ちょっとブレーク“あるふぁべっと”
ここんところの「かぜくさ便り」、毎日PECHU作品“あるふぁべっと”を一日一膳ならぬ“一日一作品”としてご紹介しています。気が付いていただいてるかな? で、作品の下に書かれているワードは何? それはですね。PECHUさんがオリジナル原画の裏にちょこっとメモ書きしたものです。たとえば「A」にはAPPLE ANGEL・・・
これをご紹介するのがいいのか、悪いのか実は迷うところ。と、言うのも描いた本人が、実はもうあまり明確には記憶していない(笑!) 「ええっと、何て単語を記してましたっけ?」みたいな感じ。
そうなんです。あくまでそれはイメージを掘り起こすとっかかり。作品「B」のBRIGHT、作品「C」のCLEAR・・・ そういえば何となく? でも見る人にとってはそうでないかもしれない。またそれを世に送り出したPECHUさん自身にとっても、元の単語をたどって行くことは、もうそれほど意味を持つものではないのかも。
作品「E」をご覧になった多くの方が「何だか鳥のよう」。とおっしゃいました。それを聞いたPECHUさん、パッと顔を輝かせて「ホントだ! 鳥に見えますね」。 彼女の手を離れて独り歩きを始めた“あるふぁべっと”たちは、作者自身に新鮮な驚きを与えてくれています。それこそがPECHUワールドの不思議なところ。
さてそれではその下に書かれた日本語は何? こちらはイメージシンボル辞典(大修館書店)なるものからの抜粋を参考として入れました。長い歴史の中でそれぞれの文字が獲得していった象徴的な意味合い。しかし、こんなシンボルとしての意味なんて、ごく一部の言語学者以外にはカンケーネー! 21世紀に生きる私たちはPECHU版“あるふぁべっと”から、自由に想像の翼を広げればいいのだから。描いたのは彼女に違いないけれど、その作品イメージは展覧会をご覧になったあなただけの心の宝物。
ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「あるふぁべっと」
11月14日(土)〜12月23日(水・祝)
11時〜19時 水曜定休(12月23日はオープン)
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