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2009年3月24日 (火)

ミュンヘンの酒場を想う

 今回は、けいママと交代して私・しょうがPAXREXの近くにあるギャラリーヤマキ ファインアートで開催中の展覧会をレポートします。最初に言っておきますが、ものすごく見応えアリな展覧会です。
ギャラリーヤマキ ファインアートで「フローリアン・ズースマイヤー展」開催中です コミュニティーの在り方、帰属意識、人と人との関わりあい方・・・
 ギャラリーヤマキ ファインアート「フローリアン・ズースマイヤー展」で表現されるミュンヘンの風景を観て、私がそんなことを想像したのは、フローリアン・ズースマイヤーが描く、ミュンヘンの「酒場」をテーマにしたものだそうドイツの一都市の場面があまりにも人間的だったからだろう。
 展示されている作品は、ズースマイヤーが暮らすミュンヘンの「酒場」をテーマにしたものだそう。テーブルやイス、領収書のメモや、アナログレコードとタバコが散らばった机。写真のようなペインティング及びフロッタージュで表現される作品群の最初の印象は、映画『トレインスポッティング』のような、若者の満たされない欲求や、有り余るパワーみたいなものだった。だから、ズースマイヤーという人が40代半ばと聞いて少し驚いた。もっと若いアーティストだと思っていたから。超オススメ現代アートギャラリーですでも、解説文を読んで見直してみると、案外納得できる。一定量の人生経験、時代の変化を読み取る感性を要する作品なのだと。
 酒場の雰囲気や、そこで交わされる会話、人間関係といったことを記録しようとする動機は、過去への憧憬から来るものであり、失われつつある一都市の側面を表すもの。
 冒頭のイメージは、こうして出て来た。ミュンヘンという都市の酒場を想い、翻って日本の酒場を想像する。そこに、同列で比較できるコミュニティーを見いだせるだろうかと。今回の展覧会の作品には「人」は登場しない。でも、多分に人いきれを感じるのです。ギャラリーヤマキ ファインアートは元町商店街にあります
 感じ方、捉え方は人それぞれですが、これほど思考させてくれる展覧会は多くないし、このようなギャラリーが神戸にあることはホントに嬉しいことだと思います。毎月のようにスゴい企画をされているギャラリーヤマキ ファインアート、ぜひ行ってみてくださいね。

ギャラリーヤマキ ファインアート
フローリアン・ズースマイヤー展
3/7日(土)~3/28日(土)
11:00〜13:00、14:00〜19:00
定休日 日・月曜日
Tel. 078-391-1666
神戸市中央区元町通3-9-5-2F

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