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2011年8月

2011年8月30日 (火)

信州奈川の“山荘わたり”

Photo  “大和なでしこ”に続くけいママの信州便りは蕎麦! 花より団子か、花も団子もか・・・やっぱりねえ〜信州と言えば蕎麦でしょ? 中でもながわの蕎麦はその質の高さで全国屈指を誇ります。
 この日訪れた温泉宿『山荘わたり』では、この幻の蕎麦を使ったさまざまなお料理を味わえるんです。まずは白樺林を眺めながらゆっくり露天に浸かり、涼やかな高原の風を受けてさっぱりしたところでいざ夕飯の席へ!Photo_6
 採れたてのモロッコインゲンのゴマ和えや赤かぶ、野沢菜といった郷土料理の前菜を楽しんだ後は、蕎麦のクレープ。もっちりした蕎麦の食感と甘みそのタレがとっても合います。 カラリと揚げてある蕎麦がアクセントとなったサラダもカリカリしてなかなか。他にも蕎麦の実粥や岩魚の焼き物など何皿かを味わううちに日はとっぷりと暮れて、窓の外には漆黒の闇が広がります。
Photo_7  そうそう『山荘わたり』のステキなオーナーをご紹介しておかなくては。東京生まれ東京育ちの「わたりさん」は、この地に移り住んで20年弱。都会を知るからこそ、この自然豊かな地の良さを深く理解しておられるのでしょうね。 飾らないおもてなしをモットーに、この地に根付いた美味しいもの、創意工夫を重ねたものなど、どれもほっこり真心が伝わってくるようなお料理ばかりです。
 あっ、ここで突然ですが、NHKの朝の連ドラ「おひさま」をご覧になっていますか? ヒロインの結婚式に「とうじそば」が振る舞われるシーンがあったそうですね。けいママはわたりさんのブログで知ったのですが、ながわ名物がいよいよ全国に!って、期待が高まる。Photo_8
 とは言え、ながわの人々は至って冷静でシンプル。この山深い里で人をもてなす暖かな郷土料理を大事に守り続ける・・・  山荘わたりではこのご当地名物「とうじそば」を味わえるコース料理ももちろんありますよ。「それってどんなそば?」って思われた方。ぜひ下記のわたりさんのブログにアクセスしてみてくださいな。山荘わたりが「旅サライ」に蕎麦が食べられる宿として紹介された記事もご覧いただけます。
 また幻のながわ蕎麦を手に入れたい蕎麦マニアには、山荘わたりの通販サイトもあります。でも出来れば蕎麦の花が咲き乱れるながわに、秋には新蕎麦が味わえるながわに一度お越しくだされ。待ってるだで!(これ、ながわの方言だで)

 信州松本奈川「山荘わたり」ホームページ

 幻の奈川そばについてはこちらをどうぞ
 http://sanso-watari.com/articles/category/soba
 
 

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2011年8月27日 (土)

妄想するラディッシュ

Photo_10  ラディッシュが数十個、ピラミッド状に積み上げられている。外に向かってエネルギッシュにひげ根を伸ばして、このまま宇宙のかなたへ飛んでいってしまいそうな勢いがあります。そう、新型のUFOのように。バックにはターサイが。そしてよく見るとラディッシュの間には可愛い花が顔を覗かせている。ピカピカの床面に映り込んでいるのも、うまい表現だ。画面に深い奥行きを与え、闇の中へ吸い込まれていく感覚を強調している。するとあの先はブラックホールなのでしょうか?
 もうひとつの見方は、謎の生命体。なんかもぞもぞと動き出しそうでしょ。ひとつひとつが単独の生命を持ち、なおかつ集まればさらに強力な別の生命になる。融通無碍というのかカタチもどのようにでも変化し、どこへでも侵入してくる。切ってもいくつにでも分裂し、また集まって一つになる。とんでもなく気持ち悪い、対処の方法を思いつかない、いわば決して敵にまわしたくない類の生物。
 こんな妄想がつぎつぎと湧いてくるのも、志賀伸子さんの陰謀か。じっくり見れば見るほど凝りに凝ったディテールが現れてきて、おもわずニヤリとしているうちにまた新たな妄想へ入り込んでいる自分に気づく。これでは志賀さんの思う壺じゃないですか。

ギャラリーPAXREX
「イメージの領域  Beyond Realism」
2011年8月20日(土)~9月11日(日)
      11時~19時 水曜定休 

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2011年8月24日 (水)

モルテザさんの「どん底より」

Aus_dem_tiefsten 「どん底」と聞けばゴーリキーの戯曲を思い浮かべる方が多いでしょうが、このモルテザ・アリアナさんの作品のタイトル「どん底より」(aus dem Tiefsten)は、ニーチェの著作からだそうです。「Decayー壊れてゆく」というシリーズで人間関係が壊れ、社会が壊れ、国が壊れてゆく現代日本を憂えて創作したうちの一点。ここには自分の立ち位置を見失った現代人が抱える不安や焦燥が取り上げられていますが、決して醜くはない。むしろ限りなくやさしく美しい。
 3.11を経験した我々は、「勝ち組・負け組み」や「下流社会」など20世紀の価値観でのモノの見方を超えて、今までになかった新たな価値観で人間関係や地域社会を再構築していかなければならない。それがどんな思想や価値かはわかりませんが、そこにはきっと効率や進歩、成長といった近代主義の尺度では計れない豊かさや幸せが待っているのでしょう。モルテザさんのこの作品、「未知との遭遇」でUFOに向かって歩いていく人々のように感じました。私も一緒に先へ歩いていきたいと思います。

ギャラリーPAXREX
「イメージの領域  Beyond Realism」
2011年8月20日(土)~9月11日(日)
     11時~19時 水曜定休

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2011年8月21日 (日)

これぞ大和なでしこ!

Photo_2  標高1400mに位置する信州奈川。訪れた8月半ばにはもう、秋の気配が漂っていました。野山にはその訪れを告げる花たちがぽつぽつ。でも可憐なナデシコに出会ったのは奈川高原のとあるファームでした。
 「最近はすっかり改良が進み、和製のナデシコを目にする機会は減ってしまっているんですよ」とファーム経営の奥さま。
 ナデシコと言えば、当然なでしこジャパン! 大震災に泣くこの国に、久々の明るい笑顔をもたらしてくれた彼女たちの活躍で、この花もやたら脚光を浴びているようですが、実は皆さん意外と和製ナデシコを知らない、見てないらしいのです。そう言えば花屋さんでみかけたり、園芸品種として販売されている種類とはちょっと違う。
Photo_3  北半球の温帯域を中心に約300種も存在するというナデシコ科ナデシコ属。その中で日当りのいい山野や河原に生えるカワラナデシコを、ナデシコまたは大和ナデシコと呼ぶそうです。大輪のバラとは対極に位置するような、か細くて、地味で、主張をしないその可憐な姿は、凛とした清らかな美しさを持つ日本女性を称える言葉としても用いられてきましたね。たとえ時代が変わっても、ヤマトナデシコの清楚な姿は変わらない。
「どうぞ、お持ちになって」と、ファームのオーナーが切ってくださったそのナデシコを、高原の緑をバックに窓辺に飾ってみました。
 いいなあ〜大和なでしこは! 小さな花がそれぞれ、ちょっとあっち向いて、こっち向いて、けれど確実に真摯に上を向いている。控えめに寄り添いながら、一つの美を作り上げている。長い時間、すっかり見とれてしまいました。
 と、神戸に戻ってみれば猛暑だ! けれど季節は巡る。神戸の町を見下ろす六甲の山並みにも、秋を告げる草花が咲くことでしょう。今度はどこで大和なでしこに出会えるかな?

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2011年8月18日 (木)

宇宙生命体?えんどう豆?

Photo  ギャラリーPAXREXでは夏休みが明けて、「イメージの領域 Beyond Realism」展の後半が20日(土)からスタートします。中田明さん、モルテザ・アリアナさん、田中新吾さん、志賀伸子さんによるアートなアートな写真展。前半とは作品の入れ替えもしてさらに魅力アップします。
 新たにご覧いただく作品のひとつが、この中田明さんの「彩色菜図ーNo.31」。2年前の個展では大きく引き伸ばされた作品でしたが、今回は8×10の原寸つまり密着で焼いた限りなく緻密な描写力をご覧いただけます。背景のブルーは腐食させた銅板。その銅板をカットした割れ目にスダチを下から覗かせて、まるでさやに入ったエンドウ豆のように見える造形。錆びた金属と押せば汁が飛び出そうな柑橘が放つ強烈なマテリアル感。考古学的な手触りと未来的なスペースファンタジーが同居して、見るものを飽きさせません。写真が薄っぺらな印画紙一枚の世界だということを忘れて見入ってしまいます。これぞ新しい写真アートの可能性。平面作品とは思えない圧倒的な存在感を体験しにPAXREXへ足をお運びください。

ギャラリーPAXREX
「イメージの領域  Beyond Realism」
2011年8月20日(土)~9月11日(日)
      11時~19時 水曜定休

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2011年8月15日 (月)

節電とアイスキャンデー

Photo 今年は去年ほどの記録的な猛暑にはならないのでしょうか? それでも8月上旬まではおおむね涼しかったのが、ここにきて暑さが厳しくなってきました。今のところ危機的な電力不足に陥る心配はなさそうです。これもみんなの節電の努力のおかげ。電車もオフィスもデパートも、いつもより冷房温度は高めですが、なんの不自由もありません。むしろ今までが冷えすぎていました。一枚上に羽織るものを持ち歩かないと困る、なんてね。夏は暑い、これが自然。この機会にエネルギーを使いすぎない生活スタイルへシフトするのもいいかもしれませんね。
 夏が暑いとウマイのがビールとアイスキャンデー。口当たりの柔らかなソフトクリームより、ガリッと噛んでキーンと冷たい塊が食道を下るアイスキャンデーがだんぜんいい。田中新吾さんのこの作品、キラキラと霜をふいたようなシズル感がたまりません。暑い盛りに外で走り回って遊んでいたころを思い出す。熱中症という言葉もない昭和の話。思い切り汗をかいた後はアイスキャンデー。私はスイカよりアイスキャンデーを愛す少年でした。今でもあまりスイカを食べたいとは思わない。たんなる好き嫌いに過ぎませんが・・・。

ギャラリーPAXREX
「イメージの領域  Beyond Realism」
2011年8月20日(土)~9月11日(日)
      11時~19時 水曜定休

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2011年8月12日 (金)

外も中も美しい、合掌造り

Photo ちょっと岐阜県まで足を延ばして合掌造りの集落、白川郷へ。世界遺産に登録されているチョー有名な場所。やはり一度は見ておかなくっちゃね。というわけで暑い中、出かけました。
 茅葺きの屋根の下、三角形の内部を見学すると柱や梁を縄で縛って固定している。きっと釘や金具を使うより雪の重みや地震の揺れにも柔軟に対応できるのだろう。そんな構造の話は専門家に任すとして、どうです、黒光りした柱と真新しい縄の対比が美しいでしょ。調和の取れた色味がリズミカルに繰り返されて快い。Photo_2分厚い茅葺きと3層になった高い屋根裏空間のおかげで、外の猛暑とは違って中はひんやり涼しい風が抜けていく。冬は逆に温かいのでしょう。ぜひ一度秋のドブロク祭りの時に訪れたいものです。
 合掌造りって屋根が手を合わせて合掌するカタチに似ているから名付けられたんですってね。知らなかったぁ。でも聞いてみれば当たり前、きわめてわかりやすい。ああ、自分の無知が情けない。村の人たち総出で屋根の吹き替えをしている光景をTVで見たことがありますが、維持には大変なご苦労があるのでしょうね。でもがんばって世界に誇る素晴らしい建築文化をいつまでも残してください。

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2011年8月 9日 (火)

バルサ、イニエスタ選手のワイン

Photo  2010ワールドカップ、岡田監督が率いる日本代表が予選リーグを突破して見事ベスト16へ進出しました。先日のなでしこジャパンもそうですが、昨年も眠いのをガマンしてTVで応援したものです。で、優勝したのは? 華麗なパスサッカーで新しい潮流をもたらしたスペイン。そして決勝のオランダ戦、0ー0から延長で斜め右から強烈な決勝ゴールを決めたのがイニエスタです。ヨーロッパチャンピオンリーグを制したFCバルセロナでメッシ、シャビと並ぶ中心選手でもあります。Photo_2
 そのイニエスタ選手が作った(関わった?)ワインがこれ。なんでもイニエスタの実家はワイン醸造にかかわりがあるそうです。バルセロナに住んでいる友人が日本に里帰りし、お土産に持って来てくれたのです。さっそくいただきました。ウーン!おいしい。2010年産の若いワインですが、スミレの香りがするしっかりしたいい味です。ほら、ラヴェルにちゃんとINIESTAと書いてあるでしょう。ハートをアレンジしたマークも可愛い。中のコルクにもハートがデザインしてあって。凝ってます。Photo_3 ただし、これを飲むとサッカーがうまくなるという保証は残念ながらございません。
 もうひとつバルサのネタを。久保建英くんという10歳の少年が世界の頂点に立つFCバルセロナと契約したという。昨春ベルギーで開催されたヨーロッパの名門クラブが集うUー9の大会で、FCバルセロナスクールの一員として出場した久保くんはチーム19得点中12ゴール2アシストをあげ大会MVPに輝いた逸材らしい。次の次、あるいはその次のワールドカップで日本をぜひ優勝へ導いて欲しいものです。その暁にはイニエスタ・ワインで祝杯を!
 

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2011年8月 6日 (土)

志賀さん、メロンの人ってどんな人?

Photo  「メロンの人」と名付けられた志賀伸子さんの作品。ということは頭の部分はメロンなのでしょう。肩にかかる洋服のようなショールのような、これは白菜ですね。頭の上に伸びたオバQの毛が三本を長くしたようなのは、花でしょうか。
 この奇妙な、それでいてなぜか気になる造形は、じっと見ているとレンブラントの肖像画のように見えてくるから不思議だ。暗い背景の中に斜め上からの照明で浮かび上がる姿は、高位聖職者や貴族が画家のアトリエで気取ってポーズを取っているとしか思えない。こんな妄想は一度起こってしまえばいくら振り払おうとしてもダメだ。もうそうとしか見えなくなる。
 ヤレヤレ、野菜のオブジェが人に見えてしまうなんて困ったものだが、日本語の言い回しでも「ボケナス」や「ダイコン役者」など野菜で人を表す伝統もあるから、それほどムチャな話でもなさそうだ。(品のない言葉でごめんなさい) そしてそれは日本に限らず世界の人たちにも通じるユーモアのようです。志賀伸子さんはチェコやベトナム、アルゼンチンなどでも個展を開催して好評を博しているのです。この感覚、あなたはどう受け取られるでしょうか?

ギャラリーPAXREX
「イメージの領域  Beyond Realism」
2011年7月23日(土)~8月9日(火)
     8月20日(土)~9月11日(日)
11時~19時 水曜定休

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2011年8月 3日 (水)

信州・奈川でトレイルラン

Photo  「トレイルランって何?」「ええっ?トレイルランをシランか?」
 シラン、シランっていう方、ご注目あれ!
 最近あちらこちらの山で、よく走ってる人いるでしょ?・・・ はあ、やっぱりシランか?
 では、山ガールならぬ山おばさんのけいママからお答えしましょう。
トレイルランとは、アスファルトで整備された道路ではなく、木や草に囲まれた土の道を走ることです。
 リュックを背負ってえんやこら、一歩ずつ山道を登るけいママのそばを、軽やかなウエアーに身を包んだ若者が、ラン、ランと走り抜けて行く。
 「フ〜ム、ランランと目が輝いて!流行なんやねえ〜」と、思っていたら、けいママの第二の故郷である信州の山里・奈川にもそのブームは到来しておりました!
 この秋、記念すべき第一回目の大会が開催されるそうなんです。標高1672mの野麦峠が舞台。Photo_2 乗鞍岳や北アルプスを見渡すことが出来る全国屈指の眺望を満喫出来るコースに、ランナーたちがやって来る!ってことで、小さな村は今その準備の真っ最中です。
 その昔、人々は野山を行き交い峠を越えた・・・ ふと足を止めて見渡すと、青空をバックに受けて気高い山々の峰が連なっていた。それは美しい1枚の絵となって、さわやかな感動をもたらしてくれた。
 そして今もやっぱり、足下に土を感じて草の匂いに喘いで体を動かすことに、きっと体は心地よく反応するんだね。
 奈川でのトレイルランでは、大会と同時にグリーンストック(植樹活動)も行われます。イベント参加者には苗木がプレゼントされ、持ち帰って自宅に植えても、あるいは野麦峠に植えてもいいそうですよ。
 トレイルラン初めての人も大歓迎って事で、けいママもランランその気になってきた?
  詳しいことは下記にアクセスしてください。そしてぜご参加を!
  
 野麦峠トレイルラン2011 古道を走ろう
 開催日 2011年10月2日(日)雨天決行 ※受付10月1日(土)
 開催会場 長野県松本市ながわ〜野麦峠周辺(岐阜県高山市高根町)

 
 
 

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