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2008年9月14日 (日)

立体?無彩色?の源氏物語絵巻

 今年は源氏物語の千年紀だそうです。それを記念したさまざまな展覧会が各地で目白押し。なかでも、紫式部ゆかりの滋賀県・石山寺で12月14日(日)まで9ヶ月の長丁場で開催されている「源氏夢回廊」が、力の入れ具合からいっても白眉でしょうか。期間中、王朝文化を体感できるイベントや展示が次々と催され、当時の時代背景や風俗などを含めて日本が世界に誇る物語文学の全体像が楽しめます。今年は源氏物語の千年紀
 さて今回ご紹介するのは、和紙塑像家・内海晴美氏による「艶●源氏(えんげんじ)」展。あえて分りやすく言えば、人形で創り上げた源氏物語絵巻です。人形、なんてありふれた言葉であらわすのは大変失礼な、素晴らしい芸術作品なのですが・・・。和紙を素材に独特の技法で立体の塑像を作る内海さんは、パリで開催された「平家物語」展でフランス人を驚嘆させた優れた作家です。和紙塑像家・内海晴美氏による「艶●源氏(えんげんじ)」展 たまたま来場されたフランス文化相の奥様が、その場で「あなた、すぐ見にいらっしゃい!」と電話し、大臣が駆けつけたと言うエピソードもあるぐらい。
 「艶●源氏」展は代表的な16場面を計350体の像で表現した壮麗な絵巻です。彩色はせず、和紙そのものが持つ自然な色あいのみで構成された作品からは、かえって匂い立つような艶やかさや色香が感じられる。微妙な心の揺れや鬼気迫る情念をあらわした登場人物たち、群像場面のダイナミックな動き。京都と大阪でも観れます 思わず雅な世界へと引き込まれる完成度の高い作品展です。
 とまあ、見てきたように書いていますが、実はまだ作品は見ていません。昨年PAXREXで開催した「ビザンティンの美」展の写真家・赤松章さんが撮影された、内海晴美「源氏物語」作品集を何度も眺めては、現物が見られる東京の多摩にある美術館にぜひ行きたいと思っていたのですが、機会がなくて。そのうち所有者が変わった、などという噂を耳にしてほとんどあきらめていたところに、今度の朗報です。
 多摩まで行かなくても京都と大阪で観ることが出来る。これはぜひ皆様にもお知らせしなくては、そんな次第です。

内海晴美「艶●源氏」展
 京都 高島屋京都店
     9月10日(水)~22日(月)
 大阪 高島屋大阪店
     9月25日(木)~10月6日(月)
 

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コメント

お久しぶりです

なかなか神戸に行けなくて・・・・・

エルフさんの店も素敵だし
これも良いし、、、、、

っで、モデル撮影を水曜日にします
それまでに相談に行きたかったのですが
やっぱり難しいです

とにかく一度は参りますので
よろしくお願い致します

では、、おやすみなさい

投稿: 三木写真舘 | 2008年9月14日 (日) 23時52分

いよいよ動き始めたのですね。
どんなものになるか楽しみにしております。
暑さも少しマシになってきましたので
お揃いで神戸までおいでください。
お待ちしております。

投稿: ひろパパ→三木写真館さま | 2008年9月15日 (月) 11時33分

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