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2011年5月 8日 (日)

ラヴェンナのモザイク

Photo  1,500年以上も前のモザイク壁画がきれいに、本当にきれいに残っています。アドリア海に面したラヴェンナという小さな街は、初期ビザンティン美術の宝庫。狭いエリアにぎゅっと美が凝縮された宝石箱のようなこの街は、ヴェネツィアからボローニャ、フィレンツェへと向かう幹線から外れているため、少々行きにくい。それとイタリアで美術と言えば、まず古代ローマ遺跡かルネサンス。だからなかなかビザンティンまで手が回らない、という方も多いことでしょう。でも、1日寄り道しても十分価値があると思います。
 モザイクという技法は絵画表現のなかで、いちばん長持ちします。いっさい色落ち、色あせがない。フレスコ画も油絵も、痛みが激しいのでつねに修復する必要があります。イタリアは古い価値のある美術品を多数持っているので、修復が終わるという事はありません。終わったと思った頃には、以前きれいにした作品をまた修復しないといけなくなっています。その点、色の石や色ガラスを貼り付けて制作するモザイクは、永遠に色が変わることがない。壁から剥がれ落ちない限り。
 この赤松章さんの「サン・ヴィターレ聖堂」の内部も、それは素晴らしいものです。緻密な描写と鮮やかな色彩。今回は「ながめ」がテーマなので外観作品を展示していますが、中のモザイクは平凡社から出版された作品集「ビザンティン美術への旅」をPAXREXでご覧ください。

PAXREX5周年記念
パクコレ vol. 2 「ながめ」
4月16日(土)~5月15日(日)
11時~19時 水曜定休

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