トルコでじゅうたん
パックツアーと言えばお土産屋さん? 連れて行って頂くのか、連れて行かれるのか? まあ、どっちでもいいじゃん? カッパドキアでのじゅうたん工房見学はとても楽しめましたもん♪ まず我々を出迎えてくれたトルコ人責任者。その日本語の流暢な事と言ったら! それもそのはず、彼はこのセンターと地元の大学で日本語を教える先生。この工房はそんな役割を担っている場でもあったんです。
まずは彼の説明に聞き入ります。この地方において、女性が作るじゅうたんはいかに貴重な現金収入になって来たことか。またよいじゅうたんを作ることこそが、女性にとって良縁に恵まれる条件であったことなどなど。 ハア〜、ヘエ〜と聞き入っているうちに、彼のレクチャーは最近横行している偽物と本物の見分け方へと進んでいきます。その間何人かのスタッフによって、大広間にバッサ、バッサと広げられるじゅうたん。「どうです? どっちが本物か分かりますか?」 ふ〜ん、なんかこんなテレビ番組があったよな。
で、やっぱり本物っぽいのが実は偽物で・・・多くのタレントが間違うのだ。我々もやっぱり間違うのだ。 本物は何と、火を付けても燃えないんですよ! 驚きのパフォーマンスの後、グサリと一言。「いいですか? 皆さん、騙されたらあきまへんで〜」。 お言葉に全員大きく頷く中、「ここでお買い上げになれば、絶対大丈夫!」と、レクチャーは美しきクライマックスへと続くのです。
確かにあなたのおっしゃる通り。ザッツ・ライト!
美味しいチャイや飲み物をご馳走になって、結局何枚かのじゅうたんが海を渡って、日本の家屋に敷かれることになりました。めでたし、めでたし。(けいママんちには、ちょっとゴージャス過ぎて断念、残念!) さて皆さんのお買い物も無事に終了し、気持ちのいい中庭で休んでいる時、トルコ人ガイドのトンさんに見せていただいた一冊の本。そこには先ほどのペラペラ日本語の先生の写真が! プロフィールを読むと、彼こそ昔日本に留学していた頃トルコ風呂という呼び名で広まった風俗営業を、名称を改めさせるべく奔走した立役者だったんです。 トルコと日本。2つの国をこよなく愛する彼は、ひたひたとこの地方にも押し寄せる温暖化の影響を懸念しつつ、素晴らしいじゅうたんの技術を継承し、またその価値を正しく伝えていこうと日夜努力なさっているようです。 ってわけで大満足のトルコじゅうたん工房訪問記! いやあ〜、パックツアーってなかなかいいですよね。けいママ、かなりハマりそうですわ。
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