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2010年3月12日 (金)

「狼と桜」展、日本人の美意識を映す鏡

本田かな写真展「狼と桜」  天気予報で桜前線の話題が出るようになりました。今年は暖冬のおかげで少し早めでしょうか? 日本では「花」と言えば「桜」。 花見と言えば桜を愛でる宴をさすように、桜は花の代表です。これは平安時代からのようですね。なぜ西行は桜の下で死にたかったのか。太閤秀吉が栄華の頂点で催した花見で見たものは。戦争と結びついた散りゆく美学。大学受験ではサクかチルか一喜一憂。桜は古来より日本人の心を捉え、美意識の形成に深く関わってきました。そして時代の意識を映し出すシンボルとして、聖と俗、繁栄と死、相反するさまざまな役割を付与されながら、いまも特別な存在であり続ける。
 桜餅を食べたり、小学校でもらう「たいへんよくできました」のハンコも桜だったり。 寅さんの妹も「さくら」です。どれも梅ではダメなのだ、桜だからこそ私たちの気持ちが動く。うれしい、悲しい、つらい、面白い・・・いろんな想いが重層的に現れる桜。それも時代と共に変化する。個人個人でもそれぞれ違う。桜が内包するイメージの幅広さと可能性が、本田かなさんが今回の展覧会のテーマに選んだ理由でしょう。本田かな写真展「狼と桜」
 ギャラリーPAXREXでは、一足早く明日3月13日(土)からお花見が始まります。豪華絢爛に咲くか、滅びの美学が漂うか、はたまた飲めや歌えの大騒ぎとなるか。イメージの衝突とイメージの融合から、新たなイメージの創造を得意技とする、本田かなさんの21世紀の「桜」像。夢と現実のはざまに浮かび上がる不思議なイメージが満開です。

ギャラリーPAXREX
本田かな写真展 「狼と桜」
3月13日(土)~4月18日(日)
11:00~19:00 水曜定休

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