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2010年9月

2010年9月30日 (木)

信州にて絶品イタリアン

Base  いやはや書き出したら止まらなくなってきたけいママの「信州ながわ物語」。やっぱりこれもご紹介しなきゃ。今の世の中、ネットで美味しい所を見つけて「よっしゃあ〜!」って馳せ参じてくださる方、居ますもんね♪ まあ、神戸からはちょっと遠いですけど・・・。
 はい、信州の山ん中、木曽郡木祖村に出現した、ちっちゃい、ちっちゃいイタリアンのお店。席数は6です、6。その名をイタリア語で「base」(バーゼ)。英語読みだとベース。Base_6 土台とか基礎とか。実はこの店名を聞いた時にピンと来ました。多分店主はイタリアにて修行を積んで、そして故郷に戻ってイタリアンの店を・・・。ピンポーン♪大当たり。
 海を渡って遠く異国にて食を学び、そして見えて来る故郷の良さ。店名に込められた思いは”基礎を大切に、そしてbaseを土台に進化していけるよう努力を重ねていくこと。" Base_7
 ランチメニューの中から注文した自家製パスタ・タリアテッレの豚肉ラグー。うん?店主の修行の地は北イタリア? またまたピンポーン♪ ボロネーゼで有名な美食の町ボローニャでした。
 しかし同じく自家製パスタのコルドネッティとは何ぞや? ちょっと縮れていて食感がいい。フレッシュトマトのソースとも相性抜群。聞くと"靴ひも”って意味だそうです。知らなんだあ〜。勉強になりました。Base_8
 パンも自家製。フォッカッチャやチャバッタなどイタリア独自のパンをこの地で味わえるなんて! わたくしけいママ、ながわに通うようになって20数年になりますが、夢のような出来事です。そしてデザートには以前ご紹介した「清水牧場」の乳製品がふんだんに使われていました。
「あの牧場のおかげで、ずいぶん助かっています」という店主。base、清水牧場、そしてsolnteと小さなネットワークが繋がってきました。Base_9 緑の木々と爽やかな空気に包まれた信州には、豊かな食材と、木が育んできた文化、そして何よりここで育って来た、その良さを知り尽くしてきた命の繋がりがあります。
 新しい形式の店がオープンしていく一方で、昔ながらの美味しい食べ物もまた見直され、脚光を浴びていることがうれしいですね。信州ながわにてけいママ一句。
「蕎麦畑 白き花を眺めつつ 味わう 異国のカフェは 奥深き味なり」あっは、おそまつ!
 

 base(バーゼ)
〒399-6203 長野県木曽郡木祖村小木曽1786
Tel 080-5674-3936
e-mail ciliegie@msn.com
※ランチ、ディナー共に要予約。週末にはパンの店頭販売もあります。

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2010年9月27日 (月)

信州ながわの"栄町的クラフトショップ”

Solnte  信州の山深く、のどかな集落ながわに、一軒だけあったスーパーマーケットが店終いして久しいです。と、今回その前を車で通ってみたら何と!おしゃれな看板に遭遇。
「craftshop・solnte」? 滅多に若者に出会えないこの辺りで、この横文字は大丈夫なんだろか?と、訪ねてみました。Solnte_2 店内にはお盆や箸置きなどの木製品、あるいは陶器など・・・。「ええっ!栄町のお店みたい! こ、こんな田舎に栄町が!(ながわの皆さん、ごめんなさい)」と心底驚いてしまったけいママは、店の若きオーナーを質問攻め。
「この店名は?」
「ええ、天然木の特長は環境や年数と共に“反り”が生じることなんです。この味わいを大切にモノを作りたいなって。僕は新潟出身なんでその方言から“反るんて(solnte)”って名付けました」。うわあ、いいネーミングだ。これだけでオーナーのモノ創りへの優しさとセンスを感じる。
Solnte_7 「1階はさまざまな作家さんの作品を扱うクラフトショップなんですが、2階に自作の家具を展示していますので、よかったら」と、いうお誘いを受けて仕事場を抜け、上がってみますと、これまたガア〜ン! 北欧アンティーク風な中にも、独自な和のテイストを取り入れた家具類が出迎えてくれました。
 オーダーを受けて制作されたという机は引き出しの部分がユニーク。「お子さんがプリント類を整理しやすいようにと。うちのテーブルをご覧になってあんな風にと、ご依頼を受けました」。
 なるほど、家具は見かけプラス使いよさ。椅子の高さ、生活様式など北欧風をそのまま持ってきてはいかんて。Solnte_8 ここのオーナーと奥様は、その家具がしっくり馴染む空間と、そこに暮らす人への思いやりを頭に置いて家具創りをするんて。そして日々を重ねて使い込んで、長い年月の中で木はソルンテ(solnte)。
 窓から見える山々の緑はまるで1枚の絵のよう。秋の気配を感じる風が入り込み、おだやかな時間が流れました。 そっかあ〜、スーパーマーケットが木の工房に変身とは!意外な展開でした。そのうちモノ創りを目指す若きクリエーターたちが、どんどんながわに集まって来たりして・・・。そう話すとオーナーからまたまた意外な話が!
「お隣の藪原にイタリアンの店が出来たんですけど、ご存知ですか?」 え、ええっ!蕎麦屋でなくてイタリアン? そんなそばにイタリアン?
 と、これまた急きょ出掛ける事になりました。次回は蕎麦畑に出現した絶品イタリアンのお店をご紹介。フウ〜、やるなあ信州ながわ・・・。

craft shop solnte (ソルンテ)shimada-kagu
〒390-1611 松本市奈川990-22
Tel&Fax 0263-79-2883
営業時間などは、ホームページでご確認下さい。

※ギャラリーPAXREX今後の展覧会予定
 志賀伸子 中田明 森雅美
 「写真をアートに…3人の流儀」展
 2010年10月2日[土]~10月17日[日]

 
 

 

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2010年9月24日 (金)

松本市美術館の草間彌生

Photo  松本市美術館へ「草間彌生 魂のおきどころ」を観に行きました。さっそく前庭の巨大なオブジェが出迎えてくれる。カラフルな花々には、もちろんトレードマークの水玉が。展示室ではおなじみのカボチャの連作をはじめ、鏡をうまく使って無限に水玉(色電球)が広がるインスタレーションなど、知っていてもやはり現物を前にするとオモシロくて興奮させられる作品の数々。
 「前衛の女王」と呼ばれてNYで活躍していた頃の過激なパフォーマンスを知らない若い世代からも、最近また脚光を浴びている草間さん。KDDIのケータイにもなっていましたよね。作品名にも使われている「Dots Obsession」でもわかるように、小さい頃から水玉の強迫観念にとり付かれていたそうです。早い話がビョーキだった? その辺にいる人たちと同じ精神構造では世界的なアーティストにはなれない、ということなのか。
Photo  際限のない増殖、連続・・・。論理を超えた感覚の奥深いところを揺さぶる独特のオモシロさを言葉で表現するのは難しいが、めまいの快感がもたらす新しい知的体験、とでも言えるのではないでしょうか。
 外に出てもう一度庭のオブジェをじっくり見ようと美術館の横手にまわると、こんなコカコーラの自販機とベンチがあるじゃないですか。ここは入場料の要らない場所。でも思いがけない出会いで、中の展示よりもっと感動しました。やるなあ、松本市美術館! いま開催中の「あいちトリエンナーレ2010」では、草間さんの水玉模様の「プリウス」が3台、会場間を運行しているそうですよ。興味のある方はぜひ。無料だけれど予約が要るそうな。

松本市美術館
草間彌生 魂のおきどころ
長野県松本市中央4-2-22
Tel. 0263-39-7400

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2010年9月20日 (月)

藤井保さんがグランプリのADC展

Adc いまPAXREXで「モノクローム」展を開催中の藤井保さんがADCグランプリを受賞され、その展覧会が大阪で始まりました。それにしても2003年、2006年、そして今年と3回ものADCグランプリ、本当にすごいですね。今回はAsahiKASEIの新聞広告とTV-CM(藤井さんはムービーも撮られます)。電気や水資源、温暖化などをテーマに旭化成の技術力を訴える企業イメージアップのシリーズです。皆さまもきっと目にされたことがおありでしょう。
 それらをはじめ受賞作、優秀作を集めた展覧会が、7月の東京に続いて大阪で。約10,000点の応募作から選び抜かれた作品の数々が展示され、日本のアートディレクションの最前線を一堂に見ることができる年に一度のチャンスです。10月30日(日)まで開催されていますので、お時間のある方はぜひご覧ください。オモシロいですよ。
 場所は地下鉄四つ橋線「なんば」駅から歩いて5分のdddギャラリー。以前は堂島・電通の隣にありましたが、移っていますのでお間違いなきよう。
 「ESUMI」の装丁をされているアートディレクター葛西薫さんもADC会員賞を受賞され、受賞作が展示されていますので、こちらもお見逃しなく。

dddギャラリー
大阪市西区南堀江1-17-28 なんばSSビル
2010 ADC賞展
2010年9月14日(火)~10月30日(土)
11:00~19:00   日・月・祝 休館

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2010年9月17日 (金)

藤井保「ESUMI」の黒と白

 藤井保さんの名作写真集「ESUMI」(リトル・モア)。三宅島ロケとスタジオ撮影の2部構成で、女優の江角マキコさんの内から湧き上がる存在感を格調高く捉えています。装丁は葛西薫さん。Esumi  藤井さんも江角さんも「いわゆるタレント本にはしたくないよね」と意見が一致。すべてを撮ると言う意味で、ヌードも自然な流れで決まったそうです。三宅島の溶岩が冷えて固まった地球の原初のような荒々しい風景に、柔らかい、しかしバレーボールで鍛え上げられた筋肉質の美しい肉体が溶け込んだロケ写真。それに対して黒バックのスタジオ撮影のヌードには、闇に浮かび上がる魂の叫びや女の情念が息づいている。
Esumistudio  全身の様々なポーズをはじめ、手、眼、肩などからだの部分を黒バックで撮影した作品が続いた最後のページに、1点だけ神々しく輝く白バックの裸身があります。黒と白の対比。喜び、哀しみ、怒りなどの中で日々をおくる生身の女から、ついに女神に昇華する、そんな印象を持ったのは私だけでしょうか。藤井さんが「一過性の話題の中で消費される写真を超えて、百年、二百年先の時間を見つめたものになっていくことを実感しています」というオリジナルプリントを、ぜひPAXREXでご鑑賞ください。

ギャラリーPAXREX
「藤井保/モノクローム」展
9月9日(木)~9月26日(日)
11時~19時 水曜定休

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2010年9月13日 (月)

「鷹の渡り」を見学!

Photo  日本全国名所旧跡多々あれど・・・ 毎度信州へ出掛けるけいママ。今回も夏の短い休暇はやっぱりここでした。2010年・冬編に続いてお送りする「信州ながわ物語」の夏編! まずはご当地の耳よりニュースをお届けします。
 で、信州ながわっていったい何処? う〜ん、上高地からも乗鞍高原からも安曇野からも微妙に離れてます。だから人が来ない。行楽シーズンもガラガラ・・・ し、しかし9月中旬から秋が深まる頃まで“あるもの”を観るため、この小さな村に全国各地からたくさんの人が押し寄せるんです。それはいったい?
Photo_2  実はながわの白樺峠付近は、鷹の渡りを見る絶好スポットとして知る人ぞ知る名所。よく晴れた日には「サシバ」「ハチクリ」「ノスリ」などのワシタカ類が上昇気流を巧みに利用しながら次々に渡っていく。時には何百羽もの「タカ」が途切れることなく、まるでその様子は川の流れのように。何年か前には一日だけで何と7千羽以上に達したこともあるそうです。
 猛暑厳しいこの日、時期的には少し早いのを承知で「たか見の広場」を目指しました。するとポツポツと愛好家の皆さんが思い思いの場所に陣取ってカメラを設置。ただひたすら「ワシタカ」を待っておられました。Photo_3 目の前には雄大な山々が連なり、抜けるような青空。まさに大自然が創り出したパノラマビュー。「ほら、あの山あいから湧き出るようにワシやタカが群れをなして渡って行くんです」。そう、我々に親切に説明してくださった男性はこの時期には、毎週末ここに。ボランティアで広場の整備もなさっているとか。確かに自然界のドラマティックを一度目撃したら病み付き? 我々のようなにわかバードウオッチャーも、筋金入りのナチュラリストへと変貌していくのかもしれません。
Photo_4  残念ながらこの日は一羽だけの雄姿を見るに留まりましたが、聞くと「サシバ」という種類だとか。日本では4月頃夏鳥として渡来し、秋には沖縄、南西諸島を経由して東南アジアやニューギニアで冬を越すそうです。何と長い、険しい道のりでしょう。いったいどんな鷹か、案内パンフレットの写真を貼付けますね。 いつかはけいママも壮大な「鷹のワタリ」に遭遇したい。ご興味の在る方、ぜひこの秋お出掛け下さいね。

※秋の飛来中は「ワシタカを観るツアー」も開催されています。
 詳しくはながわ観光協会までお問い合わせ下さい。Tel 0263-79-2125

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2010年9月 9日 (木)

藤井保さんの"この1枚”

Tokachi_river  9日からギャラリーPAXREXでは藤井保さんの「モノクローム展」が始まりました。現在広告カメラマンとして日本最高と称される藤井保氏。今日はその作品群の中で、ぜひぜひご覧いただきたい1枚を選んでみました。
 ピンホールで60秒露光して撮影した作品からは、永遠の時間が感じられます。タイトルは「TOKACHI RIVER」。これって、北海道の十勝川のことです。たいていの方は「ええっ!日本なんですか?」と驚かれます。「今のうちに、この国をちゃんと撮っておきたい」と、カメラを担いで日本全国を廻られる藤井さん。その作品はまさに「現在の水墨画」と称されていますが、実際にオリジナルプリントに接してみてください。その精緻さに、その奥深さに驚かれることでしょう。
 筆を使って描く世界。カメラを使って捉える世界。表現の手段なんて関係ない。ただその作品を通じて人を感動させるって、こういう事なんだと納得していただけると思います。
 写真集は本屋さんで手に取る事は出来ますが、オリジナルプリントはここだけ。西日本ではPAXREXだけの取扱いです。
「この1枚」だけでも、わざわざ厳しい残暑の中、足を運んでお越しいただく価値有り!と自信を持っております。ぜひ!

ギャラリーPAXREX
「藤井保/モノクローム」展
9月9日(木)~9月26日(日)
11時~19時 水曜定休

 
 
 

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2010年9月 5日 (日)

はらドーナッツのカフェ・豆茶

Photo  今や安心おやつとして東京にも進出、大人気の「はらドーナッツ」。元町商店街に面した支店にはカフェも併設されています。今日はマダムひろこと、ランチメニューをチェック。
ドーナッツ店をぐるっと回りこんだ路地側に小さな看板があり、2Fに続く階段がありますよ。
_edited1   その名を「カフェ 豆茶」。なるほど、ネーミングうまいなあ。
はらドーナッツって、神戸・湊川で昭和43年より営業を続ける老舗、原とうふ店の豆乳とおからを使って作られているわけで、ポイントは豆! 豆がなきゃ豆腐や、おからや豆乳は生まれない。
 で、このカフェのメニューも豆をまめまめしく使ったヘルシーなものばかりです。Photo_3 けいママが注文したのは「豆腐の裏ごしとろみ丼」。とろろご飯の絹ごし豆腐版ってところでしょうか。とにかくあっさりしたものが食べたいという時に最適。塩昆布や生姜、煮豆が味のアクセント。大豆は畑の肉と言われていますからね、たんぱく質もちゃんと取れます。
 一方マダムひろこの注文した日替わり豆乳キッシュ、カロリーの高いキッシュも豆乳使ってカロリーダウン。Photo_4 そのうえ新鮮野菜サラダが山ほど! スープはもちろん豆のポタージュ。
それにしても商店街を見下ろす窓際の席は、とてもとても栄町的。料理の器も、店内のインテリアも、これまたとても栄町的。
だけどここはPAXREX前の乙仲通りではなくて元町通り。アーケードのある商店街を行きかう人々を見ながら、食後のコーヒーを・・・。Photo_5  あらまっ!コーヒーに添えられたのはミルクではなく、豆乳。小さなお豆の可能性は限りないね。体にやさしい食を皆が求める時代だね。ランチの後のおやつは、もちろんはらドーナッツで決まりだね。

カフェ 豆茶
〒650-0022 神戸市中央区元町通2-4-8 はらビルヂング2F
Tel  078-392-1582
11:00~20:00

 

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2010年9月 1日 (水)

藤井保/モノクローム展、9月9日(木)から

 今年の初めには毎日デザイン賞受賞と言う大きなニュースが飛び込んできた藤井保さん。毎日デザイン賞は毎年、ファッションや建築、広告や映像など、さまざまなデザインの世界でもっとも貢献した人や団体に与えられる賞で、過去に三宅一生さんや安藤忠雄さんも受賞されています。ADC賞グランプリや朝日広告賞、毎日広告デザイン賞、日経広告賞など数え切れないほどたくさんのギョーカイのすごい賞を獲ってきている藤井さんに、もっと広い世界での評価が加わりました。
Mtunzen_edited1  受賞理由は「大気の陰影をとらえた一連の写真」。空気写真家とも称される藤井さんにはぴったりですね。目には見えないはずなのに、その場の空気が感じられる奥深い写真表現。他の追随を許しません。何度もその撮影現場に立ち会ったのでわかりますが、緻密な計算と粘り強く待つ姿勢、一瞬の偶然をも見逃さない瞬発力がこのような素晴らしい作品を生み出すのです。
Esumi_sky  9月9日(土)からPAXREXでスタートする展覧会は、この藤井保さんのモノクローム作品にフォーカスしました。女優・江角マキコをロケとスタジオで撮った名作写真集「ESUMI」から。あたかも神の視点で眺めたような日本の自然を収めた作品集「カムイミンタラ」から。どちらも藤井さんみずから現像・焼付けした美しいオリジナルプリントを展示します。 ※勝手ながら9月8日(水)までは臨時休業いたします。

ギャラリーPAXREX
「藤井保/モノクローム」展
9月9日(木)~9月26日(日)
11時~19時 水曜定休

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