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2011年3月 9日 (水)

小林鷹さんの和花

43  日本の山野草を自然に生えているそのままの姿で表現したい。小林鷹さんが行き着いた方法は、背景を自分で描いてスタジオで書割のようにし、その前にホンモノの野草(これは早春に可憐に咲くカタクリです)を立ててストロボで撮影する、というもの。自然のままに見える方法が、人工的に作りこまれた環境だった、というおもしろさ。よくアマチュアの方のグループ展で見かける望遠レンズで背景をぼかした花の写真。わざとらしくて不自然でイヤでしょ。自然の中ではどうしても不要なものが写ってしまうから、しようがないのでしょうが・・・。
 自然のままが良い、演出しないのが良い、そんな頑迷な思想がいまだ日本の写真界に蔓延していますが、鷹さんは見事に裏切ってくれました。ドキュメンタリーと言う名の呪縛から開放されないと、日本の写真は生き残れない。もちろん事件などを伝え記録するための報道写真は別ですよ。ここでは、あくまでアートとしての話。キャパはアートではないけれど、記録写真としては意味がある、ということです。
 話が横道にそれてスミマセン。鷹さんの独創的な手法をもっと詳しく知りたい方は、3月12日(土)からPAXREXで丁寧にご説明します。

PAXREX 5周年記念
パクコレ vol,1「はな」
3月12日(土)〜4月10日(日)
11時〜19時 水曜定休 

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