水の精霊は、どこに棲む?
もしも水の精霊がいるとしたら、ヘドロまみれのドブ川よりこんな清らかな水の中にいて欲しい。科学的にはH2Oなのだからすべていっしょ、不純物やゴミが多いか少ないかの違いだけ、なぁんて言っちゃぁおしまいよ。そもそも「科学的」という言葉は現代日本を築く信仰のように使われて来ましたが、実は科学的客観性を欠いたまま使われている場合もある、ということがバレてしまいましたね。これからは科学と同じく効率や進歩など、西洋近代主義を学んで生まれた現代日本の価値観のすべてを、見直さざるを得ないでしょう。
とまぁわたくし、最近サイエンスや科学者を信じられなくなりました。ええ、あのフクシマ以来。あるいはサイエンスと教え込まれていた事象のいくつかは偽サイエンスだったのか、とも感じてしまいます。 というわけで、サイエンスよりもファンタジー。知識よりも想像力。清らかな水にはきっとピュアな精霊が宿る、と固く信じるに至ったしだい、ハイ。この展覧会のタイトル「水のすみか」とは、森善之さんが訪ね歩いた美しい水の精が住んでいる特別の場所をさしているのかもしれません。
※6月18日(土)14時~20時 19日(日)15時~19時
作家の森善之さんがギャラリーに来られます。
ギャラリーPAXREX
森善之 写真展 「水のすみか」
5月28日(土)~6月19日(日)
11時~19時 水曜定休
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