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2011年5月

2011年5月31日 (火)

木祖村にて“base”のディナー

Photo  新緑の信州を訪れた大きな目的の一つは「baseのディナーが、食べたいディナ〜!」
 以前かぜくさ便りの「信州にて絶品イタリアン」でご紹介した、ちっちゃな、ちっちゃなイタリアンのお店「base」(バーゼ)は、じわりじわりと評判になりつつあります。
 準備のためディナーのご予約は一週間前にとおっしゃるオーナーの言葉を受けて、なんと一ヶ月前から予約! 気合い満々です。「苦手のモノがあれば、事前に・・・」と、これまた細やかな心使いのメールをいただいて、期待は高まるばかり。Photo_2
 しだれ桜が美しい木祖村の夕暮れ、まずテーブルに出された前菜の「ティジェッラと生ハム」。うすいパンのようなティジェッラ(Tigella)とは、エミリア・ロマーナの食べ物で言わばイタリア版おやきだそうです。baseでは、御岳のふもとで採取されたという石の上で焼かれているんですよ。やさしい味で前菜にはピッタリです。
 その後「岩魚と春の野草のフリット」「鴨胸肉のサラダ仕立て」と3種の前菜が出て、さらに3種のパスタ料理に続くんですが、生パスタはbaseの真骨頂でしょうか。キタッラ(イタリア語でギターの意味)に、野生猪の赤ワイン煮込み。Photo_3 いったいどれほど手間ひまかけて準備してくれはったんやろ?と、感激で泣きたくなるほど旨いのです! とろけるのです!
 若きオーナーの2人が修行を積んだボローニャは、有名なボロネーゼソースを生んだイタリアを代表する美食の町ですが、日本人にはちょっと重いって感じが、たまに? でもbaseの料理はとても軽やか。チーズや胡桃などの濃厚な食材を使っているにもかかわらず。
 それはきっとイタリアンのbase(基礎)を大切にしながらも、ナショナリティーを考慮し、また地元の味を生かしているからでしょう。Photo_4 少しも急がず、時間をかけて食へのこだわりを表現していきたいという「base」のポリシーは、流れるように、メイン料理の島豚のローストへと繋がって行きます。地方名産のワサビ菜も、しっかりサラダになっておりました。そしてドルチェは、このお店にはなくてはならない存在である清水牧場のフレッシュチーズを使った一品。ミモザの黄色い花をイメージしたそうです。
 いやはやランチもいいけど、やはりシェフお任せのディナーは「base」の凄さを実感出来るディナー♪

 base(バーゼ)
〒399-6203 長野県木曽郡木祖村小木曽1786
Tel 080-5674-3936
e-mail ciliegie@msn.com
※ランチ、ディナー共に要予約。週末にはパンの店頭販売もあります。

 

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2011年5月28日 (土)

水のすみか water in a small glass

Photo        永遠無常に巡りゆくもの
       かたちというものを持たず
       流れ、留まり、混ざりあい、凍りつき
       そして空気の中に姿を消す

       生きているすべてのものは水そのもの
       永遠無常に巡りゆく

       さまざまにかたちを変え
       虫となり魚となり鳥となり蛇となり人となりながら
       ひと滴の水が土へ落ちて消えていくように
       やがて空気の中に姿を消す

       光さす山深い谷川の 澄みきった清冽な水

       いつの日か
       死という出口を通りぬけ
       私の中にある水は きらきらと陽の光を浴びながら
       あの谷川の流れの中を流れゆく

       そんな一杯の水が 今 喉の中を流れてゆく

                             森 善之

ギャラリーPAXREX
森善之 写真展 「水のすみか」
5月28日(土)~6月19日(日)
11時~19時 水曜定休

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2011年5月26日 (木)

まもなく森善之・写真展です

Egara02 この地球は水の惑星。雨が降り、川が流れ、海に注ぐ。蒸発して雲になり、凍って氷になる。液体、気体、固体・・・さまざまにカタチを変え、姿を見せたり隠れたりしながら、しかしあまねく存在する水。宇宙の中でこんな星がどれぐらいの割合であるかは知らないけれど、あまり多くはないでしょう。
 思えば私たちの体も70%は水でできている。犬もネコも、虫も鳥も魚も、高くそびえる木々も可憐な草花も、みんな水がなければ生きていけない。他の星の生命体は水以外の何かで成り立っているのかもしれないが、地球の住人にとっては、まさにイノチの水。あらゆるところ、あらゆる生き物が「水のすみか」なのです。
 写真家・森善之さんは、地球を循環する水のさまざまな姿をまるで輪廻を見つめるように撮影しました。見るものの心をやさしく癒し、その潤いがつぎつぎと伝播ししていく、そんな水をテーマにした展覧会。28日土曜日スタートです。

ギャラリーPAXREX
森善之 写真展 「水のすみか」
5月28日(土)~6月19日(日)
11時~19時 水曜定休

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2011年5月24日 (火)

奥脇夫人の「ボタンの指輪」

Photo_2 その卓越した美意識と、完成された技法、見る者を圧倒するパワー・・・ フォトグラファー奥脇孝一氏の作品の魅力は計り知れません。
 そしてその作品の一番の理解者である奥脇夫人・卓子さんもまた、独自のセンス、美しいモノを選び取る眼力をお持ちの方。そんな卓子さんが、この度「ボタンの指輪作家」としてデビュー。現在大阪天満橋のボタンアクセサリーのお店で開催されている展覧会に、作品を出品中です。Photo_3
 「子供の頃からボタンを集めるのが大好きだったんです」。そんな卓子さんの元に集まって来たボタンの数々。遠い異国のモノ、アンティークのもの、ふと街角で見つけたモノ、心に描き続けてやっと巡り会ったもの。やがて選ばれし数々のボタンは、卓子さんの美意識に火を付けたのでしょう。何かを訴えたのでしょう。
 「ボタンを使って、あくまで指輪なんです。それ以外のものは作りたいと思わないんです」。卓子さんの元で2つ、3つと組み合わせられ、指輪になって輝きを放ち出したボタンたち。
Photo_4  全ての作品にビシッと貫かれている“卓子流”には参った〜!グラデーションで組み合わされたものもあれば、あえて違うトーンをえらんだもの。そして名前も付いていますよ。そよ風とかブーローニュとか・・・小さなボタンの中に、ちゃあんと独自の世界があるんです。
 卓子さん自身がボタンの魅力を「2cm足らずのカタチの中に、その時代を映し出すデザインや細かな技法がちりばめられている」と、評しておられますが、よくもまあ、時代を超えて、場所を越えて、こんな風に出会うものです。マッチングするものです。その偶然が必然性へと変化して、確固たるオリジナリティーを持つ作品になって行くんですね。やっぱり、何か似てるなあ。奥脇氏の「HANA」シリーズが世に出る過程と。Photo_5 選ばれし「HANA」が、ファインダーを通して、本来あるべき姿を越えた“美”へと変化していくサマと。
っと、さすが奥脇スタジオのサポート体勢も万全ですよ。カタログ写真やブランド名を記したイメージ写真は、アシスタントの三木君によるもの。ちなみに「SECONDARIO」は、脇役という意味のイタリア語です。でも時には主役になり・・・ 。はい、いつも奥脇スタジオで脇役としてご活躍の卓子さんが、ここでは堂々の主役です。
 作品は全てオリジナルワンですからね。皆さん、お早めに。ちなみにけいママも2つゲットしました♪卓子流作品のディスプレーや、(作品お買い上げ時の)ラッピングもセンス抜群!

 アトリエ作家の夏の手仕事展
 SECONDARIO by Takuko
 5月23日(月)〜6月4日(土)
 11:00〜18:00 日曜定休
 
 Maruzen Button Gallery
 ボタンアクセサリーのお店 BotaBuro
 〒540-0034
 大阪市中央区島町1-1-2丸善ボタンビル1F 
 京阪電車・地下鉄谷町線天満橋駅4番出口すぐ
 Tel 06-6942-2261
 Fax 06-6943-5257
 
 

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2011年5月21日 (土)

摩耶山ふもとの"茶畑と茶室”

Photo  新緑が美しい今は、新茶の季節でもありますね。で、今日は先日摩耶山で見つけた茶畑と茶室をご紹介。ご存じない方、ちょっとした神戸の穴場ですぞ!
 神戸摩耶山は信仰の山、いくつかの登山道ルートがありますが、その中の一つ青谷道をゆらり登っていくと、突如山道沿いに現れる茶畑と、風にたなびく「お茶処」の旗。この存在を全く知らなかったけいママはビックリ!
Photo_2  実はここ、知る人ぞ知る神戸唯一のお茶畑だった・・・ 「神戸産のお茶を作りたいと、30年前に父が開いたんです」と、応対して下さった若主人。春日野道で「静香園」という名の茶舗も経営されています。
 それにしても洋菓子のイメージが強い神戸で日本茶?と思いきや、明治の頃神戸は茶葉の産地として有名だったんですって! 春日野道から王寺公園の辺りは一面の茶畑で、神戸港からの輸出第一位がお茶だったとお聞きして、またもやビックリしてしまいました。Photo_3 谷間で霧が発生しやすい上、砂地なので水はけもよく、静岡や宇治に負けない栽培環境だそうですよ。
 茶畑の中には、風が吹き抜ける気持ちの良さそうなお茶室があって、お菓子と一服のお茶を楽しむことが出来ます。そして八十八夜以降、茶畑は一般にも開放され茶摘み体験も可能。ただここで採れるお茶は、新茶の頃に全て売れてしまうそう。
Photo_4  というわけで、この日頂いたのは滋賀県で栽培されているという、長年親しまれてきた看板商品の『静香かりがね』。玉露系の茎が混じり、まったりとした甘み。ポットから何度もお湯を注ぎ、何杯も美味しく頂きました。お茶の合間におまんじゅうを頬張って辺りを見渡せば、何だか不思議な感じの別世界。2 バス道をちょっと離れて山に分け入るだけで、まるで遠い場所に旅行した気分になれます。
 初めてお邪魔したのは4月半ばでしたが、ウワっ!気が付いてみると八十八夜はもう過ぎてしまったぞ! 早く大人気の新茶をゲットしに行かなくては。そしてついでに摩耶山参り。美味しい食べ物があれば、ついつい吊られて出掛けますよね。

 茶室 静香亭
 神戸市灘区原田字小屋場大原
 Tel 078-222-0007
 神戸市バス2系統「青谷」バス停下車
 青谷川沿いの旧摩耶街道を徒歩20分
 不定休

 
 
 

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2011年5月18日 (水)

第2回 義援金のご協力に感謝します

Photo_2  4月16日(土)から開催していましたパクコレvol.2 「ながめ」展も、おかげさまで無事に終了しました。今回も売り上げの10%を日本赤十字社を通じて東日本大震災で被災された方々に寄付させていただきました。ご協力いただいた皆さまに心からお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
 もう震災から2ヶ月あまり。しかしまだ復旧の手が届いていない地区もあります。原発に苦しめられ続けている地域もあります。これから始まる本格的な生活復興には、長い時間と大変な努力が必要でしょう。これらの苦難の前では、この義援金などほんとうに微々たるものだと承知しております。しかし小さな気持ちでもたくさん集まれば大きな流れになる。長く続けば大きな力になれる。そう信じています。東北の皆さまが歩き出す一歩の横には、いつも私たちが一緒にいるという気持ちを、いつまでも持ち続けたいと思います。また被災者の皆さまには、希望を見据え一歩一歩前に向かって進んでいただくことを願っています。

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2011年5月15日 (日)

スタイリッシュな猫雑貨店

Photo  世の中、猫も杓子も猫好きとは限らない。でも猫ちゃんと暮らす、猫ちゃんが居ないとどうしようもない・・・猫可愛がりの人はたっくさん居る、居る。今日はそんな人たちが泣いて喜ぶ猫雑貨のお店をご紹介しますね。
Photo_2 大阪の元ギャラリー箱/2のオーナー夫妻が、この度「La Maison du Chat Noir」と改称して猫雑貨店をオープンされました。さすがセンス抜群のお二人が仕掛けたお店! 猫に小判、猫に鰹節は昔のお話。
 スタイリッシュな猫ちゃんにピッタリ似合いそうなグッズが溢れる店内。オシャレな女の子のシュシュかと思いきや、猫ちゃんの首輪は、作家さんにお願いした特注品! 「ペアーで付けられるように、ただ今飼い主さん用も準備中なんです」と、オーナーのお言葉。そっかあ、やっぱり始めに猫在りきなんだ。Photo_3
 作家ものと言えば、ガラスのボールペンを創るアーティストが手がけた猫ボールペンもあります。中には、何と猫ちゃんの毛玉が入っています。うちの愛猫のを入れて欲しいと、特注も可能だそうですよ。
 また「これといったいいモノが売ってないから」と、オーナー自ら制作した猫グッズもあります。ラベルにはもちろん愛猫の写真が! 撮影はフォトフラファーでいらっしゃるオーナー夫人ですよ。
Photo_4  ご夫妻のお宅には、総勢5匹の猫ファミリーが、日夜走り回っているようで、そんな日常から生まれた、思いついた、こんなんあったらいいなを形にした猫目線のグッズばかり。
 オーナーは以前から「猫と暮らす」家具まで制作・販売されていて、雑誌でも取り上げられているんです。お二人にとって猫の子一匹も居ない世界は考えられない?
 さてさて猫ちゃんとはたいして縁がないけいママも、いくつかの猫グッズをゲット。Photo_5 ふとレジ横を見ますと、PECHUキューピーの猫バージョンが! 「お店のオープン祝いにPECHUさんが創ってプレゼントしてくれたんです」って。
 猫ファンならずとも楽しめる空間。5月には作家モノ猫グッスの展覧会「猫ふんじゃったなギャラリーたち」も開催されます。猫ファンが押し掛けて、猫の手も借りたいかな?

 La Maison du Chat Noir
 大阪市中央区道修町1-3-4 
 セイワビル1F(廣田デザイン事務所内)
 Tel 06-6125-5345
 12:00~19:00
 定休日 日・祝日・不定休
 
 オーナー夫人のブログで、スタイリッシュな猫たちの日常を発信中。
 猫日和 花日和 甘味日和 「タンポポの毛玉
 
 
 
 

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2011年5月11日 (水)

ミニマリズム?ホワイトアウト?

Photo  「これはもう現代アートですね」と、ご覧になった方が感嘆のタメ息をつきながら言われます。藤井保さんのTSUGAIKE Ⅲ。雪面の白と空の色がほとんど同じトーンになっている。そのなかに、なだらかな稜線のカーブが見えてくる。雲の表情も見えている。
 藤井さんがここまでシンプルかつミニマルに雪を捉えるのは、青い空と真っ白な雪で表現される観光ポスターや絵はがきの陳腐さに我慢ならないからだろう。本当の美しさを求めて要らないな要素をそぎ落としていって、最後に残る「積雪」という自然現象あるいは日本の雪のエッセンスが1枚に凝縮されている。なんともいえない微妙な淡いトーン。一見何もないように見えて、じつは凹凸のディテールや雪に埋もれた地面の気配まで極めて緻密に描写されている。
 「藤井さんがシャッターを切られる状況は、我々にとっていちばん危険な時です」と登山家が言うような悪天候の下で、この作品も撮影されたに違いない。ホワイトアウト。でも不思議なことにまったく寒さや恐怖を感じない。むしろ大いなる自然の懐に抱かれた、安らかな気分すら感じられる。自然と対峙する考えを捨てると、人間の都合ではない自然そのものが持つ、いわば善悪を超えた清らかな美しさに到達するのかもしれませんね。

PAXREX5周年記念
パクコレ vol. 2 「ながめ」
4月16日(土)~5月15日(日)
11時~19時 水曜定休 

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2011年5月 8日 (日)

ラヴェンナのモザイク

Photo  1,500年以上も前のモザイク壁画がきれいに、本当にきれいに残っています。アドリア海に面したラヴェンナという小さな街は、初期ビザンティン美術の宝庫。狭いエリアにぎゅっと美が凝縮された宝石箱のようなこの街は、ヴェネツィアからボローニャ、フィレンツェへと向かう幹線から外れているため、少々行きにくい。それとイタリアで美術と言えば、まず古代ローマ遺跡かルネサンス。だからなかなかビザンティンまで手が回らない、という方も多いことでしょう。でも、1日寄り道しても十分価値があると思います。
 モザイクという技法は絵画表現のなかで、いちばん長持ちします。いっさい色落ち、色あせがない。フレスコ画も油絵も、痛みが激しいのでつねに修復する必要があります。イタリアは古い価値のある美術品を多数持っているので、修復が終わるという事はありません。終わったと思った頃には、以前きれいにした作品をまた修復しないといけなくなっています。その点、色の石や色ガラスを貼り付けて制作するモザイクは、永遠に色が変わることがない。壁から剥がれ落ちない限り。
 この赤松章さんの「サン・ヴィターレ聖堂」の内部も、それは素晴らしいものです。緻密な描写と鮮やかな色彩。今回は「ながめ」がテーマなので外観作品を展示していますが、中のモザイクは平凡社から出版された作品集「ビザンティン美術への旅」をPAXREXでご覧ください。

PAXREX5周年記念
パクコレ vol. 2 「ながめ」
4月16日(土)~5月15日(日)
11時~19時 水曜定休

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2011年5月 5日 (木)

ウフィッティ美術館のガードマン?

Photo Il guardiano degli Uffizi(ウフィッティの警護隊長)と題されたマルコ・マイアンティの作品をご覧ください。フィレンツェのウフィッティ美術館をシニョーリア広場のほうからアルノ河方面を見て撮影されたもの。光の感じからは季節は春先、時刻は夕方と思われますが、どうでしょうか。光と影の絶妙のバランスと、奥行きを強調するパースのつけかたで、どんどん奥へ歩いて行きたくなる気分にさせる作品です。
 マルコのフィレンツェ・シリーズは、どの作品も彼がよく言うバランス感覚がバツグンです。日本人は構図の話になると、間(ま)とか空気感とかともすれば感覚的な言葉で済ませてしまいますが、イタリア人のマルコは違います。例えばこんな具合に論理的に説明する。「この人物の左に伸びるこの影が右の大きな暗部とバランスを取っている、だからこの作品はクオリティが高い美を生み出している」、とまあこんな感じ。
 私たちが「ほら、わかるでしょ、この空気感がいいでしょ」的になるのは、同質の人たちだけで社会を形成してきた歴史のせいかもしれません。いろんな民族との関係の中で鍛えられ研ぎ澄まされてきたイタリア文化の底力は、言葉できちんと主張しないと伝わらない、というところからスタートしているのでしょう。直感と論理。お互い足りない部分は見習わなくっちゃね。

PAXREX5周年記念
パクコレ vol. 2 「ながめ」
4月16日(土)~5月15日(日)
11時~19時 水曜定休 

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2011年5月 2日 (月)

じわぁ~っとくるミュンヘン

Munchen  川沿いの小道の向こうから何か物思いに耽りながら歩いてくるのは、ベートーベンか?ゲーテか? そんな想像をしてしまいそうな小林鷹さんの一枚。ドイツのミュンヘンだそうです。小雨に舞い散る落ち葉。ゆったりカーブした土の道。200年前から何も変わっていないに違いない、こんな風景が心に深く染み入ります。
 今回の展覧会パクコレvol.2「ながめ」で思うのは、別に名所旧跡の風景に価値があるのではないということ。むしろ見過ごしがちな何気ない風景、どこにでもありそうな、でも探すとなると意外に難しい、そんなながめに出会ったときにこそ感動を覚えるのではないでしょうか。行ったことがなくっても、なぜかホッとする、癒される。美味しい白ビールでも飲みながら、ただボ~ッと眺めていたい、そんな気になりませんか。
 有名な風景はテレビや雑誌でよく紹介されるので、行こうと思えば容易に行けます。でも、見れば見るほどさりげない良さがじわぁ~っと湧いてくるような景色を発見するのは、かなり見る目が必要だと思う。小林鷹さんはそんな風景を見つける達人なのだ、きっと。PAXREXでTAKAさんの視点を確かめてください。

PAXREX5周年記念
パクコレ vol. 2 「ながめ」
4月16日(土)~5月15日(日)
11時~19時 水曜定休

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