じわぁ~っとくるミュンヘン
川沿いの小道の向こうから何か物思いに耽りながら歩いてくるのは、ベートーベンか?ゲーテか? そんな想像をしてしまいそうな小林鷹さんの一枚。ドイツのミュンヘンだそうです。小雨に舞い散る落ち葉。ゆったりカーブした土の道。200年前から何も変わっていないに違いない、こんな風景が心に深く染み入ります。
今回の展覧会パクコレvol.2「ながめ」で思うのは、別に名所旧跡の風景に価値があるのではないということ。むしろ見過ごしがちな何気ない風景、どこにでもありそうな、でも探すとなると意外に難しい、そんなながめに出会ったときにこそ感動を覚えるのではないでしょうか。行ったことがなくっても、なぜかホッとする、癒される。美味しい白ビールでも飲みながら、ただボ~ッと眺めていたい、そんな気になりませんか。
有名な風景はテレビや雑誌でよく紹介されるので、行こうと思えば容易に行けます。でも、見れば見るほどさりげない良さがじわぁ~っと湧いてくるような景色を発見するのは、かなり見る目が必要だと思う。小林鷹さんはそんな風景を見つける達人なのだ、きっと。PAXREXでTAKAさんの視点を確かめてください。
PAXREX5周年記念
パクコレ vol. 2 「ながめ」
4月16日(土)~5月15日(日)
11時~19時 水曜定休
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