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2010年3月18日 (木)

RAI CAFE のカレー

栄町ビルディングのRAI CAFE  ギャラリーPAXREXの前を乙仲(おつなか)通りと申します。神戸港がにぎわった頃に海運業者などが入居していたレトロなビルが今も点在。中でも「栄町ビルディング」は、そのシンボル的存在です。
 古びた階段を上っていくと、小さな雑貨店や洋服屋さん・・・。そして2Fにはひっそりと息をひそめるように「RAI CAFE」があります。窓際に面したカウンター席。調和のとれたインテリア。ぬくもりのある空間。そしてこれぞ栄町!どんぴしゃ!って思うのが、このカフェのオーナーさんです。
RAI CAFE のカレー  けいママが初めてこのカフェを訪れたのは、昨年の改装前のもっと前。ところがそんな気がしないんですね。扉を開けて入って来るお客を何の気負いもなく迎え入れる。お人柄そのものが、このカフェの居心地のよさを物語ってくれます。
 この日は名物のカレーをオーダー。口の中でとろけそうなチキンと、じんわりした控えめな辛さが絶品です。サラダのドレッシングは、クリーミーなソースにナッツ類が混ぜてあって、もっと食べたいとくせになる美味しさ。着古したサリーをリメイクした布 オーナーはかつて世界中を旅しておられたようで、スパイスには精通されているよう。
 と、お腹も脹らんで食後のチャイをすすりながら、店内をよくよく見渡せばかなり混沌とした雑貨が並んでいます。無造作に積まれた古布は、着古したサリーをリメイクしたもの。日本の刺し子、欧米のキルトのように、人々に伝わっていくモノ創り、そこに込められたモノを大切にする心は、万国共通なんですね。Raicafe_5
 またオーナーが最近買い付けに行かれたのはフランス。いかにもそれっぽいガラス食器の他に、棚には十字架、そして入口付近にはマリア像。今回のモノ探しテーマが“宗教”だったと伺って納得しました。それにしてもオーナーに見出され海を渡ったマリア様。まさか安住の地がアジア圏の小さな港町のカフェだったとは、お釈迦様でも気がつくめえ〜・・・って、入口付近にはマリア像 不思議な世界観を感じるカフェ。
 それはたぶん、この空間の主がブレる事なく自分の好きなモノ、好きな事を追求して行く結果生まれたものなんですね。次回はスイーツを食べに来ます。もちろんゆっくり時間がある時に。

RAI CAFE
神戸市中央区栄町通3-1-7栄町ビルディング208
Tel 078-331-6228
12:00~21:00(ラストオーダー20:00)
定休日 木曜日
 
 

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