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2009年9月17日 (木)

「キタイギタイ」ヒビのコヅエ展

「キタイギタイ」ヒビのコヅエ展DM  いま、ひびのこづえさんの展覧会が伊丹市立美術館で開かれています。ファッションデザイナーではなく、コスチューム・アーティストとして独創的な世界を切り開いて来たひびのさんの、初期の代表作から最新の作品、活動のフィールドを広げた新作の家具や漆器まで網羅した、いわば集大成の展覧会です。おっ、ありました、ありました。ひろパパが20年ほど前に一緒に仕事をした懐かしい作品も何点か。(その頃は、まだ内藤こづえさんでしたが)
ひびのさんの集大成的な展覧会です  タイトルの「キタイギタイ」は、奇体と擬態でしょうか。「生きもののかたち 服のかたち」というサブタイトルからも虫や動物、あるいは生命そのもののカタチに向き合って創作を続けて来たひびのさんの姿勢がうかがえる。調和をあえてを外したようなカラフルな色使い。アルミやビニール、ラバーや針金など普通はコスチュームには使わない異質な素材の組み合わせ。異質な素材の組み合わせなど、独特な世界です えっ、これが服なの?と思う作品もたくさんありますが、添えられた写真や映像を見ていると、着たらきっと体に馴染むのだろうという納得性がある。色と色、素材と素材の格闘から新鮮な驚きが生まれ、衣服の本質が見えてきます。
 野田秀樹作・演出、松たか子、宮沢りえ主演の舞台「パイパー」の衣装の数々が、江戸時代から続いた酒蔵跡に展示されているのも圧巻だ。1,000年後の火星を舞台にした芝居の未来的な衣装と、古い歴史が刻まれた建物が、お互いに主張し合い魅力を引き立て合って不思議な空間を作っている。ここ伊丹は日本が誇る清酒発祥の地。造り酒屋の邸宅や酒蔵を基にして建てられた美術館です 伊丹市立美術館は造り酒屋の邸宅や酒蔵を基にして建てられた、味わいのある美術館なのです。
 コスチュームを単なるファッションからアートに変えた、ひびのこづえさん。原始と未来が融合したような生命のエネルギーを感じるこの展覧会、残りわずかですが、ぜひお薦めします。

伊丹市立美術館
「キタイギタイ」ヒビのコヅエ展
9月23日(水・祝)まで

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