« トルコでじゅうたん | トップページ | アートな広告に見るW杯 »

2010年6月27日 (日)

赤松章さんの「慈愛のキリスト」

_edited1  トルコ・イスタンブール観光の目玉の一つがアヤ・ソフィア大聖堂。床から天井まで55mの高さのドームを持つ巨大な建築です。ビザンティン帝国の頃は、ローマ・カソリックに対し東方教会の本拠として繁栄しました。オスマン・トルコはビザンティン帝国を滅ぼした時、あまりにも立派な当時世界最大のアヤ・ソフィアを破壊しなかった。そしてキリストの生涯などを描いたモザイクの上に漆喰を塗り、幾何学模様の美しいタイルを張って、モスクとして使用したのです。
 第一次世界大戦に破れてオスマン帝国がなくなり、トルコ共和国が誕生する。トルコ共和国は宗教と政治を厳格に分離し、アヤ・ソフィアも宗教とは関係のない博物館にしたのです。その時タイルと漆喰をはがして、元のモザイクを表に出したのが今ある姿です。博物館なのでここにはどんな宗教の人も見物に来ます。だから、ほら、このようにイスラムの人たちがキリスト像の前で記念撮影をしたり・・・。なんだか微笑ましいですね。この背景の壁に見えるキリスト像が世界でもっとも慈愛に満ちあふれた表情をしている、と言われています。赦しのシンボルでもある「慈愛のキリスト」のアップのお顔は、ぜひPAXREXでご覧ください。モザイクの一つ一つのピースまで見えて、これを作った昔の芸術家・職人たちの情熱と信仰心が伝わってきますよ。

ギャラリーPAXREX
小林鷹、マルコ・マイアンティ、赤松章
写真展「ヨーロッパの光」
6月12日(土)~7月13日(火)
11時~19時 水曜定休 

|

« トルコでじゅうたん | トップページ | アートな広告に見るW杯 »

展覧会情報[2010]」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/180264/48654160

この記事へのトラックバック一覧です: 赤松章さんの「慈愛のキリスト」:

« トルコでじゅうたん | トップページ | アートな広告に見るW杯 »