていきます。ギャラリーはクローズしましたが、まだまだ地下で作業やなんかもやっていますからね。お近くに来られたら、でもって、よほどおヒマなら「居るかな?」って感じで覗いてみてくださいね。
 さてさて、ちなみに「かぜくさ便り」の命名の由来を、この際書かせてください。小林鷹さんの「和花」に『かぜくさ』という作品があります。鉄サビ色の地味な草が、ほんのりオレンジ色の空に揺れてる。それは一見寂しそうなワンシーン? でもじっと見ていると何だか豊かな、ほんのり幸せな気分になれる。
 だって地味な草には『かぜ草』という、とてもステキな名前があるんです。雨の日も日照りの中でも、『かぜ草』は、そんなん何処吹くかぜと、それこそかぜに身を任せて自分らしく揺れる。けれどあくまで根元はしっかりとても強い。けいママのそんな『かぜくさ』への憧れが、ブログ名になりました。
 いやいや、6年間、憧れは憧れのまま終わっちまったぜ。だからこそ今後も「かぜくさ便り」・・・かな?

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2012年6月27日 (水)

我が家の保存食・その1 大根葉のふりかけ

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 初夏の風吹くベランダで、けいママが干しているものはいったい?この時期には珍しく、葉付きの大根が手に入ったものですから、さっそく我が家特製のふりかけを!
 以前はさっと茹でていたのですが、今注目の干し野菜にしてみるとしっかり味が残って、しかも水分が抜けた分作りやすいです。大根だけではなく、他の野菜の葉でも出来るでしょうから、ぜひやってみてくださいね。おにぎりや炒飯などいろいろ使えてホントに便利です。今回は大根葉のみで作りましたが、ちりめんじゃこを加えるとさらに美味ですriceball
    <材料>  (作りやすい分量) 
           大根の葉  1本分
           酒     大さじ4
           塩     小さじ1
           ゴマ油   大さじ1
           白ゴマ   大さじ1
           かつおぶし ひとつかみ
    <作り方>
           (1) 大根が新鮮なうちに根元から葉を落とし、1日陰干しに
                 する。
           (2) 黄色くなった葉は取り除き、細かくみじん切りにする。
           (3) フライパンを中弱火にし、大根葉に塩、ゴマ油、白ゴ
                 マ、 かつおぶしを入れて炒める。
           (4) 粗熱がとれたら、密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存す
                 る。

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2012年6月24日 (日)

栄町の「TRISH-TRION」


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 栄町に点在するお店はビルの地下だったり、2Fだったり、たどり着くのがちょっと大変。だから店主はみな、可愛い看板を掲げたりしてお店の在りかをアピールしています。
 乙仲通を歩いていて写真のようなショーケースに出くわしたら、ちょっと階段上りましょ♪ その名を「TRISH-TRION」と言う、とてもかわいいお店に行き着きますからね。
Photo_4 扱っているのはハンドメードパーツとヴィンテージ雑貨。そりゃあもう、これでもか!ってくらいに品数豊富。目がくらくらするほど色合い鮮やか。それでいてピシッと統一感があるのは、店主がぶれることなく自身のお気に入りを自信を持って、仕入れているからでしょうね。
Photo_5 ではそんな中からけいママがセレクトしたいくつかをご紹介してみます。まずぐぐっと来たのが、星の王子様がプリントされたビニール製のキッチュな靴。「これ欲しい!」靴を履いている時は「王子様」を踏んづけているんだけど、一緒に居ると思えば心も楽し。靴を脱いで眺めりゃまた楽し。でも残念ながら23、5cmのワンサイズのみ。足に会う人お急ぎくだされ〜!
Photo_7 一方ちょっと他の商品とは違って、和のテイストを感じるバッグもステキ。アメリカ在住の作家さんのハンドメイドだそうですが、粋な色合いと、ころあいの大きさに惹かれますね。
 と、このお店の真骨頂である製品のご紹介が遅れちゃいました。ずらりと並んだプラ・パーツの世界が広がっています。少々ブルーな気分でお店に入っても、ちょっとピンクになったり、オレンジに傾いたり・・・うんと時間をかけて選んで、さあうちに帰ってなに作ろう? 小さな袋に包んでもらってそっとカバンに入れたら、心もうきうき、ほっこりします。これぞ栄町の魅力!小さなお店の底力!Photo_9
 2日連続「TRISH-TRION」に通ったけいママもヴィンテージの手鏡と、小さな缶をお買い上げ。手鏡はお手製の袋に入れて山行きのリュックの中に。一方かわいい絵の付いた缶は、薬や安全ピン、輪ゴムなんかを入れてバッグに入れています。
 お値段もお手頃なものが多いですから、ぜひチェックしてみてくださいね。

 TRISH-TRION
 P:080-6165-5157
 〒650-0024 神戸市中央区海岸通3-1-14
 12:00〜19:00
 水曜定休

 ネットショップはこちらからどうぞ TRION Net SHOP
 

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2012年6月21日 (木)

これで最後です、東北義援金

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 本田かな写真展「歩く地図」は、17日(日)で大好評のうちに終了いたしました。今回も日本赤十字社を通じて、売り上げの10%を東日本大震災で被災された方々に義援金として寄付しました。みなさまのご協力に感謝します。本田さんの作品は、一度切り刻んでバラバラになった現実の街や花のイメージを編むことによって再構成し、現実にない新しい世界を創り上げたもの。まるで壊滅した日常を再興し、新たな日常を産み出す希望の方法のように見える。東北を応援する気持ちにピッタリの展覧会でした。
 これでギャラリーPAXREXはクローズしますので、震災から1年以上続けて来た義援金もギャラリー名で寄付するのは最後になりました。作家さんをはじめ、作品などを買っていただいた方々、展覧会を見に来ていただいた方々などすべての皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。ギャラリーを閉めた後は、また違うカタチで東北の人々を応援できればいいなぁと思っています。あまり大それたことは願わず、肩の力を抜いてできることをやる。そんなイメージです。そして、ささやかでも長く持続できるとさらにいいのですが・・・。何をするか、そのやり方は、まぁこれからじっくり考えるつもりです。これをお読みいただいた方で、なにかアイデアがあればぜひ教えてください。いっしょにできればいいなぁと思います。
 また、ギャラリーは閉廊しますがこのブログとホームページは続けます。見たこと、思ったこと、食べたことなどを気の向くままに紹介していきたいと思いますので、これからもよろしくお付き合いいただきますよう、お願い申し上げます。

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2012年6月18日 (月)

元町一番街の水曜市

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 知っている人は知ってる。でも知らない人は知らない・・・ ってわけで、今日は元町商店街で、月に一回行われているイベントをご紹介します。
 実はですね。毎度この商店街を通ってギャラリーPAXREXに通っているけいママ自身が、このイベントをつい最近まで知らなかったのであります。その理由は開催日が水曜日で、PAXREXの定休日と重なるからであります。存在を知ってからも、「わざわざこのために出掛けるのもなあ〜」って思っていましたが、「それでも出掛けようかな・・・」と、最近はハマっちまった! だって地産地消が叫ばれる中、エコじゃないですか。新鮮なものは美味しいじゃないですか。その上安いんだから言う事なし!
Photo_2 って、いったい何のイベント?  元町商店街・一番街の通りの真ん中にずらっと市が立ち、兵庫県内のさまざまな場所で穫れた、あるいは作られたモノが販売されます。野菜や、果物、お米などの農産物や、工芸品、ちょっと休憩がてらに食べたいアイスやクッキーなどもありますよ。
 で、この日のけいママの戦利品は?姫路夢前町産農場直送の新鮮たまご!「ぜひたまごかけご飯にして!」と、生産者は自信満々です。1パック200円なり。これ、美味しいです! けいママ、リピーターです。Photo_3それと今回始めて買いましたが、淡路島の「ナルトオレンジようかん」。和菓子ですが、しっかり濃厚な果汁が洋菓子を思わせるオススメスイーツ。
 他にも兵庫県と言えばタマネギ? いったいどのお店で買おうか、迷ってしまいますが、2度も3度も通りを行きつ戻りつして、お店の人といろいろ話して選ぶのも楽しい。お米の計り売りもありますからね。スーパーでは味わえない買い物の醍醐味を味わえます。
 初夏を迎えたこの季節にも、日射しをさえぎってくれるアーケードがあるから問題なし。月に一度はお買い物袋を提げて元ブラをぜひ!
 元町一番街の水曜市、次回の開催は6月20日水曜日です。

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2012年6月15日 (金)

素晴らしき犬島の生活

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 瀬戸内海の犬島は銅の製錬所跡や採石場跡が残る人口50人あまりの島。瀬戸内国際芸術祭2010の会場にもなったアートの島です。
 でもこの作品の世界観は、いま流行のアートプロジェクトとは一線を画しています。本田かなさん独自のデジャブーかと錯覚するようなレトロ感覚が満開です。軒先にはテント地の日除け、柱にはなんと御守りが。ここはちょっとさびれた町の小間物屋さん。店内には洗剤など日用品が並び、島の人々の生活を支えている何でも屋さんのような感じです。ガラス戸には表の道路や石垣が映り込んでいる。熱い真夏の昼下がり、ちょっとまどろんだ時に見た夢に現れる情景。あるいはふっとよみがえった幼い頃の想い出。実在と映り込み、現実と虚構。かなり複雑な手法で夢とうつつの境目を表現しています。
 このような世界を作り上げるのは、本田さんが無意識に(あるいは意識的に)グローバリズムや進歩至上主義の危うさを知っているからではないだろうか。サイエンスも社会システムも、人間の知恵や身体感覚で理解できるレベルからあまりにも遠くへ来てしまった。現代的なニッポンでもなく有名観光地でもない下町や田舎を好んで撮るのは、元々どこにでも存在していた美徳あふれるフツーの日本を知っているから。小人のような外人さんの人形は、そんな良さを再発見しに全国を旅する作家の分身。じっくり見ていると、いろんな空想妄想が駆け巡り深い思考を誘発する、きわめて刺激的なアート作品だとあらためて感心します。こんな素晴らしい本田かな展は、17日(日)までです。

ギャラリーPAXREX
本田かな写真展「歩く地図」
5月26日(土)〜6月17日(日)
11時〜19時 水曜定休

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2012年6月12日 (火)

アートにおける大きさの意味

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 現代アートってやたら大きいものが多い、と思いませんか。そりぁ、小さいより大きいほうが目立つ。展示効果も際立つし・・・。でも、なかにはどうかというのもあります。今回の本田かなさんの「歩く地図」展でも、かなり大きい作品が見られます。しかし、しっかりと意味のある大きさとカタチを備えた本田作品を見ていると、たしかに「サイズも表現法の一部だ」ということがよくわかる。
 上の写真で右に見えている作品はタテヨコ共1,860mmの正方形、左の壁面は3,280×510mmの横長作品が2点。正方形の作品は、異様な空気を漂わす昭和レトロな飲み屋さんがいっぱい入った建物がまず目に飛び込んでくる。つぎにラピュタのように天空に浮かんだ物体から、看板や壁、窓とディテールの面白さが見えてくる。そして上下の桜や空の美しさや立体感に心奪われる。核になる建物から周辺の細部へ、目の動きと意識の流れが広がっていくことを考えると、正方形というカタチと2m近い大きさが必要になるのでしょう。かたや横長の作品では、日本伝統の絵巻物を彷彿とさせる。バカンスで日本を訪れた外人さんが、ちょっと懐かしい下町をぶらぶらと散策しながら、いろんなものに出会い驚き感動する様子が楽しい。見る側も目をあっちこっちやりながら、宝探しのように美しくオモシロイ日本を発見する。一度に全貌が見えるサイズとカタチではこうはいかない。ただ大きいだけじゃない。ただ長いだけじゃない。表現の必然なのです。PAXREXで実物をご覧いただくと、それがよく分かります。

ギャラリーPAXREX
本田かな写真展「歩く地図」
5月26日(土)〜6月17日(日)
11時〜19時 水曜定休

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2012年6月 9日 (土)

マングローブの川

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 満開の桜のトンネルの下、ずーっとずーっと先まで希望の明かりに向かって進んでいくイメージですね。すごい奥行きのあるこの作品名は「マングローブの川」。えっ、マングローブ? 涙が出そうな美しい景色だけれど、どこかヘン。現実離れしていると思いませんか。川面に映り込んでいる木の影は、じつは桜ではなくマングローブだそうだ。石垣島で船から撮った写真。まるで疎水の岸辺から水に向かって咲きかかる桜並木のようですが、桜と水は別の写真を編み込んで合成したもの。現実にはないけれど、本田かなさんの夢の世界には確かに存在する桜の楽園なのです。
 黒から白へのグレーの濃淡が焼き込まれた四角い編み目が、まるで抽象絵画のような豊かな哲学性を主張している。そしてマットな印画紙が醸し出す静謐な美しさは、どんな色彩よりも説得力がある。タテヨコに編み込むことにより、写真でありながら立体になった本田作品。その本当の魅力はPAXREXで現物をご覧いただくほかありません。

ギャラリーPAXREX
本田かな写真展「歩く地図」
5月26日(土)〜6月17日(日)
11時〜19時 水曜定休

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2012年6月 6日 (水)

写真を編む・本田かなさん

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 写真を撮るって、一瞬の行為ですよね?しかも今やデジカメの普及で、どんどん消しちゃう。それこそほんの数秒しか存在しなかった写真もたくさんあるわけ。
 そんな時代に我が道を行くフォトグラファーの本田かなさん。「自分が撮った写真と、もっと長く付き合いたい、関わり合いたい。そんな気持ちもあって写真を編むんです」。
 彼女の作品作りの場合、確かに写真を撮った後、気の遠くなるような作業が待っているわけですが、それが楽しいとおっしゃる。
 「ふ〜ん、そうなんだ。でも写真を編むっていったいどういう事?」そう思われた方、百聞は一見に如かずと申しますから、ぜひPAXREXまでお越しください。運が良ければ本田かなさんのデモンストレーションをご覧いただけます。またどうしても見たい!と言われる方はご一報を。予め日時をお知らせします。Photo
 写真に線を引くところから始まるその作業・・・ なんと7ミリ幅です!けいママのかなさんへの質問
「7ミリずつ線が引いてある定規が欲しいと思いません?だって、7、14、21・・・って、目がくらくらしそうじゃないですか」
「ええ、最初の頃は思いましたけれど、大丈夫です」。さすがにン十年とこの作業を続けておられるかなさん。けいママの愚かな質問にも動じることなく、少しも手を休めることなく、次の段階に進みます。
 はい、写真をカッターで切断するんです。「うわあっ〜、怖い!手を切らないように!」と今も作業中によく言われるそうです。でももちろん大丈夫なんですね、これも。
 そしていよいよ編む作業。縦・横きっちりと市松模様に編むんではないんですよ。ランダムなんですが、あまり飛ばしすぎると安定しないとか。この辺りも長年編み続けてきた、経験に基づく言わば熟練職人の為せる技ですね。いやはや脱帽です。
 編まれた作品はしおりや小作品として、ただいまPAXREXにて販売中です。

ギャラリーPAXREX
本田かな写真展「歩く地図」
5月26日(土)〜6月17日(日)
11時〜19時 水曜定休

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2012年6月 3日 (日)

昭和という時代をそぞろ歩く

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 本田かなさんの作品には「昭和」があふれている。東京で大阪で、島根で丹後で撮り集めてきた風景を組み合わせて、どこにでもありそうでいてじつはどこにもない、そんな虚構の風景を作り出す。「そうそうあったよね、こんなところ」「懐かしい!」。ご覧いただいた方が、つい声に出したくなる、話が弾む作品です。みんなまるで宝探しのように、お店の看板の文字や道路の敷石などのディテールに惹きつけられる。そうやって彼女の創造した街の中をあっちへ行ったりこっちへ来たり、あきることなくさまよい歩く。特に目的のない散歩、でも出会いの楽しみにあふれたそぞろ歩き。このシリーズには「心の休暇」というタイトルがついています。左右3,280mmという横長の大作の、上は左半分、下は右半分と2分割してご紹介。
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 このいかにも日本という懐かしい街並みが連なった、でもどこにも存在しない夢想の世界を旅する人々は外国人? そう、ここに出てくる人物は、Nゲージの鉄道模型に使う外国人の人形だそうです。ジオラマ作りに使う、あの小さなヤツ。だからタンポポの上に座ってもちょうどいい大きさです。この人たちは金閣寺へ行くよりも、街の銭湯を体験したがるタイプ。好奇心旺盛で、上っ面のニホンではなく本当の日本に興味津々。それはまるで作者の分身ではないか。本田さんは古き良き昭和のニオイを狩るハンターで、作品は昭和という時代を永遠に残す記念碑なのかもしれない。

ギャラリーPAXREX
本田かな写真展「歩く地図」
5月26日(土)〜6月17日(日)
11時〜19時 水曜定休

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