パーヤと共にベタな神戸観光 前編
ええ〜!外国人に神戸観光? そんなん、行くとこあらへん・・・。たいていのこうべっこはこう言いますね。京都や奈良のように日本的な見せるべき場所が無い。でもだからといって、なんや、神戸ってしょうもない・・・と思われたら悔しい。腹が立つ。だってこうべっこは神戸が大好きだから。実はこんなええとこ、あらへんと思っているから。
と、言うわけでチェコの友人パーヤを、しょうさんと共に神戸観光に引っ張り出したけいママ。密かに気合い入ってます。えい!気合いだ!気合いだ!
で、ギャラリーPAXREXのある栄町を出て次に向かった先はご近所、南京町です。さまざまな建造物に興味津々と言うパーヤ、我々こうべっこが見慣れて“どうって事ない”と思っている長安門や、漂うチャイニーズの雰囲気に結構大はしゃぎです。南京町広場にある、いかにも観光客向けのベタなお人形や立て看板も熱心に見入っていろいろ質問。そうそう例の豚まん屋さんの行列も「何ですか?」って、不思議そう。
さてあいにく雨が降りしきる中、坂を登って北野に向かいます。パーヤが見たいと言っていたイスラム・モスクを見学した後は、すぐそばのジャイナ教の寺院へ。ちょうど昼時のお祈りにやって来られた信者さんが、中に案内してくださいました。厳かな雰囲気に包まれた空間には、ツンと鼻をさすお香の匂いが立ち込め、数人の女性が一心不乱に祈りを捧げる光景。神戸という異国に住みながら、アイデンティティーをしっかりと守り、日々迷うこと無く生きていく人々の姿は感動的ですらあります。パーヤも、その姿を静かに見つめていました。
さて坂道を降りていく途中立ち寄った、今度はパリです、パリ。しょうさんの長年の友人でもあるフランス人、エマニュエルが経営するその名も「Cafe de Paris」。「パーヤ、神戸のケーキは有名なのよ。激戦区だから、お店の人たちは大変」。と神戸自慢しているところにやって来たエマニュエル。北野最新事情から、共にカフェ経営に携わる兄弟の事まで。時々パーヤに話を振りながら、飛び交う日本語、英語。雨足が強まる中、北野坂を行き交う人々を窓越しに眺めながら、笑いが絶えないお茶のひとときと相成りました。
そうこうしているうちに夕暮れ。海が大好きと言うパーヤの希望で、この日の締めはメリケンパーク。そう言えばパーヤの祖国チェコには海が無いんですよね。ひょっとしたら一度も海を見ずに、一生を過ごす人も居るんだろうか?
港町神戸に、海を渡ってやって来た異国の人たち、そしてこの地で育まれてきた文化や芸術。パーヤの神戸観光、一日目の感想はこうです。「日本じゃ無いみたいです、神戸は」・・・さもありなん。
Bistrot Cafe de Paris (ビストロ カフェ・ド・パリ)
Tel&Fax 078-241-9448
神戸市中央区山本通1-7-21
10:00〜22:00
Lunch 11:00~15:00
Dinner17:30~22:00
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コメント
晴れてりゃ、次回はシクロでどうぞ(^^)
投稿: giovanni | 2009年4月 6日 (月) 12時59分
おおっ!そうでした。

いよいよ始動ですね
新しい神戸名物となることでしょう。
期待してます
投稿: けいママ→giovanniさんへ | 2009年4月 6日 (月) 17時59分