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2010年6月15日 (火)

ヴェネツィアのビザンティン美術

Photo   ビザンティン美術の華、モザイクの最も優れた成果の一つがヴェネツィアにあります。サンマルコ寺院内部の金色に輝く壁面です。ビザンティン帝国との(またその滅亡後はオスマン帝国との)交易で巨万の富を築いたヴェネツィア共和国。サンマルコ寺院をはじめ、いろんな建築物にトルコやアラブの影響が見て取れます。屋根のカタチ、アーチ型の窓。そして街の人々の顔立ちや言葉にも、西洋にありながらオリエントの雰囲気が色濃く感じられる。
 塩野七生さんの『海の都の物語』や『コンスタンティノープルの陥落』を読むと、ヴェネツィア人がどのように生まれ、どう考え行動してきたか、そして何を残してきたかがよく分かります。気候風土、地政学的な条件。世界の広さを知り、異文化にも理解を示す。だからマルコ・ポーロが出てきたのでしょう。ヴェネツィアが栄えある大国からイタリアの一地方になった今も、カーニバルやレガッタで往時の賑わいを保っている。あ、そうそう、最近の百年ではビエンナーレでアートの世界をリードする顔がありますね。これもヨーロッパとアジアの要素を併せ持つビザンティン文化に親しく接し、異なる文明の架け橋となったヴェネツィアならではのイベントじゃありませんか。 (写真は赤松章さんの作品)

ギャラリーPAXREX
小林鷹、マルコ・マイアンティ、赤松章
写真展「ヨーロッパの光」
2010年6月12日(土)~7月13日(火)
11:00~19:00 水曜定休

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