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2011年4月23日 (土)

ギャラリー&カフェ「みずたまや」

Photo_2  再開発で賑わう大阪・梅田界隈。人混みを抜けて東へ・・・LOFTの横を通って中崎町辺りまで行くと、そこはほっこり別世界。瓦屋根の古い家がポツポツと立ち並ぶ一角に、ギャラリー&カフェ「みずたまや」がオープンしました。コピーライター&クリエイティブディレクターでいらっしゃる女性オーナーは、ひろパパが広告代理店のサラリーマンだった頃からのお付き合い。いつもニコニコ笑顔がとってもステキな方です。
 古い町家の良さをいかしつつ改造された空間。なが〜い廊下の壁面を飾るアートは、オーナーが以前から大ファンだったと言う田島周吾さんの作品。ゆるゆる光る青と金の岩絵の具がとてもキレイです。画材はいかにも日本画ですが、そのタイトルは卓上で遊ぶ静物たち、そして卓上に住む静物たち。Photo_5 「うん? おい、おい、静物たち!」と、思わず声を掛けたくなるような愛らしさ。静物とはいかに? 描かれたモノたちが、楽しそうに軽やかに動き回っていそうな、世にも不思議なワンダーランド。
 と、「みずたまや」と名付けられたこの場所自体もワンダーランド。本棚にはさまざまなジャンルの本があるわ、あるわ。片隅にはオーナーが取り寄せたこだわりのハチミツや塩やらが販売されているわ。Macの上に、止まったままの古い掛け時計があるわ。オーナーが譲り受けたという、貴重なヨーロッパのアンティーク・オルゴールの音が響くわ。
 そしてこだわりカフェでは、現地直送の名水"黒部の湧き水”使用の珈琲と紅茶! それは「みずたまや」と言う店名にも関係しているそうですよ。喉を潤す一滴のしずくを大切にってことでしょうか。また水面に落ちたみずたまが、ゆっくりと波紋を広げていくように、なが〜く愛されるお店に・・・と、言う想いもあるそう。Mizutamaya
 クリエイターとしてあちらこちらの取材で飛び回る日々の中で、オーナーが見つけたいいモノ、その感性に触れるモノ。ずっとあたためて持ち続けてきた思いやアイデアが溢れる空間は、田島周吾さんがキャンバスに描く世界と相通じます。アート観賞の後のお食事も楽し! カフェにてオーナー手作りの、チョーこだわりカレーを待つひろパパ、すっかりくつろいでおうちに居るみたいでしょ? みなさんも梅田の雑踏がいやになったら、ぜひ中崎町へ。
 「みずたまや」へ。

 ギャラリー&カフェ みずたまや
 〒530-0016 大阪市北区中崎3-2-18
 Tel 06-6292-4646 Fax 06-6292-4848
 営業時間、定休日についてはホームページでご覧ください。

 ギャラリーオープニング企画
 「田島周吾・日本画展」は5月16日まで
 周吾さんのお父様でいらっしゃる田島征彦さんの「絵本の集い展」も同時開催です。
 
 
 
 

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