不器用な鍋に捧ぐ愛
なべオタク・けいママがお届けするなべシリーズ、今回は前回の新顔と打って変わって、古いも古い!かれこれ30年以上前、けいママがお嫁に来る時持参したなべをご紹介します。
直径22㎝、ちょっと厚手のアルミ製の片手鍋。レストランの厨房なんかにずらっと並んでいたりする、スタンダードなタイプです。嫁いだばかりの頃はシチューもカレーも、このなべで作っていました。うん?わりと小食だったんだろか?この大きさで間に合っていたんだ!
そのうち家族が増えてこれじゃ無理になり、大きさもまた素材も違うなべたちが我がキッチンに仲間入り。この子の出番はどんどん減ってしまったのであります。
ところがです!今もトマトソース作りの時には必ず登場。何でだろ?他のなべで作って見たことはあるんですが、どうも様子が違う。味が違う。
で、気が付いたこと。最初のニンニクの炒め具合、ソースが煮詰まっていく具合。それら一連の過程をこのなべの中で完結する作業として記憶しているんですね。火加減、トマトを加えるタイミング、水分の減り具合、それらは全てこのなべとけいママとの共同作業と言っても過言ではない・・・ と、言うわけでトマトソースが欠かせない我が家の食生活においては、結局それしか出番がなくてもポジションを与えられるこのなべ。
ふ〜む、人間社会にもありがち?「おれってさ、これしか出来ないんだよな」。「そうさ、それでいいじゃないか!おまえにしか出来ない事なんだぞ、これは!」・・・ って。
ではでは、トマトソースの作り方です。オリーブ油大さじ2〜4でつぶしたニンニク2片をゆっくり炒め、香りが移ったらトマトの水煮缶(400g)2缶を加え、弱火で30分位煮る。
たったこれだけ?あっ、はいこれだけ。でも何百回と作っていますよ。みそ汁はひどいもんだが、トマトソースだけは誇れる!傍らで不器用ななべがほほ笑んでおります。「あんたも同類じゃん?」
| 固定リンク
「けいママ・キッチングッズ」カテゴリの記事
- 我が家のマグカップたち(2018.01.04)
- キッチングッズ・3連発(2016.08.03)
- アルミ製の小さなザル(2016.06.25)
- イタリアからやって来たなべ(2016.06.19)
- バターケースの選択(2013.12.12)
「けいママ・クッキング」カテゴリの記事
- 皆がよろこぶ・コブサラダ(2017.01.19)
- 松本市・波田の絶品長芋で「ふわふわ焼き」(2017.01.07)
- 生姜保存食の3連発(2016.08.21)
- Suicaとスイカとスイカサラダ(2016.08.12)
- ジンジャーシロップでジンジャーエール(2016.07.13)
コメント