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2009年5月 5日 (火)

小林鷹さん、和花への想い

小林鷹さんの作品集『和花』(WABANA) 小林鷹さんは、作品集『和花』(スーパーエディション)のあとがきで、「和花は日本女性のように控え目で、凛とした奥深さの美しさがある。しかし、それは儚い一瞬の輝きで生命を終える。その一瞬の美しさを見逃してはならない。」と書いています。
 園芸種の華やかな花を見慣れた目には、ひっそりと咲く自然界の花は少し物足りなく感じることもある。一年を通して温室で栽培され、季節の移ろいとは無縁にいつでも手に入れて愛でることができる現代の花。でも、そこからは自然の営みが見えてこない。人間の都合で自然を変えられるという思い上がりを感じてしまう。オーバーな言い方をすれば、人間も自然の一部なのだ、という当たり前のことを忘れることによって文明は進歩したのではないでしょうか。
 自然、日本、環境、文化・・・さまざまな事象を深く考察する小林鷹さんの眼は、見過ごされそうな名も知らぬささやかな草花にも注がれる。「えのころそう」たとえば「えのころそう」。私たちは小さいころ「ねこじゃらし」と呼んでいましたね。特に注目されることもない、まあ、弱々しい雑草のひとつ、ぐらいにしか思っていなかった。しかし、人の手を一切借りず、風に翻弄されながらも大地にしっかり根を張って生きている姿には、芯の強さと生きる幸せが現れています。
 もうひとつ、雑草の思いがけない美しさを。これ、どこででも見かける「かぜくさ」。じつは名前があるのも知らなかった。このブログ「神戸栄町かぜくさ便り」は、この作品名からいただいています。今の季節は青々としていますが、秋になって紅葉するのを楽しみにしています。「かぜくさ」

ギャラリーPAXREX
「地上の花、天上の花」写真展
小林鷹、森雅美
5月1日(金)~5月31日(日)
11時~19時 水曜定休

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