マツバラさんの展覧会
フォトグラファー・マツバラさんの展覧会が、ご近所のGALLERY301で開催中なのでお邪魔しました。
日がさんさんと降り注ぐ白い空間に飾られた作品の数々はスタイリッシュで、モダンで、さすが!かっこいいなあ・・・って、それだけでは終わらないぞ。帰れないぞ!
マツバラさんに勧められるままに虫眼鏡で熟視してみたら・・・。何と細やかな線が彫り込まれている事でしょう! そしてさらに勧められるままに、作品にそおっと触れてみたら、当然掘られた部分はデコボコ。それ以外の部分はツルン!
彼は、一貫して写真という手段を使って、さまざまな表現の可能性を追求するアーティストです。その被写体とは?
一度屋外パーティーでご一緒した事があるんですが、途中激しい夕立に見舞われ、その後現れた澄んだ空の青さを皆が見上げる中、彼はひたすらコンクリートの地面にまだらに現れた水たまりに心を奪われていました。
そう、彼は壁のひび割れ、光や水、うごめく影などをファインダーを通して切り取り、そして今度は己の写真を削り取ったり、彫り込んだり。一瞬を切り取るはずの写真に込められた深い「時の刻印」が、展覧会のテーマです。 また案内ハガキにはこうあります。「意識、無意識・・・。コレくらいの意識と無意識の割合で、写真からイメージを彫りだすアソビです」。あの〜“コレ”と“アソビ”がカタカナ表示なのは無意識ですか? 意識的ですか?
ともあれ彼の作品には、花も風景も人物も写ってないのに、アネモネのようだと思ってみたり、いや楽し気とか切ないとか、そんな感情までをも感じるのはいったい何故?
一筋縄ではいかない、心の奥底に潜む意識と無意識を、さてあなたはどんな風に意識し、また作品を前にしてどんなひとときを過ごすでしょう?
今回の作品の何点かは、トラス構造とやらの額入り。これまたマツバラさんがCadre.Fの福岡氏と共同で制作。すでに商品化されて、ショップでの販売予定もありとの事です。
GALLERY301
Masatake Matsubara Exhibition
時の刻印
5月25日(火曜日)まで
12:00〜18:00(水曜定休)
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コメント
はじめまして。
【神戸ブログポータルサイトKO-CO】運営事務局の中畑と申します。
http://www.ko-co.jp/
突然のメールを大変失礼致します。
神戸での情報配信をされているようで、
是非こちらでもブログ書いてください^^
投稿: 神戸ブログポータルサイトKO-COです。 | 2010年5月21日 (金) 10時28分
メール、またブログのお誘いを
大変有り難うございました。
さっそくサイトを覗かせて頂きました
栄町・乙仲通り界隈は、神戸の中でも
とりわけトレンディーな注目エリア!
また皆さんに喜んで頂けるような情報を
そちらでも紹介出来ればと思います。
どうぞよろしくお願いします
投稿: けいママ→中畑さま | 2010年5月21日 (金) 14時49分