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2008年6月

2008年6月30日 (月)

カントリーな栄町

Atelier Country Heart(アトリエ カントリーハート)  神戸の注目エリア栄町、こじんまりとした、一見地味な界隈だけど、実は世界中からモノが集まって来ているんですよ。前回のチェコグッズ「CEDOK」から、今日はアメリカに飛びましょう。カントリーなアメリカングッズに出会えるお店、その名を「Atelier Country Heart」。
 PAXREXのある乙仲通を西へ、ロータリーを渡ったところに、こんなかわいい看板が出ています(オーナー自ら書かれたものだそう)。ビルの三階、階段上がって扉を開けたら、鼻をくすぐるハーブの香りが出迎えてくれました。これがサシェになります ちょうどこの時期開かれていたラベンダースティック作り、オーナーさんはパッチワークやトールペインティングの先生でもいらっしゃるそう。
 ところでこれもアメリカから取り寄せたと言う、このツールは何? レースを広げ、真ん中のポコンと開いた穴にラベンダーの屑を入れてギュッと縛れば、たちまち香り豊かなサシェの完成! 結婚式の引き菓子を包んでもいいな。母と娘が晴れの日に備えて、色々な思い出を語りながら、二人でいくつも手作りするなんてステキですね。
Photo_3  光が差し込むこの小さな空間から、無限に広がっていく手作りの楽しさ。ちょっとした端切れや、小さな布も捨てないで取って置く。人々のモノを慈しむ心が、アメリカのパッチワーク文化を生み出し、子孫へと脈々と受け継がれてきました。しかも今や世界中に、そんなカントリーなアメリカンワールドに魅せられた人々が居て、大きな輪となって広がっている。ローラやメアリー・・・ 「大草原の小さな家」で、ママが肩にかけていたショール、ローラやメアリーが包まっていたキルト、古いモノの背景に存在した彼らの生活を、映像やあるいは書物で、ちゃんとイメージ出来るんですね。これは文明の発達のおかげ? 日々追われる生活の中で、古き良き時代の彼らの生活に思いを馳せ、温もりを感じ、また新たにモノを創り出して行く。
 壁にかかったクレイジーキルトには、はさみやカード、指ぬきなんかまでくっ付いていて、これはそのまま現代アートにも繋がる発想?壁にかかったクレイジーキルト モノ創りに制約なんて無いし、いつの時代にも人はモノを創り、楽しみながら生活を豊かにしていく。
 はてさて時代を超えて、海を越えてアメリカからやって来たアンティークレースや古いボタンは、どんな人の手に渡り、どんな物語を紡いでいくのでしょうか?
 心優しきオーナーさんが、あなたの手作り心をサポートしてくれますよ。

Atelier Country Heart(アトリエ カントリーハート)
Tel&Fax. 078-351-0781
神戸市中央区海岸通4-3-20 甲南ビル3F
12:00〜18:00
水曜定休

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2008年6月26日 (木)

光と影とアーティスト

マティス美術館(Musee Matisse) 光を求めて南仏に移り住んだルノアール、シャガール、マティス・・・。ニースはそんな画家たちの作品に出会える町です。
 17世紀に建てられたマティス美術館の、ひときわ目を引くサーモンピンクの外観は、いかにも南仏にふさわしい佇まい。“光の魔術師”と呼ばれた天才、マティスの300点近い作品が出迎えてくれます。幼い子供の視線でみつめることが大切、と語った偉大なアーティストの軌跡をたどることの楽しさ。コート・ダジュール沿いに広がる町、ニース
 高台から、コート・ダジュール沿いに広がるこの町を見下ろす時、画家でなくても思う。「一度はこんな所で暮らしてみたい」と。果てしなく続く空から紺碧の海に降り注ぐ、いさぎよいとも思える日差しをストレートに浴びて。
 最近とてもステキなイタリア語を知りました。“dare alla luce”出産する事を、イタリアでは“光を与える”と表現するようです。一度はこんな所で暮らしてみたい・・・お腹の中で育まれた命は、闇を通り抜け光を浴びる。生まれたての赤ちゃんは、まだ目は見えないというけれど、何だか眩しくてたまらないという表情をしますよね?
 人は光と影の中で時を刻んで行く。その不思議に魅せられて絵筆を取り、計り知れない情熱と美への探求を胸に、永遠のテーマに向き合った画家達。やがて時代は写真という、表現法を生み出しました。シャガール美術館もあります今、この時代にカラバッジョや、フェルメールが生きていれば、彼らはその才能をどんなカタチで世に問うたでしょうか? 凡人の私にはとうてい見えない、光と影が織り成す、時に怪しげな、時に神々しいまでに崇高な世界。影があるからこそ光があるのだと、時間に追われる日常の中で、アーティストたちは語りかけてくれます。
 森雅美さんが神戸にお出でになった時、ギャラリーでお会いしたら、ホテルからこちらに来る途中、旧居留地の建物の壁に、朝の光がキラキラ光って綺麗でしたと・・・。ニースでも神戸でも光と影は・・・カメラはお持ちになっていませんでしたが、アーティストの目は常に、どんな時もアートなシーンを、その記憶に刻んでいるんだと気付かされました。マティスの言葉のように「今まで見たバラを忘れて、バラを描く」。そんな気持ちがあれば見えてくるものはたくさん。
 たとえ遠くに旅をしなくても、あなたの居るすぐそばで光と影は揺れています。怪しげに、時に何かを訴えるかのように。

PAXREX  森雅美写真展「翳」Shade
6月29日(日)まで 11時~19時(水曜定休)

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2008年6月23日 (月)

海を渡った“なべ”たち

Img_9914a なべなんて、うまく揃えればキッチンに4〜5個で済むはず・・・ たぶん。なのに我がキッチンには何故にこれほどのなべが溢れる? ひとえにけいママが“なべマニア”であるからであります。
 それは30数年前から始まった。新婚旅行で訪れたスイスで、オイル・フォンデュなるものを食し、その翌日フォンデュなべを買ってしまった! 「だって〜、お客が来た時とか、たまにこんなメニューもいいじゃん?」って、じゃんじゃんしたかよ、フォンデュを?! 今回撮影のために戸棚の奥から引っ張り出してきたら、息子たちが驚いた。「こんなん、あったん?」メランザーネちゃん
 別の理由で未だ出番に恵まれないなべも居る。昨年秋のフィレンツェ旅行でゲットした新顔のメランザーネちゃん(イタリア語で茄子です。) か、かわいい! 一目惚れしたものの、かわい過ぎて使えない。だって、汚れるもん! フッ素樹脂加工で焦げ付かないし、ちょっとした煮物にも便利なはずのメランザーネちゃん、未だその真価を発揮出来ず・・・。いやはや野菜シリーズのうちのザーネちゃんだけが売れ残って、セールになっていたのはむしろラッキー? もしも売ってりゃ、トマトちゃん、ペペロンティーノちゃん、ズッキーニちゃん、みんなゲットしてきて並べて、眺めていたに違いない。トマトちゃん、ペペロンティーノちゃん、ズッキーニちゃん・・・
 いえ、もちろん中にはちゃんと使ってるなべも居ますぞ。直径32cmのデカフライパン。この大きさは日本ではなかなかお目にかかれない、とイタリアのデパートで迷わずゲット。(いや、ちょっと迷ったかな?) 大量にハンバーグや豚肉の生姜焼きをするときには大活躍。し、しかしその程度の出番のわりには、大きいツラして場所取るよなあ〜。この子がもしも日本生まれなら、ちょっと肩身狭いと遠慮するかも、なんだけど、何せイタリア生まれだからねえ〜。ふんぞり返っておりますわ。直径32cmのデカフライパン
 さてさてトリに控えしは、堂々イタリアから持ち帰ったパスタなべ。これもけっこうデカイ。我が家がイタリア料理に凝り出した頃、パスタなべはまだまだ高値の花だったのであります。本場イタリアでも、質のいいものは高価とは言え、日本の半額以下で買えたのであります。なべの中に、セーターや、洗面具をどっさり詰め込んで、スーツケースに納めていざ日本へ! このなべ在りきで「イタリアン、作るぞ!」モードにシャキンと入ったけいママ・キッチン。パスタなべ
 ぐらぐらと沸き立つお湯、計算され尽くした微妙な穴ぼこから、その湯がボコボコと巡回するサマは、スパゲッティがなきゃ始まらない、この国の食文化を垣間みる想い。
 う〜ん、なかなか奥が深いなべ文化。「ちょっとぉ〜! なんで、そんなに働いてもない子たちが紹介されて、私たちが“かぜくさ便り”に載らないのよ!」とブーブー合唱が聞こえて来た・・・。はい、はい、そのうち皆さんにお披露目しますよ。

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2008年6月19日 (木)

スイーツ好きの穴場かも!

エコールCP(セーペー)神戸国際調理製菓専門学校の期間限定カフェ「栄町通りに面して、壁に“CP”と書かれた、背の高いビルがございます。そこを南下していただいて・・・ 」。わっかりにくいギャラリーPAXREXの所在を、お客様に電話で説明する際、よく登場してもらうんですよね、このビル。実はここ、プロになるための調理と製菓の学校、神戸国際調理製菓専門学校、通称エコールCP。体験入学の日に合わせて開催されるそうけいママ、さすがに今からパティシエを目指すわけではないから、通り過ぎるだけなんです、いつもは。
 でも今日はいそいそと中へ。と、言うのもこの日はイベントがあったんです。不定期に開かれる「Le Cafe CP」。お目当てはもちろん、極上のスイーツですよん♪
 この時期、一日体験入学の日程に合わせて開かれる、月に一度の貴重な、お値打ちのカフェ。講師でもいらっしゃる、一流パティシエのケーキや、焼き菓子、あるいはパンなどがお安い値段で食べられる!「へええ、生徒さんがお作りになったものではないんですか?」「はい、それは許可されないんです」。ふんふん、なるほど。ガラス越しに、未来のパティシエを目指す若者達が、目を輝かせて手ほどきを受けている。一流パティシエのケーキが食べられます
 ショーケースには見事なマジパンや、あめ細工も並んでいます。日々のたゆまぬ努力の積み重ね、その結晶ですよね? お菓子作りは大好きだけど、ヒジョーにアバウトなけいママ。お味だけでなく、見た目も美しいお菓子の芸術作品を作り出す、その技には日頃から敬意を表しております。
 と、言いながらも食べるだけの席へ直行。モンブラン、ショートケーキなど4~5種類ありますが、ケーキはどれも280円なり!4つ食べても千円ちょっとだぞ!見事なマジパン!
 光が溢れるオープンな空間に設えられたテーブルに陣取って、優雅なカフェタイム。道行く人が、あれ?って感じで中を覗き込む。さすが神戸っこは、スイーツに敏感。嗅覚が反応するんでしょうか? ちょっと戸惑いながらも、続々とやって来る。あらまあ〜!ショーケースの中はラストオーダーの1時半を待たずして、早くも完売状態。「ねえ〜ねえ〜、今度はいつなの?」と尋ねながら、焼き菓子大量買い占めの方も。こりゃ、いかん、さっさと夕飯のパンをお持ち帰りにゲットしなきゃ。パンも美味しいですあっ、ギャラリーでお留守番のひろパパにケーキも一つ、プリンもいっとこかと大フィーバーの一日。
 次回は7月12日ですよ、皆さん。その後の開催は今のところ未定ですから、とりあえず手帳にチェックを。食べるだけではなくて、作るのも興味ありの方、パティシェエを目指したい方、一日体験入学についてはこの時期かなりひんぱんにありますから、お問い合わせ下さいね。で「この栄町の通りを超えたところがギャラリーPAXREX・・・」。スイーツの後はアートをよろしく。

エコールCP(セーペー)神戸国際調理製菓専門学校
期間限定カフェ「Le Cafe CP」
※次回は7/12(土)10:00〜14:00の予定
Tel. 078-335-1815
神戸市中央区栄町通3-5-1

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2008年6月16日 (月)

森雅美氏の写真集“雅花”

Photo  森雅美さんが花をテーマに10数年間さまざまな技法で撮影してきた写真集「雅花」が、6月13日に角川書店から発売されました。何と高名な歌人でおられるお母様“雨宮雅子”さんとのコラボです。この世に生を受けて、お名前の一字を頂戴して“雅美さん”。そして何十年かの後にフォトグラファーとして、お母様と共作だなんてステキですね。
 「僕よりずっと有名ですよ」。とおっしゃるお母様を、存じ上げなくて失礼しました。ホントに何冊も短歌集や評論集を出版されている、しかも平林たい子賞や日本短歌賞などを受賞されているスゴイお方だったのです!歌人でおられるお母様“雨宮雅子”さんとのコラボです 
 何千首に及ぶ雨宮雅子さんの作品から、花にちなんだ短歌を抜粋、そのイメージに合う森さんの写真が重なり合い、英語訳も付けられました。作品の見事さを語る華やかな序文を、女優の眞野あずささん、舞踏家・俳優の麿赤児さん、またコピーライターの眞木準さんが書いておられます。60種以上に及ぶ短歌と写真のコラボは、ページをめくる度に、溢れる情感を鮮やかに伝えてくれます。たとえば、赤い花と赤ワイン・・・英語訳でボルドーではなく、クラレットと表現されているのもとても粋。赤ワインがのどを通っていく、そして花ひらくように夜がきている。何千首に及ぶ雨宮雅子さんの作品から、花にちなんだ短歌を抜粋、 PAXREX「FLORA展」でご覧いただいた作品が、見事なストーリーを与えられて浮かび上がった瞬間です。短歌と写真、たとえ表現方法が違っても、その場に漂う空気感を鮮やかにキャッチすることは共通なんですね。『病むとは人ととほざかること』・・・。らんの香りがむせる空間を捉えた歌人とフォトグラファー。『誰かいる気配にわれをふりかへらしむ』・・・。そこには真紅のガーベラがほほ笑む? あるいはじっと見つめる?そのイメージに合う森さんの写真が重なり合います   “雅花”たちは美しさ、可憐さだけに目を向ける者をときにあざ笑う。『聖堂の聖なる百合のことごとくひらく不穏か蜜のかがやく』とは、聖なる花とされる百合を、森さんの撮った、光に向かって背伸びしているかのような百合を、“だよね”と近しいものに、“実はアタシ”みたいなストーリーに向かわせてくれる。
 はてさて80歳を過ぎておられるという歌人の、人生への深い洞察に胸が震える。一方でレンブラントや、ガリバー、生き残り後遺症なんて、モダンで奇抜な言葉に胸躍る。“雅花”と人の感性が織りなす空間を響き合う言葉とシルエットで見せてくれる。オススメです(森雅美写真集「雅花」)短歌の楽しさの入り口に立ったような気分、いや一粒で二度美味しい(凡人の表現はこんなもん。お許しを。) お値打ちの写真集です。PAXREXではまだご覧いただいていない森作品も多数収録されて、まさにお薦めです。

 森雅美写真集「雅花」 
     ¥3,990(税込)  
 PAXREXにて販売中

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2008年6月13日 (金)

飛び立て!スワローズ

神戸・栄町のツバメ へぇ〜、けいママって“ヤクルト・スワローズ”のファンだったんだ・・・じゃなくて、空飛ぶツバメです。ただ今日本各地に滞在中、子育て真っ最中のかわいいヤツら。
 な、なんとPAXREXを出て徒歩5分で発見しちゃいました。ご近所のベトナム雑貨の店"Mu't Ngot”のオーナーさんのブログで、最近ツバメの写真を拝見。すぐ近くに巣があるかもと期待していたんですが、こんなに早く見つかるとは!  ただいま子育て中ですシティ派のツバメ達、カントリー派との違いはあるのでしょうか? とにかく我が町、神戸を選んでくれて有り難う。巣作りの材料は、どこから運んで来るのかしらん?いったい何度往復して、完成させるのか。マイホームを手に入れるのは大変だよね、鳥も、人も。
 そんな手作りマイホームに居ました、居ました、ひな達が! 余りにお利口さんで静かだから、泥壁の一部かと思ってしまいましたが、目が慣れて来ると、おぉ!たくさん居るぞ。こんなところにも巣が クチバシばかりがでかくて、目も開いていない。生後どれくらいなんでしょうか?
 と、親が戻って来ると、いっせいに泣き出すんですね。ベスト・ショットに興奮気味のけいママ。バチバチとシャッターの音に、ちょっと驚いたかな?
 でもツバメって、猫などの天敵に狙われないよう、わざと賑やかな場所に巣を作るそうですよ。知ってました? 燕尾服とはよく言ったもの。シャープなシルエットは、そのまま彼らの過酷な日々を物語る。メタボなんて無縁の体型だね。
「ふ〜ん、ツバメの巣ねえ〜、昔はこの近所にいっぱいありましたよ。あっ、元町商店街の近所には、今もあるはず」。燕尾服とはよく言ったものですコーヒーを飲みに立ち寄った"喫茶エイト”の女主人が教えてくれました。こんな場所でも、しっかり巣作りを・・・その健気な営みに、何だか胸が熱くなります。
 と、ほのかにあったかい気分で町を歩けば、あちこちに色とりどりのアジサイが咲き乱れ、梅雨の季節の到来を告げています。
 昨日と同じ、今日と同じ日なんてあり得ない。ツバメのひなも、アジサイも刻一刻と姿を変えて行く。目を凝らせば見えてくる自然の営み。栄町でお買い物もおしゃれなカフェもいいけど、そんな合間に探してみてくださいね。今、アジサイもキレイですね こんなところで、こんなものを見つけた!ってあなただけの瞬間を。
 PAXREX翳(shade)展の作品も、フォトグラファー森雅美氏の、そんな「見つける喜び」が出発点なんですよ。

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2008年6月10日 (火)

元町に“鶴の一声”在り

さぁ、今日は何を食べようか? フォトグラファーの森雅美さんが東京から来てくれる。さあ何食べに行こ? こんな時頼りになるのが、しょうさん。神戸の雑誌編集に携わって、それはもうグッドなお店を山ほど知ってはります。「同業者も絶賛してた“鶴のひとこえ”はどないや? ホテル・オークラで修行しはったオーナーさんの創作和食やて」。おぉっ、それに決定!とひろパパの鶴のひとこえ。
 予約を入れて向った先は、何とPAXREXから徒歩3分。南京町を一本南に入った筋にありました。ひろパパの鶴の一声で「鶴のひとこえ」に決定こんなところで、優雅に鶴が舞っていたとは知らなんだ。。。カウンターの向こうで、鮮やかな包丁さばきを見せる若きオーナー。テーブルを取り仕切る若女将の立ち姿も、これまた艶やかな鶴の舞を思わせる。
 週末の店内は超満員。見渡すと圧倒的に女性が多いです。仕事を終えて、気の合う仲間と一杯? 飲めればいい、量さえあればいいという訳には行きませんよね。“デキる女たち”にとって、メインはあくまで、美味しい料理。だからこそ、彼女たちに圧倒的に、この店は支持されているのでしょう。トマト一つだって美しく切られてこそ、ここに登場
 ふ〜ん、期待が高まってきたぞ! それにしても100種類近いメニューの中から、いったい皆さん、何を選んでいるんだろ? どうも気になる隣のテーブル席の、つややかなとうもろこし。ええっ、揚げてあるの? そりゃ珍しい。いっとかなきゃ!“のどぐろの煮付け”ですか? おぉっ、それもいっとかなきゃ! おいおい、けいママ、100種類は食べられないぞ。
 とにかく材料がとびっきり新鮮です。魚、肉から野菜に至るまで、その仕入れの量を考えるとクラクラして来る。すずきのバジルソースかけそして素材の良さを生かすあっさりした調理法、とはよく言われることだけど、トマト一つだって、きりっと、ばさっと美しく切られてこそ、ここに登場する。まずは目で見て愛でる・・・。そうこう言っている間にも森さんは、プハァ〜!とそりゃもう、見事な飲みっぷり。最近のお仕事(JRのCM、ご覧になりました? 谷村新司さん登場の。あれは、森さんの撮影なんですよ。)の話題から、毎朝のお散歩での撮影話やら、歯切れのよい関東弁がポンポンと飛び出します。
 で、まとめてドド〜ンと、この日のけいママ・セレクト、ベスト3を選んでおきましょうか。お茶漬け
 (1)すずきのバジルソースかけ・・・ほっくりした白身は絶品! 魚に合う、合うバジルソース。(2)白子の天ぷら・・・もっこりと上質の衣で包まれた白子! あっ、しまらっきょうの天ぷらもやっぱり外さないで下さい。(3)お茶漬け・・・日によって具材が変わるのかどうかちょっとわかりませんが、アサリ入りの、上品で、こくのある深い味わいでした。
 お父さまの代から料理人だそうですが、そう言う意味では以前ご紹介した焼肉の「糸桜」同様、こちらは和食界のサラブレッド! 店名は鶴ですが、いや、鶴もサラブレッドも美しい。気品高く、優雅で、奥ゆかしい・・・。家庭料理とは”似て比なり”の業と味、森さんにまた一件、美味しい神戸の味を堪能していただきました♪

鶴のひとこえ
Tel. 078-392-4377
神戸市中央区栄町通2-9-4 川泰ビル1F南
17:00〜00:00(LO 23:30)
日曜定休

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2008年6月 7日 (土)

栄町でお買い物 その10

乙仲通でひときわ目立つオレンジ色  今日はチェコの雑貨店「CEDOK」をご紹介。チェコは私にとって友人の女の子パーヤが住む国。かの有名なバドワイザー・ビール発祥の地と言われるCESKE BUDEJOVICE・・・な、なんて読むの? でも何となくバドワイザーっぽい? そりゃもう、この国では水より安いビールがとびっきり美味しいそうで。買い付けに行かれる「CEDOK」のオーナーさんも、ビールの話になると目が輝いて!でももちろん、大変だそうです。チェコの人々にとってはどうってこと無い、でもジャポネーゼにとってはたまらない!雑貨をあれこれ見つけ出すのは。
 小さな空間に溢れるカップや、文具や、手芸用のテープ。どれも色合いがホントにかわいい。オレンジとか赤とかグリーンとか、その定義は世界共通なんでしょうけど、国によって何か違いますよね。チェコと言えば・・・その土地の空気や風土、光の具合、長い間に培われた人々の感性、そんなものがあいまって、日本とは違う色合いのものが生まれる。そしてそれが異国の者の目には新鮮で、心を打つのでしょうか。今PAXREX“翳(shade)”展で、色の付いた翳(かげ)?の作品をたくさん観ているせいかな、けいママ、色には敏感に反応しちゃいます。
 で、ふと目についたポスト・カード。このお店、CEDOK zakkastore(チェドック ザッカストア)!パーヤがけいママに送ってくれたものと同じ図柄! ヨゼフ・ラダ作と書いてあります。チェコでは一番有名な革新的イラストレーターで、クリスマスなど大切な日のカードとして、圧倒的一番人気で支持されているのだそう。そうだったんだ! ありがとうね、パーヤ。パーヤが教えてくれたカレル・チャペックという(世界的に有名ですよね?)人の本も、ここにはありますよ。チェコの人がこのお店に来ると、その品揃えの豊富さに驚くそうです。そしてチェコの友人、パーヤ!(これはヨゼフ・ラダのポストカード)
 しょうさんもチェコのバイオリンの教本をお買い上げ。何だか堅苦しい日本製と違い、子供向けの愛らしいイラストが随所に載っていたりして、確かに思わず欲しくなっちゃいます。しょうさんのバイオリンもこの本のおかげで、なおいっそう上達することでしょう。日本の教本制作者の方々も、ぜひ見習ってくださいな。子供達がうきうきするような、そして大人が眺めても楽しめるような本作りを。
 初夏を感じる日差しの強い午後、届いたばかりの陳列用の戸棚を組み立てながら、汗びっしょりのオーナーさんに、あれこれチェコ談義をお聞きしちゃいました。
 パーヤの暮らすチェコは今頃どんなだろ? カヌーのチェコナショナルチーム・ジュニアのメンバーである彼女は、それはもう恐ろしいような流れの川で、過酷な練習をしているんですよ。バイオリンの楽譜、買いましたあっと驚くその様子を、ぜひパーヤのホームページでご覧くださいね。もちろんチェコの情報もあります。
 パーヤへ♪ あなたの国から来たユーズドのポストカードや、切手や、グッズを眺めながら、近くて遠い、あるいは遠くて近い、チェコを夢見ています。いつか栄町に来て下さいね。「CEDOK」のオーナーさんも、あなたに会うのを楽しみにしていますよ。

CEDOK zakkastore(チェドック ザッカストア)
Tel. 078-393-3822
神戸市中央区栄町通1-1-11-2F
13:00〜20:00
木曜定休
※買い付けやイベントなどにより営業時間、定休日が変更になる場合あり

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2008年6月 4日 (水)

フォト・ストリートですよ! 栄町

初めまして! 初めまして、僕はチャタローと申します。5月9日、栄町にオープンしたカフェ&フォト・ギャラリー「TANTO TEMPO」のオーナーの愛犬です。かなりのワル?いえ、そんなことはないと思うな。オーナー愛用のMacのケーブルをかじって、壊してしまったことはあったけど・・・。「TANTO TEMPO」には、そんな美味しそうな(?)Macが何台もあって、きれいな写真がスライドショーでいつも流れているんだって。で、ボクの写真はないのかな?・・・・・・そんなバカな!このつぶらな瞳、愛くるしい笑顔はオーナー譲り。ここにはたくさんの腕利きフォト・グラファーがやって来るそうだから、カフェ併設のギャラリーです是非ボクをモデルに使ってくださいよ。一生懸命Macをかじってるショットなんかどうよ?
 で、窓際のスペースはライブラリー・カフェって言うんだって。棚に並んだ写真集(外国製のスゴいのがたくさんあるそう)を見ながら、こだわりのサンドウィッチや(あの有名な「ビゴの店」のパンを使ってるんだって!)カフェ(イタリア・パドヴァのVescovi社製)、最近メニューに加わったハンバーグ・ランチやなんかオーダーして。Macで写真が見られますいいなあ・・・あっ、サンドウィッチに添えられたポテトチップスをつまんだ、油だらけの手で写真集をパラパラしたらダメだよ!僕はそんなことしない!意外とお行儀はいいんだ。僕はまだ行ったことがなくて、時々オーナーがお土産に持って帰ってきてくれるサンドウィッチを食べながら、(いま開催されてる)「ハービー山口」展をチェックしに行きたいな〜って。もちろん、ハービー山口さんの写真集は見た事あるよ。チョー有名人だからね。何と言っても僕はフォト・ギャラリー・オーナーの愛犬だし。サンドウィッチやハンバーグが食べられますアート好きなんだ。オリジナル・プリントって、写真集とは違うんだって!その何倍もいいんだって。もちろん買えるんだよ。アートは見るから買う時代へって、最近の新聞記事にも載っていた。エッヘン、なかなかインテリジェントな、トレンディーなワン公でしょ?そのうち彼女が出来たら、一枚プレゼントするんだ♪
 神戸にはフォト・ギャラリーが無くて、でも2年前に「PAXREX」が、そしてすぐ近くに「TANTO TEMPO」が出来たわけ。写真集を見ながらゆっくりできますスゴいよ!フォト・ストリートだよ! 写真アートをこの国に根付かせたいって、今日も元気に出かけるご主人さまを見送る日々。いつもお留守番で、写真集を眺めている僕だけど、みなさん始まったばかりの「TANTO TEMPO」を応援してね! 栄町フォト・ストリートが、美しいストーリーとして語られるように、そしていつの日か、僕・チャタローの写真が、ちらっと「TANTO TEMPO」のどこかに飾られますように!
※「TANTO TEMPO」にチャタロー君はいません。そしてドッグカフェではありません。念のため(by けいママ)

TANTO TEMPO
Tel. 078-393-0810
神戸市中央区栄町通2-1-3 謙昌ビル3F
11:30〜19:00
水曜定休、一部不定休あり

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2008年6月 1日 (日)

鎌倉雑感

 2月の「超B級、昭和の常滑焼」情報の後、鎌倉に生活の本拠を移されたさくらぎ氏。少し落ち着かれた頃でしょうか? 新たなさくらぎ通信が届きましたので、ご紹介します。

 桜満開の鎌倉に来てから、もう2ヶ月たちました。最初の1週間は、こちらでの生活必需品をそろえるので精一杯。今住んでいるところは安国論寺のすぐ近く。緑に恵まれ、ウグイスの鳴き声で朝を迎えます。まだちょっとしか鎌倉に住んでいませんが、面白く奥が深い街のようです。
「木は大切に」「木は大切に」
 鎌倉駅の近くにある由比ヶ浜商店街を西へ、長谷観音に向かって行くと「六地蔵」という交差点があります。そこを右折したすぐの歩道で見つけました。なんと、立派な木です。どこまで大きくなれるのかしら? 鎌倉市は道路拡張する際、切られる運命にあったごく普通の桜の木を残しました。また民家を圧倒し道路にはみ出しそうになっている大木も、枝はバッサリ選定されてはいるものの住宅街のあちこちで見かれられます。なんだか優しい気持ちになれ、「こんにちは!」と言ってやりたくなります。「鯵の開き ならぬ 家の開き?」
「鯵の開き ならぬ 家の開き?」
 住まいから鎌倉駅に行く途中、何か違和感のある屋根らしきものが目にとまりました。よ~く観ると屋根がないスペースは、家を取り壊して駐車場になっていました。鎌倉の旧市街では限られた土地での駐車場の確保はなかなか大変なようです。街中での駐車代は、観光地ということもあり東京都心と同じくらい高いですよ~。

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