6.「バンガロール」ー先進
空港に着くなり、その快適さに驚いた。その空間に、お店に、トイレに、無線LANに。街の中心地に向かう幅広い道路はカリフォルニアを思わせるし、どこか違う国に来たみたいだった。街を歩くと(民族衣装ではなく)スーツやジーンズ姿の人が多いし、本格的なエスプレッソを飲めるコーヒーショップもある。現代アートギャラリーもたくさんある。
地元の人に聞いても、この10年の変化と言ったら凄まじいものがあると言う。世界的に有名なIT企業が集まる街だからこその勢いなんだろう。いくつかの要因がある中で、私が好きなのは「ケネディのおかげ」という話し。それは、60年代にケネディ大統領がインド工科大学に数億ドルもの支援をし、そのおかげで優秀なエンジニアが育ったというもの。
彼らがインドの躍進に貢献しているのはもちろん、アメリカのシリコンバレーも彼らの支えが不可欠になっているのだから、ケネディの偉大さが感じられますよね。
グローバリゼーションによって均質化されていく世界には賛否両論あるかもしれないし、古いインドのイメージが壊れていくことに寂しさを覚える人もいるかもしれない。けれど近い将来、新しいイメージの「先進国」を見せてくれるかもしれない。
南インドの旅を終え、飛行機からの夜景を見えなくなるまで見続けました。これは憶測なのか、願望なのか、また別のものなのかと。
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コメント
へえ〜、本当に先進国の空港のようですね。
インドって本当に色んな顔があるのですね。
ケネディ大統領ってそんな偉大な影響を残していたんですね〜
投稿: mari | 2009年2月22日 (日) 00時56分
>mariさん
この空港は開港したばかりだし、
世界でも屈指の快適さだと思います!
mariさんオススメの空港(?)があったら
また教えてくださいね。
投稿: しょう | 2009年2月22日 (日) 11時55分