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2011年10月30日 (日)

神戸ビエンナーレ、ポーアイ編

Photo_2
 ポートアイランドしおさい公園。三宮からポートライナーで「みなとじま(キャンパス前)」下車、西へ徒歩8分の海辺に21人の作家の作品が展示されています。今回が初めての青空展で、これがなかなかおもしろい。コンテナのように限られたスペースをどう使うか、というのもそれなりにアイデアが要るし工夫もあって楽しいが、やはりアートは制限が少ないほどアーティストの思いが強く表現されて見ごたえがある。
 なかで一押しは藤江竜太郎さんの「GOLDEN ZERO」。舗道に金箔を貼って大きな円を作った作品です。光の当たり方や見る角度で見え方がまったく変わる。夕陽が当たって光り輝く時間帯に見たけれど、反対側から歩いてきた人はここに作品があることに気づかず作品の上を平気で歩いて行きました。Photo_3自然の中に設置された作品だから、晴れと雨、昼と夜ではとうぜん表情が変わる。とてもシンプルだけれど、自然と一体になってさまざまな表情を見せ、見る人のその時の気分や意識まで反映する見事な作品です。
 ほかにも「Crater Lake」と題された木で作った気持ちの良いサンデッキのような作品や、「ポートアイランド レインボウハット」というタイトルの不織布と漆喰で作ったパオのようなテントの中に美しい虹がかかる作品など、刺激的な時間を楽しめました。この会場は今回が初めてですが、大成功と言えるでしょう。

神戸ビエンナーレ2011
2011年10月1日(土)~11月23日(水・祝)

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