きまぐれ散歩
いつもユニークな視点で楽しい話題を提供してくれる、「さくらぎ通信」の最新版です。
ご無沙汰いたしておりました。野暮な用事に追われ、ハッと気付きましたら鎌倉も秋がいよいよ本番。秋晴れのある日、鎌倉を離れ、観光と鑑賞の「きまぐれ散歩」を楽しみました。
「エスカー」ってご存知でしたか? 私は全然知りませんでした。女房殿が本屋さんでこの本面白そう! といって買った本ー「地球のはぐれ方」東京するめクラブ/村上春樹・吉本由美・都築響共著ーの中で「誰も(たぶん)知らない江ノ島」の「エスカーとは!?」に面白しろおかしく紹介されていました。
「エスカー」とは単なる屋根付きのエスカレーター(上りのみ)です。しかも有料です。4回乗継げば楽々と山頂に到着です。以前香港の香港島では急坂にへばりついた旧市街地で江ノ島の十倍はあろうかという長さの屋根付きエスカレーターに乗りました。 こちらも乗継いでいきます。市民の足として生活に無くてはならない乗り物として活躍しています。しかも当然のことながら無料です!
しかしながら、まあ60を過ぎた者にとっては急な上りの坂道は大変。帰りの事も考えるとついつい乗ってしまいました。たしかに帰り道は体力を残して急な階段を降りられました。
展望台からは快晴の相模湾と三浦半島が眺めることができました。江の電に乗って秋晴れの一日、4時間の散歩でした。
新しい試みー活躍する若手ディレクターが選んだ「アートフェア」を楽しむ。
10月29日から11月3日まで東京・南青山のスパイラルで開催された「エマージング・ディレクターズ・アートフェアーウルトラ001−」へ行ってきました。このアートフェアはこれまでのギャラリー単位で出展されるアートフェアではなく、各ギャラリーで現場に立つディレクター個人を出展単位とした新しい試みだそうです。ディレクターの年齢制限は40歳以下とのこと。会場には東京、名古屋、京都のギャラリーに所属する若手ディレクター25名が若々しい感性でセレクトした絵画、彫刻、写真など約100点が展示されていました。
私が懇意にさせていただいている「Gallery Kozuka」(名古屋)の二代目小塚真里繪さんがディレクターとして参加するとお聞きしていましたので、これは是非とばかりに参上いたしました。展示会場はスパイラルの玄関を入るとすぐに目に入ってきました。
小塚真里繪ディレクターが選んだ作家4名(愛知県在住)は三浦篤正、鈴木淳夫、亀谷光路、中野克俊の各氏。皆さん、私の好きな作家さんばかりで、楽しく鑑賞できました。
展示会場全体からは、新しいものを生み出していこうとする意気込みを感じました。「ウルトラ001」なので今後もずーっと継続され、東京、名古屋、京都といった枠を超え、新しい試みと共に新しい世界を見せてください! 期待しています!
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コメント
いつもピリッと来る話題を
有り難うございます。今回も!
「地球のはぐれ方」なんて本があるんですね。
エスカーってネーミング、ちょっと昭和レトロ?
レスカとか、レイコーとか・・・
これ全部分かる方、お仲間
アートフェアーの話題も

とても楽しませていただきました。
ディレクターの年齢制限は40歳以下ですか・・・
でも還暦以後が、人生楽しい
を、ひろパパと共に、証明して下さいませ。
次回の「さくらぎ通信」を
楽しみに、お待ちしています
投稿: けいママ→さくらぎさんへ | 2008年11月13日 (木) 10時17分