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2010年4月18日 (日)

長谷川等伯に会いに行く

「烏鷺図屏風」 いま京都国立博物館で『没後400年 長谷川等伯』展が開催されています。日本の絵画史上の最高傑作「松林図屏風」を見に行かなくっちゃ、と京都まで出かけました。お昼前に着くと、80分待ち。係りの人に聞くと、今がピークとのこと。で、先に食事を済ませ1時間ほどしてから出直すことにしました。すると50分待ち。正解です。これから行かれる方は、午後からの方が比較的空いているようですよ、並ぶのはしようがないけれど。
ゆったりと佇む白鷺  「楓図貼付」(下50cmほどがカットされたそうだが・・・)や「松に秋草図屏風」など金碧障壁画は、桃山時代という日本美術史の黄金期を代表する作品。豪華絢爛、美への熱情がストレートに伝わってきて気持ちがいい。
 これら有名どころの素晴らしさは言うまでもありませんが、今回の展覧会で長谷川等伯との新しい出会い、驚き、感動は「烏鷺図屏風」と題された水墨障壁画でした。6曲1双、左がカラスで右が白鷺。激しく動く黒いカラスとゆったりと佇む白鷺が対になり、装飾的に、ユーモラスに、とてもオシャレに表現された作品。激しく動く黒いカラスとこの後、尾形光琳、葛飾北斎と続いていく洒落っ気、あるいはデザイン性が日本美術の大きな特徴だと思います。明治以降はこんな良さが失われているように思いますが、いかがでしょうか?
 さてさて、お目当ての「松林図屏風」は最後の展示室。やはり素晴らしい。一気呵成に描き上げた筆の勢い。ディテールは荒っぽいのだけれど、全体のかもし出すトーンは繊細。見物客がいっぱいいても一瞬にして空気が変わる。藤井保さんの写真にも、これに通じる魅力があります。
 長谷川等伯展は5月9日(日)まで。主催者は「国宝3点、重要文化財30点を含む代表作のほぼ全てを公開する」、と謳っております。

没後400年 特別展覧会 長谷川等伯

京都国立博物館
没後400年 特別展覧会 長谷川等伯
4月10日(土)~5月9日(日)
9時30分~18時 月曜休館

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