PECHU作品展"あるふぁべっと”スタートです
「いったい何を考えて、どんな時にこの作品は生まれるの?」 各地のアートフェア、あるいはギャラリーPAXREXで、PECHUさんはよくこんな質問を受けます。「さあ・・・?」それが本人の答えでしょうか。
ただ今回の「あるふぁべっと」作品制作に関しては、その行程において辞書を引くと言う作業があったみたいです。例えばAを引くとangel apple・・・そこからイメージを脹らませていく。 そう言えばイメージはimageですよね? はい、彼女がとっかかりとした単語の中には、kind ,clear,deepなど、形の無い単語も含まれています。
「でも皆さんが、好きなように想像してくださればそれが一番」。そう言っていつものようにはにかむPECHUさん。「一目見てAだとか、Bだとか明確に分かる必要は全くない」と、PECHUさんに告げたギャラリー店主の意向は、そんな風に繋がっていきました。 たぶんPAXREXにお越し頂いても、一目見て、そこに並ぶ作品がAからZまでの「あるふぁべっと」を表しているのだと気付かれない方も多いはず。
だから楽しい。だからワクワクする。分かる事はそんなに大事でしょうか? それはきっと最初にあるべきものでは無いはず。何かを見つけて、何かを感じた子供たちが、瞳をキラキラ輝かせて周りの大人たちを質問攻めにする。「ねえ、あれは何?」「ねえ、どうして?」・・・あの頃のあなたを探して見て下さいな。
あなたのイニシャルが、きっとあなたに語りかける。 「ようこそ、ここへ。ずっと君を見続けていたよ。君はその事に気付かなかったかも知れないけれど・・・」と。
26の文字の扉を訪ね歩いたPECHUさんも、きっと感じたはず。胸の奥底に潜むさまざまなシーン。甘い香りのする遠い記憶。そして我が身にほほ笑みながら語りかける「あるふぁべっとたち」の優しさを。
ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「あるふぁべっと」
11月14日(土)〜12月23日(水・祝)
11時〜19時 水曜定休(12月23日はオープン)
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