義援金とボランティア2011
まもなく2011年も終わろうとしています。今年も幸いなことに想い出深い展覧会に多数かかわらせていただきました。そして素晴らしいアーティストとの出会いもありました。ギャラリーへ足をお運びいただいた皆さま、作家の方々、ほんとうにありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
今年を振り返るとき、あらゆる意味で大きな影響があったのは3.11です。深い哀しみと心の不安定、これはどなたにも共通の意識だったと思います。ギャラリーとしては、こんな時にのんきに展覧会を開いていていいのだろうか? また個人としては、被災された方々になにかお手伝いできることはないのだろうか? と、いろいろ悩みましたが、ギャラリーとして3.11以降ずーっと売り上げの10%を寄付してきました。展覧会の節目ごとに計5回、日本赤十字社を通じて東日本大震災で被災された方々への義援金です。個人としては災害ボランティアで宮城県の石巻、東松島、岩手県の陸前高田、大槌でガレキの片付けなどに行きました。展覧会の合間をぬいながらなので、短期間ずつの参加です。秋には東北ではないけれど和歌山県の那智勝浦町にも2回。これらがどれほど現地の方々のお役に立てたかはわかりませんが、私自身の心の安定にはすこしだけ貢献しました。なんだ自己満足のためなのか、とお叱りを受けそうですね。
ギャラリーPAXREX(平和の王様)はその名前の通り、平和であってこそ、平穏であってこそ、アートの魅力をお伝えできると信じています。被災地はまだまだ大変です。人手も要ります。お金も要ります。ですから来年も義援金とボランティアの活動は続けていきます。みんなが少しの時間と少しの汗を持ち寄ると、けっこう大きな力になることを、いろんな人がさまざまな考えで集まると素敵な発想が生まれることを、あらためて学ばせていただきました。こんな経験を今後の活動にも生かしていければいいなと考えております。すべての人、すべての物、すべての日々に感謝です。ありがとう東北、ありがとう2011。
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