摩耶山ふもとの"茶畑と茶室”
新緑が美しい今は、新茶の季節でもありますね。で、今日は先日摩耶山で見つけた茶畑と茶室をご紹介。ご存じない方、ちょっとした神戸の穴場ですぞ!
神戸摩耶山は信仰の山、いくつかの登山道ルートがありますが、その中の一つ青谷道をゆらり登っていくと、突如山道沿いに現れる茶畑と、風にたなびく「お茶処」の旗。この存在を全く知らなかったけいママはビックリ! 実はここ、知る人ぞ知る神戸唯一のお茶畑だった・・・ 「神戸産のお茶を作りたいと、30年前に父が開いたんです」と、応対して下さった若主人。春日野道で「静香園」という名の茶舗も経営されています。
それにしても洋菓子のイメージが強い神戸で日本茶?と思いきや、明治の頃神戸は茶葉の産地として有名だったんですって! 春日野道から王寺公園の辺りは一面の茶畑で、神戸港からの輸出第一位がお茶だったとお聞きして、またもやビックリしてしまいました。 谷間で霧が発生しやすい上、砂地なので水はけもよく、静岡や宇治に負けない栽培環境だそうですよ。
茶畑の中には、風が吹き抜ける気持ちの良さそうなお茶室があって、お菓子と一服のお茶を楽しむことが出来ます。そして八十八夜以降、茶畑は一般にも開放され茶摘み体験も可能。ただここで採れるお茶は、新茶の頃に全て売れてしまうそう。 というわけで、この日頂いたのは滋賀県で栽培されているという、長年親しまれてきた看板商品の『静香かりがね』。玉露系の茎が混じり、まったりとした甘み。ポットから何度もお湯を注ぎ、何杯も美味しく頂きました。お茶の合間におまんじゅうを頬張って辺りを見渡せば、何だか不思議な感じの別世界。
バス道をちょっと離れて山に分け入るだけで、まるで遠い場所に旅行した気分になれます。
初めてお邪魔したのは4月半ばでしたが、ウワっ!気が付いてみると八十八夜はもう過ぎてしまったぞ! 早く大人気の新茶をゲットしに行かなくては。そしてついでに摩耶山参り。美味しい食べ物があれば、ついつい吊られて出掛けますよね。
茶室 静香亭
神戸市灘区原田字小屋場大原
Tel 078-222-0007
神戸市バス2系統「青谷」バス停下車
青谷川沿いの旧摩耶街道を徒歩20分
不定休
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