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2009年1月

2009年1月31日 (土)

ウォーホールごっこ、天使篇

 ご存知、ポップアートの王様アンディ・ウォーホールが、マリリン・モンローなどをシルクスクリーンで色を変えながら制作した作品の数々。これをマネた効果を簡単に楽しめるソフトがネット上で公開されています(「Warholizer」)。本城直季ごっこに続いて、今日はこれで遊んでみました。
PECHU天使・アンディ・ウォーホール風 基素材はPECHUさんの小天使のひとつ。このソフトは色ずれなどがなく、きれいすぎるかもしれません。もう少し粗っぽくなればもっといいのですが。でも、かなりポップな味が出てるでしょ。
 こんなことして遊んでいる場合か? BEST of PAXREX展は、2月1日(日)までのPart 1「花のイノチ」の後は、2月5日(木)からすぐに次の展示、Part 2「風景のイミ」が始まります。さあ、そろそろ準備をしなきゃ。

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2009年1月28日 (水)

花のイノチ

奥脇孝一「ポプラニアン」  はるかな昔から人は花に思いを託し、花を想い出の縁とし、花と共に生きてきました。手塩にかけて育て、部屋を飾り、あるいは歌に詠み、絵に描いて永遠に残す。
 なぜこんなにも人は花を愛でるのか。もともと美しいものに心を動かす本能があるからでしょうか。盛りの美しさに潜む、漠然とした不安を感じ取っているからでしょうか。たしかに、花はイノチの営みを強く意識させる。芽生え、成長し、花咲き、実をなす、その輝かしい姿の一方、生老病死・・・生物として逃れる事のできない必然の苦しみも身近に見せてくれる。
 いま花に魅せられた3人の写真家がいます。小林鷹「かたくり」奥脇孝一、小林鷹、森雅美・・・それぞれ独創的な表現方法で観る者を感動させる作品をつくっています。他人とは違う自分だけの花の見方、自分だけのアプローチを追求する情熱。これが世界のどこにもないスタイルを確立している理由でしょう。花をテーマにした写真や絵画は数多い。でもそのほとんどは、ただキレイさに自己満足しただけの凡庸な作品だ。それでは人を感動させることはできない。
 その華やかさに、満ち足りた日々の幸せを噛みしめる・・・
 そのはかなさに、人生の不条理を見る・・・
 いい作品とは、私たち見る側のさまざまな思いをしっかり受けとめて、自分自身を深く考えるきっかけを作ってくれるものだと思います。森雅美「POPPY」
 この展覧会は次の日曜日、2月1日までです。

ギャラリーPAXREX
BEST of PAXREX展
part1「花のイノチ」
奥脇孝一 小林鷹 森雅美
1月15日(日)〜2月1日(日)
11時〜19時(水曜定休)

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2009年1月25日 (日)

花ある部屋で

すいせん 小林鷹 すいせん

花ある部屋で
今はここに居ない君を想う
大輪のバラではなく
匂いたつユリでもない君
燃え立つような赤ではなく
まぶしく輝く黄色でもない君

空に野に風にとけ込んで
今はここに居ない君を
ほほ笑みながら 待つひととき
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX BEST of PAXREX展
part1「花のイノチ」
奥脇孝一 小林鷹 森雅美
1月15日(日)〜2月1日(日)
11時〜19時(水曜定休)

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2009年1月22日 (木)

夢の中の花たち

森雅美 05.Scabiosa 森雅美 05.Scabiosa

目ざめるともう
夢の続きは消え去るだろうか
ふしぎな色の花たちが
次から次へと
わたしに語りかけた
甘く 美しいものがたりを
せめて あなたにだけは伝えたい
想いがほんのり 胸に残る
今 この時に
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX BEST of PAXREX展
part1「花のイノチ」
奥脇孝一 小林鷹 森雅美
1月15日(日)〜2月1日(日)
11時〜19時(水曜定休)

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2009年1月19日 (月)

HANAであること

奥脇孝一 KF0506(バイモ) 奥脇孝一 KF0506(バイモ)

光は閉ざされたドアの向こうで
遠慮がちに待っている
息をひそめて さあ今か今かと
花照らす瞬間を待ちわびる

だけど今 見たことも
感じたこともない 
花の姿と魂が 光を遠ざけ
言葉にならないメッセージを
伝えようとしている
解き放たれた鼓動を 
私はHANAに感じて ひれ伏す
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX BEST of PAXREX展
part1「花のイノチ」
奥脇孝一 小林鷹 森雅美
1月15日(日)〜2月1日(日)
11時〜19時(水曜定休)

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2009年1月16日 (金)

本城直季ごっこ、イタリア篇

 ネットで公開されている画像ソフトには、かなりよくできたものもあります。これらの情報は「これ知ってる? おもしろいで」と、しょうさんから教えてもらうのですが。今回は、本城直季さんをマネた画像処理ソフト「Tilt Shift maker」で遊んでみました。大判カメラのアオリを使って街や人、車などをミニチュアのように表現する、あのスタイルです。
チンクエ・テッレ (Cinque Terre)  イタリア半島の西の付け根、リグーリア海に面した絶壁の隙間にへばりつく5つの村があります。一つ一つの村にはもちろん名前がありますが、まとめてチンクエ・テッレと言ったほうがわかりやすいですね。もともとカラフルなオモチャのような家々が、ほらご覧の通り。まるでジオラマでしょ。人や猫が暮らしているとは思えない。
サンピエトロ広場(Piazza San Pietro) 次はカトリックの総本山、バチカンのサンピエトロ広場。サンピエトロ大聖堂の上から撮った写真を基にしています。こんな神聖なる場所を遊びのネタに使うなんて! とお叱りを受けそうですが、権威があるところほど、ウソっぽく見える出来上がりとのギャップが大きくて面白い。いやあ、バチが当たりそう。
シエナ (Siena) 3枚目はシエナ。市役所が入っているプッブリコ宮殿から、有名なカンポ広場の反対側を見たところ。本城さんならアオリの効果を斜めに入れるのでしょうが、いかんせんお遊びソフト、水平にしか使えません。でも、ちょっとの時間楽しんでいただけました?

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2009年1月13日 (火)

ギャラリーPAXREXは1月15日から

BEST of PAXREX展 「モーそろそろ展覧会の準備始めたら?」「モーちょっと机の上、片付けたら?」「モー! また数独やってる!」今年は丑年。我が家に丑年は居ないはずだけど、モーモーは横行しておりまする。せっかちけいママが、のんびりひろパパに向かって、毎度毎度モーモー。
 世の中新年が明けて、そりゃモーせわしなく動いておりますよね? モーモー、早く準備を始めなきゃ!と思うけいママの甲高い声にはびくともせず、ベランダでたばこをくゆらすひろパパは、確か昨年還暦を迎えた何チューか、子年のはずですが・・・
 「わかってますがな、モー!」ってわけで、1月15日からは「BEST of PAXREX]」展と題して3部構成のコレクション展がスタートします。今はその準備で大忙しです。
 第一部のテーマは「花」。思えば2006年4月「HANA*イノチのカタチ」展でオープンしたギャラリーPAXREX。2006年4月「HANA*イノチのカタチ」展今改めてその案内状を眺めると、万感の思いが込み上げます。
 写真なんて売れないですよ、今のこの国で。そんな声が聞こえる中、それでも多くの知り合いの方々が来店して、エールを送って下さいました。そしてまた新たな出会いをたくさん積み重ねて来ました。
「まあ! こんなお花の写真、初めて見ました」と目を輝かして下さるお客さまに、どれほど支えられた事でしょう。
モーちょっとしたら、この国にもアートが花咲く? モーすぐ寒風の季節を過ぎて花は咲く? 一足先にPAXREXの花を見にきて下さいね。

BEST of PAXREX展
Part 1 「花のイノチ」
1月15日(木)~2月1日(日) 11時〜19時(水曜定休)

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2009年1月10日 (土)

栄町のカフェ風中華

中華ダイニング「明楓」(めいふう)  以前から一度行ってみたいと思っていた中華ダイニング「明楓」(めいふう)。訪れたのは昨年の事、暮れも押し迫った12月でした。PAXREXの前の乙仲通りを西へ、西へと向かいます。ランチ仲間のマダムひろことゆかりーなは「けいママって、ほんまにいろんなお店知ってるよね?」。いやいや〜ブロガーの宿命と言おうか、鼻がくんくん、 窓辺のカウンター席が栄町らしい店内 この辺りかなって。
 みなさん、栄町ではビルの2Fや、3Fや奥まったところにお宝みたいな店がざっくざくありますからね。ちょっと分かりにくいお店も、見つけてしまえばこっちのもの。とにかくまずは辿り着きましょうね。
 さて「明楓」の店内。窓辺に設けられたカウンター席、これぞ栄町のカフェ・スタイル。でもメニューは中華です。オーナーさんがシャカシャカと勢いよく鍋をあおる音と、これぞ中華!というエキスの効いた匂いが漂います。 豚肉と海鮮の焼きそば
 お昼時の店内は、次から次へと常連さんが引っ切りなしにやって来る感じ。壁にかけられたレトロな写真は、およそ中華の店の雰囲気ではないけれど、斬新でもなく、気取っているわけでもなく居心地満点。それもそのはず、日本人のご主人と中国出身の奥様の息はピッタリ。家庭的な雰囲気の中で、ひたすら日中友好、いいとこ取りの料理を生み出しているんですね。
 さてこの日は三人三様のランチを注文。 白身魚のほんのり黒酢風味甘酢あんかけ マダムひろこの豚肉と海鮮の焼きそば。けいママの「日替わりランチ・白身魚のほんのり黒酢風味甘酢あんかけ」どちらもとろ〜り感がたまらない。メニューは中国で定番の家庭料理が中心だそうですが、作り手はプロです!具材にしっかりとからんだとろみと、あっさりだけどこくのある味わいが、最後の一口を食べ終わるまで楽しめます。中華の名店がひしめく神戸の町で、またまたお気に入りの一軒を発見した気分。 チャーシューと目玉焼きのせ砂鍋焼きごはん 今度はゆかりーなが注文したチャーシューと目玉焼きのせ砂鍋焼きごはんにしよう。
 カフェ風中華にふさわしく、スイーツや中国茶も、とっても充実していて美味だそう。早くこの店の常連になりたいな、けいママも。

明楓(めいふう)
Tel&Fax. 078-341-5306
〒650-0023 神戸市中央区栄町通5丁目1番1号
サンシティー栄町2F
Lunch 11:30~14:30
Tea Time 14:30~17:30
Dinner 17:30~21:00
不定休

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2009年1月 7日 (水)

居心地のよいデザイン

サントリーミュージアムの「純粋なる形象」展 今年の初美術館詣は、天保山のサントリーミュージアム。ディーター・ラムスの時代ー機能主義デザイン再考というサブタイトルが付いた「純粋なる形象」展です。ドイツのブラウン社でデザイナー、ディレクターとして500を超える製品を世界に送り出して来たインダストリアルデザイン界の巨匠の、40年以上にわたる全仕事を概観する展覧会です。
 日本でも愛用者が多いシェーバーを始め、オーディオ機器やコーヒーメーカー、目覚まし時計や電卓など懐かしいのに今見ても新鮮な製品の数々。ディーター・ラムスの作品を概観する展覧会です実際に使っていたモノ、欲しくても手が出なかったモノ…その時代と自分の生活が思い出され、つい人に説明したくなる。そういえば、少々高くても何かと理由をつけてデザインのいいモノを買っていたよな。若い頃からシンプル & モダンの洗礼を受け、バウハウス以降の機能主義デザインが骨の髄まで染み込んだ我々の世代にとって、ラムスの展覧会は居心地のよい我が家に帰って来た気分です。今見ても新鮮な製品がたくさんあります
 当時日本では「デザインでモノは売れない」という声を営業現場からよく聞きました。いまは「エコでモノは売れない」という声が。この人たちはデザインやエコを、製品を売るための上っ面の飾りと勘違いしているのでしょうね。それぞれの製品が持つ本質的な価値や奥深い思想を見ていない。だから、逆にデザインのためのデザインが幅を利かせるようにもなる。
 その頃に比べると日本製品のデザインを取り巻く環境も、ずいぶんよくなって来ました。図録『 Less and More 』の写真は、奥脇孝一さんによるもの喜多俊之さんの液晶テレビAQUOSとか、深澤直人さんの±0の加湿器とか、世界に誇れるモノが生まれています。我々消費者の意識が高まった結果でもあるし、それがまた消費の選択肢を増やし、いいモノを手に入れることができる。この好循環が続けばうれしいですね。毎日の暮らしがゆたかなります。
 ところで、この展覧会のポスターや図録『 Less and More 』の写真は、奥脇孝一さんが撮影されたもの。さすが、モノクロームのHANAシリーズで素晴らしい表現世界を創られている奥脇さんならでは美しさ。ミニマルで静謐なたたずまいが、ディーター・ラムスの時代ー機能主義デザイン再考「純粋なる形象」ラムスのデザイン哲学を雄弁に表現しています。800ページにも及ぶこの図録、じっくりディテールを見ていると使い勝手の良さや素材感覚の見事さなど、学ぶことがいっぱいあって「デザインとは何なのか」が分かってきます。

サントリーミュージアム[天保山]
ディーター・ラムスの時代ー
機能主義デザイン再考
「純粋なる形象」

〜2009年1月25日(日)まで
月曜休館

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2009年1月 4日 (日)

パリのおばあさんの物語

買い物をしているおばあさんの後ろ姿。グエル公園で買った絵です 買い物をしているおばあさんの後ろ姿・・・バルセロナのグエル公園を訪れた時、露店を出していた青年から買ったお気に入りの絵。義母に似てるなあ、何処の国でも愛らしいおばあさんって居るんだなと。
 で、 パリのおばあさんはどんなだろ? 年を取ってもやっぱり、固いバケットを食べるのかしらん? 日本よりずっと寒いだろうけど眠る時はどうするの?
 フランスで子供から大人まで読みつがれているという『パリのおばあさんの物語』は、想像していたよりずっと小さな絵本でした。市場で買い物をしているおばあさん、いったいどこに居るの?と、まるで探しものの絵本のように、目を凝らしました。だってけいママも、それほど若くない。いえ、若いという言葉はもう、どこかに飛んでいってしまいましたとも。財布の中のコインがよく見えない。玄関の鍵穴で一苦労。眼鏡やハサミ、一日中探しもの・・・あっは!一緒なんだ、パリのおばあさんも。パリのおばあさんはどんなかな?ということで絵本のご紹介
 違いと言えば、そこはパリのアパルトマン。ちょっと鼻にかかったようなフランス語読みをすると、それはもうちょっとオシャレで、エスプリ? ハート模様のような壁紙に、亡くなったおじいさんの写真や、たくさんの額が飾られている。おばあさんは古いソファーに座り、チェックの膝掛けを当てて、遠い思い出に浸る。あっは!やっぱり同じなんだ。うちのばあちゃんもこたつに体を入れて、頬杖を付いて昔の話をする。そんな様子をじいちゃんの遺影が見つめてる。
 パリのおばあさんはそして、とってもかわいくて前向き!シワも白髪も「変身するのが大好きだったんだもの」と受け入れる。大好物の玉ねぎ炒めを、胃が受けつけなくなっても「これでもう、玉ねぎを切って眼を泣きはらすこともなくなったわ」と言って笑う。でも老いをすんなりと受けとめるおばあさんの歩みには、とてもつらい出来事があったのです。
 そんなおばあさんの過去を追って行くページのところどころに、ハッとするような読者への問いかけが。あなたはこんな体験をした事がありますか? あなたはどう思うかしら・・・? それは翻訳者である大女優・岸恵子さんのあとがき「この広い世界には、いろいろな人が生き、日本にいては考えられないような暮らし方をしている」ことを知ってほしいという、メッセージに繋がっていきます。
 パリのおばあさんと、二人の年老いた私の母たち。その姿を重ねながら、私自身の老いを想い、またこの国に生まれた安堵感さえも感じさせてくれた一冊。これから先も何度も手に取って、さわやかな言葉を貰い、見事な老い方を見習わなければと思います。

『パリのおばあさんの物語』。オススメです『パリのおばあさんの物語』
スージー・モルゲンステルヌ著
セルジュ・ブロック絵、岸恵子訳
千倉書房

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2009年1月 1日 (木)

丑年、お正月に

 ギャラリーPAXREX店主からご挨拶
 今年は丑年。牛と言えば、落ち着いて悠然と構えているイメージがあります。ゆっくりのんびり草を食む、しかも胃が4つもあり反芻しながらじっくり咀嚼する。スローモーだけれど着実に生きている。この猛スピードで変化する時代、ちょっとうらやましい存在ではありませんか。
友人の陶芸家が焼いて年末に届けてくれた、干支の置物 友人の陶芸家が焼いて年末に届けてくれた、干支の置物。ちゃ〜んと緑の牧場の敷物付きです。苦しみも悩みも、すべて包み込んでくれる大らかな原子心母の風格がありますよね。ありがとうございました。
スペインでよく見かける、お酒メーカーの牛 こんなやさしい牛のイメージがある一方、猛々しい闘牛の牛もいます。スペインの高速を走っていると、赤茶けた大地にぬっと現れる巨大な黒い雄牛。あるお酒メーカーの看板なのですが、よく見かけます。ピカソが描く牛は当然こちらです。
 昨年、猛烈な嵐に巻き込まれた株の世界。強気の相場をブル(雄牛)と言います。ちなみに弱気の相場はベアー(熊)。さあ、投資家の心理がブルに変わるのは、丑年中なのか。いや、もうちょっと先になるかもしれませんね。世界の経済情勢がどうであれ、日々の暮らしの中で幸せと喜びを感じていきたいものです。気持ちの持ちようをチェンジして、悠然と生きていくライフスタイルに変える、チャンスの年でもあるのだと信じて。
 2009年が、皆さまにとって健やかで穏やかな一年になりますよう、祈っております。

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