モルテザさんを囲んでDecay展パーティ
神戸栄町にて秋の午後、外国人の方々が続々とギャラリーPAXREXへ。現在開催中の「Decayー壊れてゆくー」展は、ドイツ人写真家モルテザさんにとって初めての個展です。それを記念してのパーティには、ドイツ人の方々を始め国際色豊かな面々が集いました。
まずはけいママが前日に準備したパーティ料理を見て下さいな。 チコリの葉にツナディップが載っていますが、モルテザさんによるとドイツではとても人気のある野菜だそうですよ。「日本では凄く値段が高いねえ〜」と残念がっていました。大好評だった「小玉ねぎのマリネ」はひろパパの得意料理! 以前イタリア人フォトグラファー・マルコも絶賛してくれましたっけ。作り方ですか?それはまた次回に・・・。今日はパーティ、パーティ。ゲストからの差し入れのとっても美味しい手作り細巻き寿司や、お口でとろけるようなチョコレートも並んで、あちらこちらから料理に手が伸びる。
そしてこの日の主役モルテザさんに次々と、おめでとうの言葉と、心からの笑顔、作品への絶賛の声が寄せられます。世界各地を渡り歩き、今神戸の町で作家活動を続ける彼にとっての大切な仲間たち。共に異国で暮らす者同士の絆、あるいは日々広がっていく日本社会との繋がり。彼は見るもの、感じるものを、常に写真という形にして表現して来ました。 ひとつひとつの作品には、彼が大好きだと言う神戸の町への愛と、そこに暮らす人々への細やかで、鋭い観察力が、怖いほどに込められています。
彼の母国ドイツは、今アート最先端。世界をリードする勢いだと言われています。「何故日本では、写真アートが認知されないのか?」。祖国との違いを彼が熱く語る時、写真ギャラリー店主・ひろパパは静かにうんうんと相づちを打ちます。そうそう、どないかせんといかん・・・よね?
ともあれ天使のようにかわいいちびっ子たちが走り回り、さっぱりわからんドイツ語が飛び交い、時にイタリア語や英語も聞こえ、「おおっ、この匂い! 外国っぽい」。と途中参加のしょうさんが、扉を開けるなり鼻をくんくん、驚いたこの日のギャラリーPAXREX。世界は想像以上に身近で、小さなギャラリーは結構グローバル。
ふ〜ん、どんなんかいな? 観てみようかいな? 絵のような写真、ニーチェの著作から取ったとやらの意味深い作品タイトル。あなたの好奇心、お待ちしています。
ギャラリーPAXREX
「Decayー壊れてゆくー」
Morteza Ariana
10月4日(土)〜11月9日(日)
11時〜19時(水曜定休)
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コメント
羨ましい限りです
私達田舎の小さな写真屋には
PAXREXは刺激的です
ますますグローバルな温かい和が
膨らむと良いですね
投稿: 三木写真舘 | 2008年10月14日 (火) 14時14分
有り難うございます。
モルテザさんは、日本の良さを
どんどん吸収して、作品創りをされています。
そうそう、先日長野に旅行して
十割蕎麦が大変気に入られたよう・・・
徳島の美味しさも、是非紹介したいですよね。
投稿: けいママ→三木写真館さま | 2008年10月14日 (火) 15時54分