« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年11月

2008年11月30日 (日)

まだまだ続きます、PECHUポエム

Photo  最近の“かぜくさ便り”は、連日「PECHUポエム」。けいママはいつまでやる気やろ? いやいや~、まだ当分続くんですよ、これが。やれやれってため息?(笑!)
 ただ、今日はちょっとポエムを一休みして、皆さんにPECHU作品展「宇宙と金魚と天使」の様子をお伝えしようと思います。
 まずは11月22日に行われたレセプション・パーティー。Photo_2 人前で話しをするのが大の苦手というPECHUさんですが、この夜は皆さんに挨拶を。「私にとって初めての個展。大好きなギャラリーPAXREXでやらせてもらって嬉しいです」。それを聞いたけいママはたちまちウルン。でもしっかり言っちゃいました。「悲しいかな、うちはメディチ家ではないんです。 全面的に彼女のパトロンになってあげる事は出来ないんです。どうかご支援をよろしく」。
 そんな様子を、会場でじっと見守ってくださっていたPECHU天使のご加護があったのでしょうか。Photo_5 総勢6人の小天使様は、次々と行き先が決まってしまいました。で、追加でもう少しだけ、PECHUさんに制作してもらうことに。あと3人の小天使さまがご到着の予定です。
で、これまた大人気の金魚シリーズ。 じっくりと我が家に連れて帰る金魚を選ばれる方、あるいは直感、即決の方、いろいろいらっしゃいます。 また宇宙シリーズの前では、それはもうどなたも感嘆のため息を! PECHUさんが制作に使うボールペン“パイロット・ハイテックC”もご覧いただくためにギャラリーに置いてあります。1_6 何せこれ一本から彼女が生み出す作品ですから。
 そして今回、ギャラリーにお越し下さった皆さんの言葉や反応から、実は「PECHUポエム」に繋がるヒントを頂戴しています。 昔飼っていた金魚へのレクイエム、あるいは「みのりと言うタイトルだけど、何だか女性の顔に見える・・・」みたいな感想。 もちろんPECHUさんの「こんな事がありました」。とか「この作品を描いていた時は・・・」。みたいな話からも。1_7 そしてつくづく感じています。無限に想いが広がって行く、このPECHUワールドの奥深さを。彼女の2倍よりも多く生きているけいママですが、見たもの、感じたものを吸収する力がぜんぜ〜ん無いんだと愕然とする時も。と、言いながら明日からまた毎日、PECHUポエムを続けるわけですからね。あつかましいですね。 
 いえいえ、皆さん、ポエムは無視してくださっていいですから「今日のPECHU作品は、どんなんかいな?」とどうか、どうか覗いてくださいまし。ちなみに明日は『さくら』ですよ♪
ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)~12月23日(火・祝)
11時~19時(水曜定休)
  

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月29日 (土)

PECHUポエム その10「あるびの」

「あるびの」あるびの

かわいた場所では生きていけない
そりゃきんぎょだもの
でも限りある水槽の中でも
やっぱり生きていけないと
いきなり宇宙に飛び出していった
わたしのきんぎょ
今日も元気にしているだろうか
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)〜12月23日(火・祝)
11時〜19時(水曜定休)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月28日 (金)

PECHUポエム その9「いのち」

「いのち」いのち

宇宙の神秘をいやというほど
かき集めても
このミラクルにはかなわない
闇の中から光の世界へ
君を迎えるその日のために
わたしはどれほどの
息を吸い込むだろう 
(byけいママ)     

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)〜12月23日(火・祝)
11時〜19時(水曜定休)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月27日 (木)

PECHUポエム その8「ひぶな」

「ひぶな」ひぶな

立ち止まらないで
振り返らないで
そんな言葉があっても 無くても
この美しく輝く季節を
今はただ 前を向いて進もうと思う
この体に刻み込まれる
数々の記憶を
やがてあなたのそばで
ゆっくりと思い出す日まで
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)〜12月23日(火・祝)
11時〜19時(水曜定休)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月26日 (水)

PECHUポエム その7「おくりもの」

「おくりもの」おくりもの

あなたのあの時の言葉が
私へのおくりものだったのだと
やっと気がついた
あまりにもなにげなく
ぽつんと言われたものだから
あの時はわからなかったのだけど
その言葉を思い出すたびに
私は笑顔になれる
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)~12月23日(火・祝)
11時~19時(水曜定休)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月25日 (火)

PECHUポエム その6「りゅうきんC」

「りゅうきんC」りゅうきんC

口紅もきれいな服も
髪にかざる花も
用意万端ととのえたわ
今日の旅立ちのために
月明かりがふんわりと
私の行く手を照らし出す
その先であなたは
両手を広げて待っていてくれるだろうか
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)〜12月23日(火・祝)
11時〜19時(水曜定休)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月24日 (月)

PECHUポエム その5「くろす」

「くろす」くろす

星の数ほど悲しみがある
だから星の数ほど祈りがある
時を忘れてささげる祈りは
夜空を突っ切って届けられるはず
やがて星の数ほどの
花びらが天に舞い
微笑みの天使がやってくるはず
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)〜12月23日(火・祝)
11時〜19時(水曜定休)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月23日 (日)

PECHUポエム その4「りゅうきんD」

「りゅうきんD」りゅうきんD

冷たい水を注いだグラスの中
小さなにごりが見える
何だろうと
あたたかな日の光にかざしてみると
きんぎょが見えた
やあ、お久しぶりと
むかし飼っていた
あのきんぎょがつぶやいた
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)〜12月23日(火・祝)
11時〜19時(水曜定休)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月22日 (土)

PECHUポエム その3「ぞう」

「ぞう」ぞう

髪に深紅の花を飾った君は
巨大なぞうの影に隠れてよく見えない
空に向かって開かれた
この扉をくぐり
君の待つ場所へと歩みを進めたら
僕はもう
引き返すことは出来ないのだろうか
立ちすくむ僕を ぞうが静かに見つめている
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)~12月23日(火・祝)
11時~19時(水曜定休)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年11月21日 (金)

PECHUポエム その2「しゅぶんきん」

「しゅぶんきん」しゅぶんきん

時が経てば 忘れてしまうことよ
と友人が言う
そんなことあり得ないわ 絶対に
とわたしが言う
傍らの水槽で
きんぎょが泳いでいる
その世界に ぜったいはあるのだろうか
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)〜12月23日(火・祝)
11時〜19時(水曜定休)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年11月20日 (木)

PECHUポエム その1「りんね」

「りんね」りんね

ゆっくりと日が昇る
夜の闇を舞ったコウモリやフクロウ
暗闇に目を輝かせた獣たちが
ひっそりと眠りに付く
代わりに目を醒ました花や 生きものたちが
日の光を浴びて動き始める
その営みを見続けるわたしは
今どこを さまよっているのだろう
(byけいママ)

ギャラリーPAXREX 
PECHU作品展 「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)~12月23日(火・祝)
11時~19時(水曜定休)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月19日 (水)

さあ、PECHU作品展です!

PAXREX、初めての写真以外の個展です  宇宙という雄大な空間。あるいは両手で覆ってしまえるような小さな金魚鉢。そのどちらにもPECHUさんの世界があります。
 PAXREXが出会ったとてつもない才能を、やっとご紹介する準備が出来ました。新星アーティストPECHUさんの、今回は本格的デビューです。そしてPAXREXにとっては、初めての写真以外の個展です。
一本のボールペンから生み出されるPECHUさんのアート  思えば彼女の作品を初めて目にしたのは、もう2年以上も前。見た瞬間、何て美しいんだろとため息が出ました。一度見たらもう、頭から離れない! そんな作品に出会う機会は、たとえギャラリー店主として、数々の作品に触れていても、そんなにある事ではないんです。さらにその絵が、0,3ミリの太さの、一本のボールペンから生み出される事にも驚きました。あの頃のPECHUさんは、逆算するとまだ24歳だった!「20人の天使展」作品
 そして昨年のPAXREX「20人の天使展」に、彼女も20人のアーティストの一人として、PECHU天使を出品してくれました。繊細なその作品を一目見てPECHUファンになり、彼女の参加するアートフェアに出掛けていくようになった男性を、少なくとも二人知っています、はい。
 半年程前PAXREXに、久しぶりに顔を見せたPECHUさん、おもむろにかばんの中から『金魚たち』の作品を取り出しました。「しばらく家にこもって、金魚ばかり描いていたんです」。
「金魚」の作品を加えていよいよ個展  目に飛び込んで来た鮮やかな金魚、かわいい金魚、メランコリーな金魚、・・・以前からPAXREXに紹介してくれていた作品に、この金魚シリーズを加えると、やっと点数が揃った!「フーム、もう展覧会をやるっきゃない!」と、ひろパパは決心を固めました。
 PECHUさん、あの頃と少しも変わらない澄んだ眼差し。ギャラリーに来ても、数々の作品を、どれほど時間をかけて観ることか。お待ちしてます! やがて彼女が感じたものが、ゆっくりと溶け込むように消化され、彼女の手に握られたボールペンからミラクルが、ファンタジーが生まれます。
 どうかあなたもPECHUワールドを、ご覧になって下さい。一目彼女の作品に出会えば、それはあなたにとっても、ステキな出来事の始まりだと、PAXREXは信じています。
 大事に、大事に才能あるアーティストを育てて行く、そんなワクワクをあなたと分かち合える事を願って『宇宙と金魚と天使』いよいよ開幕。PAXREXが夢ある空間となりますように。

ギャラリーPAXREX
PECHU作品展「宇宙と金魚と天使
11月20日(木)〜12月23日(火・祝)
11時〜19時(水曜定休)

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2008年11月16日 (日)

イタリア発 サン・マルティーノの日

栗を炒っているところ ギャラリーPAXREXもずい分国際的になって来ました。取り扱い作家の志賀伸子さんはパタゴニア在住、そしてグレメッティーことマルコは、今年の夏から故郷モデナに戻り活動中。
 今回マルコとガールフレンドのユミが届けてくれる話題、キーワードは“栗”です。マンマがフライパンをフリフリ以前「栗の季節の渋皮煮」というブログでご紹介した、けいママ思案中のあの鍋が登場!これはもう、ぐぐっと身を乗り出さずにはいられない!

みなさん、こんにちわ。マルコ&ユミのイタリア通信第2弾です。
 日本の秋はいかがですか?さて11月11日はイタリアでは「サン・マルティーノの日」と言って、この日は栗を食べるそうです。なので前日よりマルコのお父さんは栗を買ってきて、年季の入ったフライパン昨日は朝からガスコンロをガレージから運んだり、ガスボンベを買いに行ったり大忙しでした!
 夕ご飯が済んでからいよいよ栗との格闘です。臭いが家の中に籠もるのが嫌なので、ガスコンロをバルコニーに出して、せっせと炒ってました。栗を炒る前に、縦に軽く切り込みを入れるのがコツみたいで、これも入れすぎると炒った時に焦げるので「あくまで軽めに!!」とお菓子好きのお父さんの知恵。
 無事いい感じに仕上がって「さあ、食べよう!!!」のその前に、忘れてはいけないのがvino novello(ヴィーノ・ノヴェッロとは、栗を食べるという「サン・マルティーノの日」イタリアのワインの新酒です)で、サン・マルティーノの日は栗を食べるだけでなく、栗と共に今年のワインを頂くというわけみたいです。
 ちなみに今回初めて気が付いたのですが、栗の皮を剥く時、日本では平らな面に縦に切り込みを入れて剥くというのが一般的だと思うのですが、こちらでは全く逆で、全て丸い面に縦に(あらかじめ)切込みを入れていました。国が変われば、こんな細かいことも違うもんなんですね。栗と共に味わうのはvino novello

 栗とvino novelloですかあ~何とも粋な組み合わせ!日本でもヌーヴォーで大騒ぎですが、栗は無いなあ。それにしてもあの焼き栗専用の穴あきフライパンが、ちゃあんとイタリアのキッチンで使われているんだと知って、大満足のけいママでした。ありがとうマルコ&ユミ!いつかマルコのマンマと共に、フライパンフリフリをさせてもらうぞ!

※マルコが、自身のホームページを開設しました。イタリアも、日本もマルコにとってはエキサイティング!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月13日 (木)

きまぐれ散歩

 いつもユニークな視点で楽しい話題を提供してくれる、「さくらぎ通信」の最新版です。

「地球のはぐれ方」という本で紹介されていた「エスカー」  ご無沙汰いたしておりました。野暮な用事に追われ、ハッと気付きましたら鎌倉も秋がいよいよ本番。秋晴れのある日、鎌倉を離れ、観光と鑑賞の「きまぐれ散歩」を楽しみました。

「エスカー」って? 
「江ノ島」を楽しむ。

 「エスカー」ってご存知でしたか? 私は全然知りませんでした。女房殿が本屋さんでこの本面白そう!「エスカー」とは屋根付きのエスカレーター  といって買った本ー「地球のはぐれ方」東京するめクラブ/村上春樹・吉本由美・都築響共著ーの中で「誰も(たぶん)知らない江ノ島」の「エスカーとは!?」に面白しろおかしく紹介されていました。
 「エスカー」とは単なる屋根付きのエスカレーター(上りのみ)です。しかも有料です。4回乗継げば楽々と山頂に到着です。以前香港の香港島では急坂にへばりついた旧市街地で江ノ島の十倍はあろうかという長さの屋根付きエスカレーターに乗りました。展望台からは相模湾と三浦半島が  こちらも乗継いでいきます。市民の足として生活に無くてはならない乗り物として活躍しています。しかも当然のことながら無料です!  
 しかしながら、まあ60を過ぎた者にとっては急な上りの坂道は大変。帰りの事も考えるとついつい乗ってしまいました。たしかに帰り道は体力を残して急な階段を降りられました。
 展望台からは快晴の相模湾と三浦半島が眺めることができました。江の電に乗って秋晴れの一日、4時間の散歩でした。

新しい試みー活躍する若手ディレクターが選んだ「アートフェア」を楽しむ。

東京・南青山のスパイラルで開催された「エマージング・ディレクターズ・アートフェアーウルトラ001−」  10月29日から11月3日まで東京・南青山のスパイラルで開催された「エマージング・ディレクターズ・アートフェアーウルトラ001−」へ行ってきました。このアートフェアはこれまでのギャラリー単位で出展されるアートフェアではなく、各ギャラリーで現場に立つディレクター個人を出展単位とした新しい試みだそうです。ディレクターの年齢制限は40歳以下とのこと。会場には東京、名古屋、京都のギャラリーに所属する若手ディレクター25名が若々しい感性でセレクトした絵画、彫刻、写真など約100点が展示されていました。各ギャラリーで現場に立つディレクター個人を出展単位とした新しい試みだそう
 私が懇意にさせていただいている「Gallery Kozuka」(名古屋)の二代目小塚真里繪さんがディレクターとして参加するとお聞きしていましたので、これは是非とばかりに参上いたしました。展示会場はスパイラルの玄関を入るとすぐに目に入ってきました。
 小塚真里繪ディレクターが選んだ作家4名(愛知県在住)は三浦篤正、鈴木淳夫、亀谷光路、中野克俊の各氏。皆さん、私の好きな作家さんばかりで、楽しく鑑賞できました。
 展示会場全体からは、新しいものを生み出していこうとする意気込みを感じました。「ウルトラ001」なので今後もずーっと継続され、東京、名古屋、京都といった枠を超え、新しい試みと共に新しい世界を見せてください! 期待しています!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年11月10日 (月)

パタゴニアにレストラン開店!

この夏、PAXREXで展覧会をした志賀伸子さん(この写真はその作品) この夏、PAXREXで志賀伸子さんの作品を展示していましたが、覚えておられるでしょうか? アルゼンチンのパタゴニアに住んでいる写真家です。彫刻の勉強をしていて、後に写真の面白さにハマって転向した作家です。だから何かをただ撮るだけでは満足しない。「菜園」と題するシリーズは、トウモロコシやソラマメ、白菜などで面白い造形をつくって撮影する、というユニークな手法です。見ているといろんな物語が思い浮かぶ、楽しい作品でした。志賀伸子さんのご主人がパタゴニアにレストランをオープンしたそうです
 その志賀さんからパタゴニア便りが届いたのでご紹介します。レストランをオープンされたそうですよ。

 日本のみなさま、お元気ですか? そちらはすっかり秋も深まったと聞いています。お変わりないでしょうか?
 このあいだ、主人がゴルフ場の中にレストランをオープンしました。アジア料理をパタゴニアの食材でお出しする、という趣向だそう お店の名は「Asia de Los Andes」。アジア料理をパタゴニアの食材でお出しする、という趣向です。
 そんなわけで、私も厨房で天ぷらを揚げたり、巻き寿司を作ったりしてます。 遠いから、簡単に「来てくださいね」とお誘い出来ないんですが、いつかどうぞいらしてください。ゴルフ場には野うさぎが跳ね回り、空はすっかり夏の青さです。

 いかがです? どんな味なのか、とても興味深いですよね。しかし、志賀さんも書いておられるように、あまりにも遠い。「Asia de Los Andes」。いつか行ってみたいと思います 地球の裏側のアルゼンチンで、しかも南の端のパタゴニア。季節も逆なので、これから夏。空気も爽やかなベストシーズンだろうなと思っても、「すぐに行きます!」とは言えない。 でもいつの日にか機会をつくって、ぜひお邪魔したいと思っています。レストランの成功を祈っております。写真もがんばってくださいね。
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月 7日 (金)

オーガニックコットンの優しさ

神戸・中山手の「エコハウスギャラリー」  エコ、エコって最近は毎日のように聞く言葉ですよね。でも「エコハウスギャラリー」の物静かなオーナーは、ずっと以前から言い続けていましたよ、エコ、エコって。
 彼の建築設計事務所に隣接するエコハウスギャラリー、もちろん内装は全てエコ建材です。柿渋の塗料や、いぶし瓦、珪藻土の壁など、実際にエコな家を建てるためにふさわしい建材が、オーガニックコットン工房“優布”の作品展が開催中(これは材料のコットンボール) これでもかってくらいに展示されていて、訪れた人たちはイメージを脹らませる事が出来ます。
 そしてカーテンやクッションもやはり、エコでなくっちゃ!と、いうわけで現在オーガニックコットン工房“優布”の作品展が開かれています。まずは材料のコットンボールをご覧あれ。
 実はコットンを作るためには、カーテンやクッションもやはりエコで 大量の農薬が使われるんですって。食べ物のように口にするものでは無いから、余計に使っちゃうみたいですよ。そんな中で、完全無農薬で栽培された綿から穫れ、一切の化学処理をしていない生地がオーガニックコットン。世界で生産されるコットンのうち、僅か0,5%しか無いそうです。 なるほど優しくて、アーティスト・藤井千穂さんが墨彩を 思わず頬刷りしたくなる感触は、素直に体が反応するからなのでしょうか。
 そんな素材に、アーティスト・藤井千穂さんが墨彩を施しました。流れるように、踊るように、波打つように描かれた文字や模様は、作り手の優しさと同時に、物作りへの強い意志とこだわりを感じさせてくれます。部屋の仕切りにこんな布をかけたら、目に入る度にほっと心が和みますよね。
 コットン工房で扱っていらっしゃる、オーガニック生地の見本も見せていただきましたが、生成り、白、そしてグリーンのコットンボールの組み合わせ、また織り方によってバラエティーも豊富。上にたくし上げるローマンシェード 上にたくし上げるローマンシェードは最近人気あるそうです。窓からの日射しを半分だけシャットアウトして、まろやかな光の中でお茶を飲むひととき。自然素材だからこそ色あせたり、縮んだり・・・そんな事も承知で、オーガニックコットンを迎え入れたいですよね、エコな日常に。

エコハウスギャラリー
オーガニックコットン工房“優布”作品展
11月18日(火)まで
定休日 水曜日、木曜日
〒650-0004 神戸市中央区中山手通4-22-6
アルテハイム神戸・県庁前1F
Tel. 078-291-0012

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年11月 4日 (火)

アートの新星とPAXREX

サントリーミュージアム[天保山]で開かれた『アートストリーム2008』  あるところに、毎日ひたすら絵を描いている女の子がいました。彼女がそのために使う道具は、ボールペンだけです。その名を「PECHU」。今日はサントリーミュージアム[天保山]で開かれた新進アーティスト104組の展覧会&マーケット『アートストリーム2008』でブースを開いています。お客さんを待つ間にも、描いてる、描いてる、ずっと描いてる。
 その手元を見て下さいな。下書きなんてありません。頭の中に完成形がすでにある?と、言うわけではないそうです。ブースを開いていたPECHUさん でも面白いほどに手が動き、連続模様が、あるいはモノの形が現れます。
 と、そこに一人のおばさんがやって来てPECHUさんに声をかけました。「調子はどう?」「あっ、けいママさん!」 はい、この日は彼女の様子を見がてら、アートフェアを見学。
「私、接客が何より苦手で・・・」。と言うPECHUさん。確かに店番をしていても、すぐ絵を描き始めちゃいます。全くお客さんに気付かない時も。11月20日からPAXREXで個展を開催するアーティストです
 で、けいママ、せっせとPAXREXの案内状を手渡します。「11月20日から、うちのギャラリーで彼女の初めての個展をやります。是非来てくださ〜い!」。お客さんの中には、このどでかいハガキがTAKE・FREEだとは思わず「ええっ! ただで貰っていいんですか? きれいですね、これ。飾ります!」って方も。嬉しいですねえ。
 さて、どんどん人が増えて来た。ご近所さんはどんな風? 他にも、イラストや写真、アクセサリーなど、さまざまな表現法を用いたブースが 細かく区切られたブースには、イラストや写真、アクセサリーなど、さまざまな表現法を用いた作品がひしめき合います。彼らはキラキラした目でアートを語り、自分の作品に目を止めてくれたことにサンクスを言う。そのさわやかさ。また晴れやかな秋空の下で、アート制作に励む若者たちののびやかな姿。
 一方訪れる人々は宝物探しのように、ウキウキして各ブースを廻り、時に選び抜く。この中から、やがて世界に羽ばたいていくアーティストが生まれるかもしれない 手にした、たった一枚のポストカードが、この先自分の心をポッと慰めてくれることだってある。この中から、やがて世界に羽ばたいていくアーティストが生まれるかもしれない。そんな期待やドキドキを、実際の形に繋げていける、これがギャラリーの醍醐味でしょうか?
 アーティストとその作品を求める人々。その橋渡しをするギャラリー。PAXREXはこの度縁あって、PECHUさんの展覧会をします。いずれ改めて、彼女の紹介を。
 顔の無い人々の、不思議な写真「Decay」展の後は、オープン以来初めての、写真ではない展覧会です。アートの新星にかけるPAXREXの想い。まずはご案内をあなたに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 1日 (土)

ニーチェと、日本の美意識と

 ギャラリー店主ひろパパが語る『Decay』。今回は作品タイトルから迫るその魅力です。

 11月9日(日)まで開催中の『Decay -壊れてゆく- 』展。作家のモルテザ・アリアナさんは、すごいインテリです。なにしろ作品名はすべて哲学者ニーチェの著作からとった、と言うのですから。「詩的でとても美しいドイツ語です」とおっしゃるが、日本語に訳した私は「この人を見よ」「ツァラトゥストラはかく語りき」などの著作を出した、実存主義の先駆けで偉大な思想家、というぐらいしかニーチェについては知らない。ですから皆さまにはつたない日本語訳しかお読みいただけなくて、申し訳ございません。 「神はどこへ行ったのか(goetzen neue flucht)」
 たとえば「神はどこへ行ったのか(goetzen neue flucht)」。そのまま訳せば神の新逃避、といった感じでしょうか。これは、神はどこにでも存在するが、人間がそれに気付かなくなったというような意味合いだそうです。お地蔵さん(?)の横をさっさと通り過ぎる女性。ちょっとユーモラスでしょ。
 「大いなる昼休み(der grosse mittag)」。「大いなる昼休み(der grosse mittag)」 なんか緊張の解けたユルイ雰囲気が、観る者をホッとさせてくれます。ところで、どの作品も余白の取りかたが大胆だと思われませんか? モルテザさんは実は日本の伝統的な美意識をずいぶん研究されたそうです。ワビサビの心や、水墨画などで極限まで要素を省略して本質に迫る美学。ニーチェの哲学と共に、日本人が持つこのような美意識から、この独自の表現スタイルが生まれたという。そう言われれば、そんな風に見えてきますね。だから彼はスタイルの確立に大きな影響を与えてくれた、日本と日本人にとても感謝しています。
「私は薔薇を見なかった(Ich sah keine Rose)」  こんなのもあります。「私は薔薇を見なかった(Ich sah keine Rose)」。薔薇は単に花のバラではなくて、大切なもの、いとおしいもののシンボルなのでしょうけれど。みんなうつむいて、すこし意気消沈したような様子が切なくもカワイイ。「ゆるやかな退廃(entartung sanft)」
 すこし辛口の「ゆるやかな退廃(entartung sanft)」。重苦しくなりがちなテーマですが、作品はポップで軽快。重いものを重く表現してしまうと、美しくも面白くもない。見るものに苦痛を与えるだけですからね。そんなツボも心得た素晴らしい作品を、ぜひご覧ください。

Decay -壊れてゆく- 』展
  ~11月9日(日)まで
11時~19時(水曜定休)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »