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2009年10月

2009年10月30日 (金)

森雅美「雅花」展、11月3日まで

PAXREXで開催中の展覧会「雅花」  現在ギャラリーPAXREXで開催中の展覧会「雅花」。先週末には作家の森雅美氏が、東京から駆けつけてくださいました。
 彼独自の不思議なお花たちは、どうやって撮影されているの? 作家自ら語るなぞ解きを直接聞けた方たちは、ラッキーでしたねえ~。
例えば、大判で撮ったネガを裏から光を当ててポジで複写(一度写したモノを更に写す。)その時カラーフィルターを入れると、ネガフィルムの褐色が消えて、さまざまな色が現れる・・・ 何のこっちゃ? 広告の仕事を通して森さんとお仕事をさせて頂いていたひろパパには、その理屈がわかるのですが、けいママにはちょっと??でも技法は二の次。彼の作品を楽しむのが第一ですよね?「つひの日を知ることはなしコスモスの風にふかるるところ過ぎつつ」
たとえばコスモスってピンクや紫。でも青をまとうと、どうよ? 小さな花瓶に活けられた、たった一輪の青いコスモスがじっとあなたを見つめる。今回全ての作品には、森さんのお母様である有名な歌人雨宮雅子さんの短歌が添えられています。この作品に添えられた歌がこちら。
「つひの日を知ることはなしコスモスの風にふかるるところ過ぎつつ」群れをなして野原に揺れるコスモス。そしてまた一瞬のシャッターチャンスの中に収まるコスモス。地上に溢れるもの全ては、決して単純ではないのだと思い知らされる気がします。
 さて花と言えばやっぱり薔薇? 展覧会ではまるで表情の違う薔薇たちに出会う事が出来ます。「いくたびも薔薇の真紅にゆく視線花を疲らせゐるにあらずや」 ある美しいお客様の元に飾られる事が決まった真紅の薔薇。そこに添えられている短歌はこうです。
「いくたびも薔薇の真紅にゆく視線花を疲らせゐるにあらずや」何と言う見事なマッチングでしょう。短歌と写真、両作品は今回の展覧会のために新たに生まれたものではなく、すでにお母様が詠まれたたくさんの短歌に、森さんがご自身の膨大な作品を合わせられたとか。
 その大変な作業の中で、森さんはきっとお母様の、歌人としてのゾッとするほどの凄さ、底知れぬ感性を嫌というほど見せ付けられたのではないでしょうか。
 展覧会では26点のオリジナルプリントをご覧いただけます。また写真集では60点余りの作品に、それぞれ短歌が添えられています。しかも英訳付ですよ。
超一級のフォトグラファーと歌人のコラボをぜひ、お楽しみください。

ギャラリーPAXREX
森雅美写真集展『雅花』
10月10日(土)〜11月3日(火・祝)
11時〜19時 水曜定休

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2009年10月27日 (火)

だいこんステーキはステキ

 夕暮れになるとグッと冷え込む季節になりましたね。今日のおかずは何だろな?ブルッと身を震わせて家路を急ぐ家族のために、あったか〜い料理を。
だいこんステーキ そんな時にだいこんはステキ!おでんや煮込み、鍋物にも大活躍。ドドンと一本買ってあれやこれやに。そのほうがお得。丸ごと買うと100円なのに、半分買うと80円って事ある、ある・・・でしょ?
 でもだいこんに合わせる食材が無くて、ちょっと困ってしまう時もある。そんな時にだいこんステーキはいかが?
 作り方ですか?あんまり簡単だからメモらないで下さいね。材料はだいこん、そして昆布茶と胡麻油としょうゆだけです。
フライパンでじっくりと焼きます<1>だいこんをスバ、スバッと1センチ幅の輪切りにします。<2>フライパンに胡麻油をちょっと多めに入れてじっくりと焼きます。<3>柔らかくなったら、昆布茶としょうゆを絡めて仕上げます。  だいこんを下茹でしなくていいの?いいんです。だいこんがどんどん美味しく、火が通りやすくなっていく、これからの季節だからこそのメニュー。だいこんって、何かに合わせなくても、実はとってもいい味の野菜なんだって実感出来ます。
 「ええっ!ステーキってお肉じゃなくてだいこん?」って家族はちょっとがっかり?でもこれはこれ。フォークとナイフではなくて、お箸で切ってお口に入れるとじゅわ〜っとだいこんエキスが広がる。だいこんステーキって、結構ステキ!って思えますよ。お試しあれ。

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2009年10月24日 (土)

マイコレクション展の楽しさ

『アート◯美空間Saga』で開催中の“O'sマイコレクション展” つい先日三宮にオープンしたばかりのギャラリー『アート◯美空間Saga』で開催中の“O'sマイコレクション展”にお邪魔しました。個人で所有されているアート作品の数々を、ギャラリーと言う空間で拝見するこの企画。Oさんご本人は「ちょっと虫干しをさせて下さい」。とコメントされていますが、こんなすてきな虫干しに立ち会えて、とてもいい時間を過ごさせて頂きました。
 Oさんとアート作品との出会いは、一目惚れだったり、ドキドキだったり、優しい風を感じたり・・・ といろいろのようですが、そうやってOさんの元にやって来た作品には、凛と筋の通った「らしさ」が在ることに、まずは気付きました。そのコレクションは版画や陶器、造形物などジャンルを問わず、作家さんの肩書きを問わず、形式を問わず・・・ そこがステキ。アーティストとそれを選ばれた所有者との間にある強い絆を感じます。そしてそれがコレクション展という一括りの空間において、周りの者さえも引き込んでしまうパワーに繋がっているのだと思います。
 目移りしてしまう作品群の中から、けいママがハートマークで見つめた作品を幾つかご紹介しましょう。まずは木村繁之さんの「音」。天上からの清らかな音楽が聞こえてきそうな淡い色調に思わずため息。Oさんがこの作品を手元に置きたいと思われたお気持ち、納得です。この作品に関しては一目惚れだったのでしょうか?
Oさん個人所有の作品展示です じゃあこちらはやさしい風を感じて?・・・中山尚子さんのその名も「薫風」と名付けられた作品。優れたアートは、いつまでも見ていたいと感じるものだと思うのですが、まさにそれかな。
 PECHU作品もありますさてこちらも御紹介しないわけにはいきません。はい、我らがPECHUさんの「えいえん」です。先日の「金魚∞宇宙」展の折りにお買い上げ頂き、Oさんのコレクションに加わることに相成りました。きっとPECHUさんは言いますねえ〜。「まあっ!私の作品を、こんな素晴らしいアーティストさんの作品と一緒に飾っていただけるなんて!」って。
 一方OさんはPECHU作品を評して「線に迷いが無いですね。まだ若くて、先々ホントに楽しみですね」。今回お披露目に加えてくださったのも、PECHU応援の優しいお気持ちがあればこそ。
 自分自身の目でアートを見ることの楽しさと、そんな中でアーティストを見守っていくことの意義を、存分に理解されているOさんに、これからもPECHUさんの成長をお見せしなければ!とブルッと身震いのけいママでした。

アート◯美空間Saga
「O'sマイコレクション展」
10月22日(木)〜10月27日(火)
Tel&Fax 078-321-3312
〒650-0011 神戸市中央区下山手通2-13-18
観音寺ビル1階

 

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2009年10月21日 (水)

現代アートなバルーン・アート

Jason Hackenwerthのバルーン・アート アーティスト、ジェイソン・ハックンウェルスが素材として使うのは風船。風船を膨らませて、キュキュッと曲げながら形にしていく、大道芸でよくある手法。
 一般的によく知られた素材、手法を使いながらも、完成する作品は普通じゃない。多くの現代アート作品がそうであるように、ジェイソン・ハックンウェルスの風船アートも、尋常じゃない存在感があります。
村上隆作品と一緒に並べられるほどに有名みたい ニューヨーク在住の彼は、世界各国で作品が展覧されている有名なアーティストだそうです。グループ展では村上隆作品と一緒に並べられるほどに(写真にチラッと写っているように)。
 何百本もの風船を使って完成するのは、動物のようであったり、昆虫のようであったり、エイリアンのようであったり、ちょっと恐ろしい形。でも、色使いはポップだし、どこか楽しそうでもある。
 とにかく存在感ありますCNNのニュースで観て感心したので当ブログでも紹介してみました。

http://www.jasonhackenwerth.com/

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2009年10月18日 (日)

女優“眞野あずささん”から届いたお花

 ギャラリーPAXREXにて現在開催中の展覧会「雅花」、お祝いに美しい胡蝶蘭が届きました。送り主は女優“眞野あずさ”さん。お花に負けないくらいきれいな、あの方・・・ 気になる 森雅美氏とのつながりは?展覧会「雅花」のお祝い胡蝶蘭
 答えは写真集「雅花」の中にありました。眞野あずささんはこの写真集の序文を書いておられます。それによると、お二人の出会いは十数年前。眞野さんが被写体として森雅美氏のカメラの前に立たれた時が最初。その頃眞野さんには、幾人かのフォトグラファーから写真集の依頼があったのに、自分を委ねる気持ちにはなれなかったそう。でも「森さんが撮ってくれるのだったら・・・。」と何回かの森氏撮影の後に思われたようです。
 ん? だけど森雅美氏撮影の「眞野あずさ写真集」は存在しない? かつて藤井保氏が江角マキコさんを撮影されて「ESUMI」が出版されたような展開にはならなかったのですね。
 その後、森さんから眞野さんの元に思い掛けず展覧会の案内状が届き、何度か足を運ぶうち、眞野さんはすっかり森作品のファンになられたよう。中でも特にお好きなのが今回の「雅花」のシリーズだとか。それで序文も担当されたのですね。
写真集「雅花」の序文は眞野あずささんが  そして眞野さんのお宅には、森雅美氏の作品が飾られているそうです。眞野さんが贈ったお祝い花のお返しにと、森雅美氏が何点かプレゼントされたのです。それはダイニングルームの壁にあり、眞野さんが台本を覚える時も、読書に勤しむ時もそばに在り、在り続け、少しも飽きることは無いと、雅花への想いを綴られています。
中でもとびきりお気に入りの作品、セピア色のアマリリスの印象を「潔い静かな佇まい」と表現されています。それはそのまま森氏自身の印象に通じていると。
ただそこに母上である雨宮雅子さんの歌が添えられると、森さんの花にふっと揺らぎが現れるとも。フォトグラファーの内なる揺れを知ることによって「潔い静かな佇まい」がより鮮やかになると書いておられます。
これほどまでに深く、森雅美氏の作品を理解されている眞野さん。結局眞野さんは写真集を出される事は無くて、今回もPAXREX宛てにきれいなお花を贈ってくださったのです。有り難うございました。

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2009年10月15日 (木)

けいママ、中華料理店“味香苑”にハマる!

 一口に中華料理と言ってもいろいろあります。その豊かさ、奥深さを久々に感じさせてくれた神戸の名店を、今日は気合い入れてご紹介しちゃいます。その名は「味香苑」(みかえん)。日本ではまだ珍しい、中国東北地方の料理が食べられるお店ですよ。
 羊肉の串焼きふ〜ん、それってどんな?・・・おっほん、まずはこれです、これ。羊肉の串焼き。こんなん、中華料理店で食べたことあります?ラム肉に唐辛子やクミンなど10種類のスパイスをまぶして七輪でじっくり焼き上げる、現地では屋台料理だそう。羊肉苦手という方も寄ってらっしゃい、食べてらっしゃい。臭みがなく、ほどよいスパイシーさで、くせになる美味しさ。ここの常連さんたち、まずはこれを注文するみたいです。むろん常連になりつつあるけいママも然り。
 干し豆腐と青唐辛子の炒め物そしてこんなん初めての第2弾は、干し豆腐と青唐辛子の炒め物。最初この一品を見た時には驚きました。まるでイタリアン!これはタリアテッレ(幅6ミリ位の平打ちパスタ)かい?口に入れて、またびっくり!今まで食べたことがない味。この年まで生きて来て、この豊かな中華料理文化を誇る神戸に長年暮らして、こんなんあったんかいな!何て言えばいいか、高野豆腐をうす〜く伸ばしたような食感。そして辛さが効いた複雑な味。歴史ある大陸文化の、それはきっと祖先の知恵が、生み出した味なのでしょう。
 そして絶対これは食べて欲しい!の第3弾はシメの味香苑炒飯。八角だか五香粉だか、これぞ中華って味のとろ〜りとしたあんが、炒飯の上にかかっている。先日この店に連れてきたPECHUさん、いつも物静かな彼女が大興奮!「こんな美味しい炒飯初めてです!」。アーティストPECHUをうならせてしまったぞ。次回はフォトグラファー『雅花』の森雅美氏をうならせるぞ!
 と、最近は「味香苑」に足繁く通い続けるけいママ。このお店に関しては、料理の他にも特筆すべきことがあります。
この景色がまたイイんですふ〜ん、それってどんな?・・・この店のシチュエーションであります。味香苑は雑居ビルの8F。エレベーターを降りてドアーが開いて、いきなり屋上いきなり店内。エレベーターの入口の目の前がテーブル席。
 眼下に広がる神戸の町を見ながら、時おり夜空に瞬く星や月を眺めながら、訪れた事もない異国の料理を味わう。ほろ酔い加減にビールがすすむと、ここはアジアの屋台かい?すぐそばで聞こえるのは、日本語ではない・・・はい、この穴場的中華料理店の常連は、神戸に暮らす異国の人々。深夜3時まで営業というのも、夜型の人たちには嬉しい?
 他にも皆さんに紹介したい料理はいっぱいあるんだけど・・・是非「味香苑」にてお会いしましょう。

味香苑 羊肉串(みかえん じんぎすかん)
Tel. 078-321-1228
神戸市中央区北長狭通2-11-5
グランドコーストビル8F
17:00〜翌3:00
月曜定休

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2009年10月12日 (月)

ギャラリーPAXREXは海のそば

PAXREXは第2日新ビルの地下にあります  秋らしくて気持ちのよいお天気。ギャラリーPAXREXでは森雅美さんの写真集展『雅花』がスタートしました。折しも神戸では『神戸ビエンナーレ2009』も開催中。アートの香り溢れる港町神戸で、楽しんで下さいな♪
 と、そう言えばうちのギャラリーからほんの少し足を伸ばせば、そこはもう潮風香る海岸沿いだとご存知でしょうか? 乙仲通りに面しているとは言え、住所も海岸通2丁目でございます。ポートタワー 今日はけいママ、ハーバーランドの神戸新聞まで、お散歩気分で出掛けます。
 国道43号線を渡ると、ほどなく見えてくるポートタワー。海の匂いがして来たぞ。ターミナルビルの中は今はひっそりとしているけど、何か楽しい。船に乗って何処かへ行くってステキだな。そんな旅がしてみたい。目前に迫る海原は青空の下できらきらと輝き、まるで大きく両手を広げて待っていてくれるかのよう。さあ、踏み出してごらん、こちらの方へって。
 たとえ長旅じゃなくても、ほんの僅かな時間でも船旅を楽しむことは出来る。中突堤に停泊する船 クルージングの呼び込みのおじさんが、大声張り上げています。「間もなく出港しますよ。お急ぎくださ〜い」。ショッキングピンクのド派手な船が「ねえ〜、乗ってみない?」と、長いまつ毛でウインクしている。
 夕闇迫るメリケンパークをワンちゃん連れてお散歩の人。爽やかな風の中を歩くカップル・・・それはみんな絵になるステキな風景。ひっそりと地下空間にひそむギャラリーに居る、実はひろパパ、けいママが一番忘れているのかも。ハーバーランドからメリケンパークを眺める PAXREXは海のそばだって。ほんの少し足を伸ばせば、潮風を浴びながら、この港町を楽しむことが出来るんだって。
 ほどなく見えてきました、ハーバーランド。後ろを見れば美しき六甲山が連なる。美味しいものもいっぱい。優しい人もいっぱい。ふう〜っと一つため息が出ます。ステキな町だな、神戸って。
 この秋は、神戸でアートを。神戸であなたを待っています。

ギャラリーPAXREX
森雅美 写真集展「雅花」
10月10日(土)~11月3日(火・祝)
11時~19時 水曜定休

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2009年10月 9日 (金)

森雅美さん『雅花』展、明日から

森雅美写真集展『雅花』より暗黒より得たるひかりかたましひの聖なるひかりレンブラント光
この短歌に、ネガカラーからの妖しい色の写真。明日スタートする『雅花』展の作品例です。  薄墨色にうっすら浮かび上がる桜、まるで骨格標本のようなアジサイ・・・。広告写真や雑誌、テレビCMの撮影など日本の第一線で活躍する写真家・森雅美さんが、産みの母である高名な歌人・雨宮雅子さんとコラボレートして出版した素晴らしい写真集『雅花』(角川書店)。森雅美写真集展『雅花』より
 ただ美しいだけの花ではなく、生命の儚さや魂の叫びが表現され、見るものを揺さぶります。そこに、清らかな視点で自己の内面を見つめ、人生の深い喜びや哀しみを鋭い感性で詠んだお母様の短歌が寄り添っている。
 写真と言葉が真剣に向き合うことにより、お互いのイメージを刺激し合い、さらなる高みへと至った『雅花』。本では右ページに写真、左ページに短歌が配されている。会場でも額の左に短歌を展示しようと準備しています。
 雨宮雅子さんは、平林たい子賞、日本歌人クラブ賞などを受賞。以前は「NHK短歌」にもずっと出演しておられたので、ご存知の方も多いと思います。この出版記念展覧会がやっと実現します。見て読んで、ゆっくりお楽しみください。

ギャラリーPAXREX
森雅美写真集展『雅花』
10月10日(土)〜11月3日(火・祝)
11時〜19時 水曜定休

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2009年10月 5日 (月)

神戸ビエンナーレ2009

神戸ビエンナーレが開幕 アートの祭典神戸ビエンナーレが開幕しました。プレオープンに招待して頂いたこの日は、あいにくの空模様。でもどしゃ降りの雨に煙る神戸の港も悪くない・・・。いくつかに分散した会場の一つ、メリケンパークに向かいます。
 まずはメインコンペティション、アーチインコンテナの見学からスタート。応募総数398作品の中から入選した30作品が、30個の輸送用コンテナ内部に展示されています。う〜ん、とても全部は廻りきれない。一つだけけいママセレクトをご紹介しておきましょうか。
石上和弘さんの作品『ワールドカウハウス』 コンテナNo.34の石上和弘さんの作品『ワールドカウハウス』。実際に使われていた古い牛舎をコンテナ内に移築したとかで、まさにリアルそのもの。驚いたのは近寄っただけでモー君の匂いが! でもヌッとこちらに顔を向ける牛は、もちろん本物ではありません。コンテナという空間を、まさにうまく活用した表現・・・。で? 何がアート? さあ、それは牛と対面してみないとわかりませんよ。人を驚かせるだけでは終わらない、その後に続く、波のようにやって来る感情を素直に楽しんでみましょう。
神戸港・海上アート展 さて駆け足コンテナアートの後は、今回2度目の神戸ビエンナーレのハイライトともいうべき、神戸港・海上アート展。メリケンパークと兵庫県立美術館の間を結ぶ船に乗り、海上に設営されたアート作品を、船から観賞するという、港町神戸にふさわしい企画にワクワクです。
 雨粒かかる窓の外に見えて来るのは、山並み迫るエキゾチックな神戸の町並み、そして防波堤や船を係留するためのドルフィンと呼ばれる土台に展示されたアート作品。波も風も光も、全てが一体となって迫るシーンには、アートを思いっきり楽しんでくださいって、メッセージが込められているよう。
兵庫県立美術館での展示。笠木絵津子さんの時空写真 到着した県立美術館では『招待作家展LINKーしなやかな逸脱』を観賞。兵庫ゆかりの現代アーティスト12名による展覧会は見応え十分。けいママの一押しは笠木絵津子さんの時空写真。3500枚のA4サイズのインクジェットプリント写真が織りなす独自の世界は圧巻。一枚の写真の中で、二つの異なった時間が交錯する面白さ。写真はこれほどにも複雑に時間を捉える事が出来るんだと、口をあんぐり開けて見上げました。
 ふ〜っ! もう少しゆっくり廻りたかった神戸ビエンナーレ。ふと海に目を向けると、漂う波間に2年前に訪れた07'ヴェネツィア・ビエンナーレへの郷愁が込み上げてきました。輝かしい歴史を持つ海の向こうのビエンナーレに、今頃は世界中から現代アートのファンが押し寄せているはず。いつの日か、まだ始まって間もない神戸のビエンナーレも世界規模に近付けばいいですよね。

神戸ビエンナーレ
2009年10月3日(土)〜11月23日(月・祝)会期中無休
10:00〜18:00(最終日は17:00)※入場は閉場の30分前まで

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2009年10月 2日 (金)

PECHU作品展"金魚∞宇宙”は10月4日まで

「りんね」 先日神戸新聞に、PECHU作品展『金魚∞宇宙』を、大きく取り上げて頂きました。するとすぐさまお問い合わせや、ご来店の方々がたくさん!宇宙シリーズの作品"りんね”の写真がバンと掲載されて、とても丁寧な紹介をして下さったので、インパクトがあったのでしょうね。担当記者の方、並びに神戸新聞に心から御礼申し上げます。
 翌日来廊したPECHUさんも、大事に両手で新聞記事を包み込むようにして見入っていました。今回の作品展は昨年の「天使と金魚と宇宙』展以後、彼女が積み重ねてきた歩みを集大性。また『金魚シリーズ』に関しては、新作も何点か加わりましたが、その売れ行きが好調です。それはPAXREXにとって、そしてPECHUさん本人にとって嬉しい事。
「りゅうきんE」 昨年の展覧会の時、制作者のPECHUさんが目を丸くするほど、たくさんの金魚たちが、彼女の元から巣立っていきました。「まさか、私の作品をギャラリーで買ってもらえるなんて・・・!」そう言ってうるうるしたPECHUさんを懐かしく思い出します。
 でもその時、ちょっとけいママは心配でした。以後、プレッシャーかからないかな?いわゆる“ウケ狙い”の作品を意識してしまわないかな?って。
 ところがです。その後も彼女は見事な金魚たちを生み出しました。洗練されたタッチ、大胆な構図は少しも変わることなく、そのデザイン性はますます磨きがかかり、見るものを圧倒。いらん心配したけいママがアホでした。
「でめきん」「あずまにしき」 PECHUさんの中には、歴然とした金魚への想いがあります。それは遠い昔、彼女が自宅で飼っていた、たくさんの金魚たちへの愛に繋がっています。その過ぎて行った日々を、彼女が心に温め続けている限り、周りの雑念に惑わされる事無く、これからも素晴らしい金魚シリーズの新作を生み出す事でしょう。
 そして思い思いの金魚たちを選んで下さるみなさま。PECHU作品を壁に飾り、出掛ける時にも声を掛けると言ってくださる方。「今日もうちで、気持ちよ〜く泳いでるよ」。と話してくださる方。有り難いです。嬉しいです。どうかあなたも金魚への思い出を、あるいは壮大な宇宙へのロマンを、PECHU作品の中に感じてみてください。金魚も宇宙も、PECHUワールド。彼女の中でそれは留まり続け、発信されたもの。あなたとの出会いを待っています。

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「金魚∞宇宙」
10月4日(日曜日)まで
11:00〜19:00

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