南京町は春節祭で大にぎわい
「中華街は何かあるんですか?」とお客さまに聞かれて、気が付きました。そうだ、春節祭だ! 今年の旧暦お正月は23日(月)。神戸の中華街・南京町では29日(日)までこれを祝う春節祭でにぎわっております。中国はユーロ危機の影響で少し元気がなくなっているとのニュースも見かけますが、こちらはすこぶる元気です。
寒風のなか、南の海榮門から始まる長蛇の行列は、香港旅行や上海への航空券が当たるポチ袋くじを買うため。中華風のあづまやを中心とした南京町広場は、獅子舞や雑技、歌や舞踊、太極拳などのイベントを見るために集まった人、人、人で、通りぬけるのもむずかしいほど。1997年からは、この春節祭が神戸市の地域無形民俗文化財に指定されているそうです。
この時期になると、17年前の阪神淡路大震災のあと、ほかの商店街に先駆けて南京町が真っ先に食べ物を提供してくれたことを改めて思い出します。建物も壊れ水道もガスも出ないときに、店先にプロパンのボンベとポリタンクに入れた水を持ち寄り、温かい食べ物を用意してくれた人たち。この街のバイタリティは今でも健在です。
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