カントリーな栄町
神戸の注目エリア栄町、こじんまりとした、一見地味な界隈だけど、実は世界中からモノが集まって来ているんですよ。前回のチェコグッズ「CEDOK」から、今日はアメリカに飛びましょう。カントリーなアメリカングッズに出会えるお店、その名を「Atelier Country Heart」。
PAXREXのある乙仲通を西へ、ロータリーを渡ったところに、こんなかわいい看板が出ています(オーナー自ら書かれたものだそう)。ビルの三階、階段上がって扉を開けたら、鼻をくすぐるハーブの香りが出迎えてくれました。 ちょうどこの時期開かれていたラベンダースティック作り、オーナーさんはパッチワークやトールペインティングの先生でもいらっしゃるそう。
ところでこれもアメリカから取り寄せたと言う、このツールは何? レースを広げ、真ん中のポコンと開いた穴にラベンダーの屑を入れてギュッと縛れば、たちまち香り豊かなサシェの完成! 結婚式の引き菓子を包んでもいいな。母と娘が晴れの日に備えて、色々な思い出を語りながら、二人でいくつも手作りするなんてステキですね。 光が差し込むこの小さな空間から、無限に広がっていく手作りの楽しさ。ちょっとした端切れや、小さな布も捨てないで取って置く。人々のモノを慈しむ心が、アメリカのパッチワーク文化を生み出し、子孫へと脈々と受け継がれてきました。しかも今や世界中に、そんなカントリーなアメリカンワールドに魅せられた人々が居て、大きな輪となって広がっている。
「大草原の小さな家」で、ママが肩にかけていたショール、ローラやメアリーが包まっていたキルト、古いモノの背景に存在した彼らの生活を、映像やあるいは書物で、ちゃんとイメージ出来るんですね。これは文明の発達のおかげ? 日々追われる生活の中で、古き良き時代の彼らの生活に思いを馳せ、温もりを感じ、また新たにモノを創り出して行く。
壁にかかったクレイジーキルトには、はさみやカード、指ぬきなんかまでくっ付いていて、これはそのまま現代アートにも繋がる発想? モノ創りに制約なんて無いし、いつの時代にも人はモノを創り、楽しみながら生活を豊かにしていく。
はてさて時代を超えて、海を越えてアメリカからやって来たアンティークレースや古いボタンは、どんな人の手に渡り、どんな物語を紡いでいくのでしょうか?
心優しきオーナーさんが、あなたの手作り心をサポートしてくれますよ。
Atelier Country Heart(アトリエ カントリーハート)
Tel&Fax. 078-351-0781
神戸市中央区海岸通4-3-20 甲南ビル3F
12:00〜18:00
水曜定休
| 固定リンク
「神戸でショッピング」カテゴリの記事
- 寒い夜のムーミンペンダント(2017.01.28)
- お風呂専用メガネをゲット!(2014.02.06)
- 栄町「tot-ziens」のサボテンたち(2012.07.03)
- 栄町の「TRISH-TRION」(2012.06.24)
- 元町一番街の水曜市(2012.06.18)
コメント