これは鳳凰でしょうね
この作品はキラキラ輝く薄紫っぽい微妙な1色で描かれた鳳凰。手塚治虫の「火の鳥」を思い出します。最初から鳳凰を描こうと思ってこうなったのか、それとも描いているうちに鳳凰のようになったのか。いちどPECHUさんに聞いてみましょう。1色で描くとヘタすると単調になってしまうが、これは全然そうではありません。キラキラ具合の変化で印象が変わるし、うまい余白(余黒?)の取り方で今にも飛び立ちそうな躍動感がある。
今回のオリジン展は、描かれているものが「鳳凰だね」「これは蝶々だよ」というように具体性のあるタイプと、抽象的なパターンで構成され「なんかマヤ文明みたい」だとか「この斜めの構図が好き」といった感覚で捉えるしかないものとがある。でも、どんな色で描こうとも、どんなカタチを描こうとも、すべてPECHUさんだけの独創的な世界になるのがスゴイ。
見ていただいたお客様のそれぞれの印象をお聞きするのは、本当に楽しみ。へえ、そんな見方もできるんだと感心することもしばしばです。ぜひあなたも語りに来てください。
ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「オリジン」
2011年1月15日(土)~2月27日(日)
11時~19時 水曜定休
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