六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011
六甲山の上でピクニック気分でアート巡り。六甲ケーブル山上駅、ガーデンテラス、六甲枝垂れ、カンツリーハウス、高山植物園、ホール・オブ・ホールズ、ヒルトップギャラリーなどで開催しています。秋晴れの一日、オルゴールミュージアム「ホール・オブ・ホールズ」を中心に六甲山上散歩を楽しんできました。
北川貴好さんの「amplitude 振幅するかすかな灯り」と題された作品をご覧ください。さまざまなカタチ、いろんな大きさの灯り(電球)で作られた、巨大な灯り(球体の照明器具)。それがコンピューター制御(なのだろう)でゆったりと明滅している。まるで胎内で育まれる生命の鼓動のようです。白い電球、赤い電球、黄色い電球、青い電球・・・蛍光灯やLEDが生まれる以前の電球が奏でるやわらかい光の揺らめきが、懐かしい記憶を呼び起こします。思わず見入ってしまいました。
高山植物園に続く遊歩道沿いには、田上桂の「inorganic landscape」が。庭一面に銀色のバラが咲き乱れています。自然の草花の中に、いかにも人工とわかるバラの造形物。この美しいギャップに、さまざま考えが浮かんでくる。自然と文明、環境と進歩、科学と哲学。作品タイトルからは、なんでもかんでも有機やビオという風潮を、一つの方向へ極端に振れてしまう国民性を、皮肉っているに違いない。
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011
2011年9月17日~11月23日
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