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2008年5月

2008年5月28日 (水)

5/31と6/1、森さんに会える

世界最古の写真美術館にも作品がコレクションされている・・・  フィレンツェにあるイタリア国立アリナーリ写真美術館にも作品がコレクションされている、写真家 森雅美さんの新作、Shadeシリーズが神戸で世界初公開中! なんて肩に力が入ったオーバーな言い方ですが、ホントの話。それがギャラリーPAXREXで、いま開催している『翳 Shade』展です。
 今度の土日曜日(5/31と6/1)は、森雅美さんがギャラリーにいらっしゃいます。一昨年11月『FLORA』展以来のPAXREXご来廊。 色鮮やかで幻想的な花の世界へ連れて行ってくれたFLORAとは、ずいぶん趣が違うShade。森雅美さんの新作、Shadeシリーズ 「え、これが同じ作家さんの作品?」と驚かれるお客さまも。しかし、これも正真正銘、森さんの作品です。だってこんな繊細な作品を作る作家さんは、世界中さがしても他にいないでしょう。森さんの新たな側面を見た感じがして、とても新鮮です。
 写真は「光と影」の芸術ですが、今までは「光」に光が当たってた。それを「影」に目を向けるなんて、発想が面白いでしょ。しかも、その試みが美にまで昇華している。サスガです。世界初公開中です 我々に新しいモノの見方を教えてくれるのが、アーティストの役割。この展覧会をごらんになったら、明日からは世界は違って見えるかもしれないぞ。こうして新しい見方を一つずつ増やしていって、人は歳を取る。そう考えると、歳を取るのはいいことだ。楽しいね。でも、ちょっと若さが羨ましいときもあります(ちょっとどころか、最近とみに増えておりますです。クソッ!)
 もうひとつ、お客様が驚かれるのは、森雅美さんが男性だということ。今週末、その森雅美さんに会えます!女性だとばっかり思い込んでおられる方に、写真が載っている雑誌をお見せして「ほら、男性なんですよ。それも、とびっきりカッコいい」と言った時のビニョーな表情。やさしい繊細な作風と、雅美(まさみ)というお名前、すっかり勘違いされるのも無理ありません。けいママもそうだったんですから。前回来られた時、「奥さまといっしょにいらっしゃるから」と聞いて「えっ?!」、キョトンでした。
お待ちしてます!  森さんにお会いして直接そのお人柄に触れたい方、また撮影術などいろいろ質問したい方は、この2日の間にPAXREXへ足をお運び下さい。「とびっきりカッコいい男性」を一目見たい方もご遠慮なく。東京から来られるので、5月31日(土)は昼ごろになるでしょう。そして6月1日(日)は夕方まで。お待ちしてま〜す。

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2008年5月26日 (月)

ココナッツのお菓子

イタリアでは“SOSPIRI DI COCCO”というココナッツのお菓子 イタリアのスーパーで、よく買っていたお菓子。最近トスカーナ料理のレシピの中に“SOSPIRI DI COCCO”と言う名前で載っているのを発見。"ココナッツのため息”だなんて、かわいい名前だわ!と、早速挑戦してみましたが、どうも難しい・・・トライすること数十回。
 何か、ビミョーに違うような気もするのですが、要するにココナッツ・マカロンって事に落ち着きました。固く泡立てたメレンゲに、ココナツッツを混ぜ込んで焼く訳です。しっかり泡立てます
 メレンゲを使ったお菓子は、万国共通。泡立ててどんどん白くなっていくサマは、見ていて不思議な気さえします。だからかな?かなりこのお菓子作りにハマっているけいママ。PAXREXで「ちょっと、ちょっと!」と、このお菓子を食べさせられた知り合いが続出!中には失敗作も混じっております、はい。
そうなんです。チョー簡単、シンプルだからこそ意外と難しい。50回以上作ってみて、未だに5回に一回は失敗作が出来てしまうという・・・今日は、その対策も含めて気合い入れてレシピを紹介しますぞ!

材料
卵白一個分、グラニュー糖40〜50g、バニラエッセンス少量、ココナッツ30g
<1>ボールに卵白を入れて泡立て器でほぐし、徐々に力を入れて泡立てる。その間グラニュー糖を4〜5回に分けて、加えて泡立て続ける。さて、どこで泡立てを止めたらいいか。けいママの経験では、かなり、かっなり泡立てたほうがいいみたい。メレンゲが泡立て器にべっとりまとわりついて、ちょっと重たいと、感じるくらいまで。
<2>バニラエッセンスとココナッツを加え(ココナッツは、ロングでも、細かく砕いたものでもOK)さっくりと混ぜ合わせる。
<3>オーブンシートを敷いた天板に、種をスプーンですくって並べる。スプーンを2本使って形を整え、並べるスプーンを2本使って、形を整えていくといいです。ただ焼いている途中で、やっぱり多少形は崩れます。まあ、気にしないで♪
<4>150〜160度に予熱したオーブンで約30分焼いて冷ます。と、この焼き時間が、これまたビミョーです。さくさく感が足りなかったり、いつまで経ってもネトっとしてたり。今日のは何で失敗したんだろ?どこが悪かったんだろ?と、夜も寝られないくらい悩んで・・・と、これはウソ!
 ただ、最近気が付いた事が一つ。オーブンから取り出して、しばらく置くと、冷めてかなりかりっとなりますから、慌てないで。それでもさくさく感が足りないと思ったら、時間を置いてから、もう一度オーブンで5〜6分焼いてみる。
 最近は、きなこを入れたり、抹茶もやってみようかと。でもやはりココナッツ入りが一番だと思う。フゥ〜とココナッツのため息付きながら、今日も"修行”に励むけいママ。PAXREXにお越しになったら、言ってみてくださいな。「けいママ、今日はココナッツのお菓子の味見出来ます?」って。オーブンで約30分焼いて冷ましたら完成!

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2008年5月23日 (金)

影に色があるの?森雅美さん

森 雅美 写真展「 翳 Shade 」 明日から森雅美さんの写真展「翳 Shade」が始まります。壁や地面に落ちた樹々の影を撮影した作品25点を揃えた、ユニークで魅惑的な展覧会。『翳』はカゲやカゲリと読むようです。谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』のあの字ですが、読めても書けません、私には。ハイ。
 届いた作品を見て驚きました。どれも微妙な色がついているじゃないですか。淡いブルーやグリーン、紫や茶色、オレンジ‥‥。え、影って黒やグレーじゃなかったの?どの作品も微妙に色がついています さっそく森さんに電話して尋ねてみると、「人間の目では黒やグレーのモノトーンですが、レンズを通すと色が写るんです」だと。もちろん、これらの作品はカラーフィルムで撮られています。人間の目でも夕方の光は、真昼に比べるとオレンジ色でしょ。たとえ影といえども、写真に撮るともっと色濃く写っているんですって。ほかにも空の青、木の葉の緑など周りの状況を反映して、さまざまな色が現れるという。人間の目にはモノトーンでも・・・不思議ですねぇ。もしかしたら「雲は白」「海は青」と同じように「影は黒」という固定観念が、そう見せているのかも知れません。
 ふだん私たちは注目して影を見ることはないでしょう。でも素直(?)な子供時代には、影は揺れたり、伸びたり、追いかけると逃げたり‥‥ヘンでオモシロイ遊び相手でもありました。「影踏み」なんて遊びもありましたっけ。いま森さんの作品「翳 Shade」を改めて見ていると、そんな幼い日の感動がよみがえる。レンズを通すと色が写るそのころ、影に色を見ていたのだろうか。残念ながら憶えてないです。
 いつも主役は光で、影は脇役。影は決して出しゃばらない。あるのかないのか、その存在すら意識にのぼらないことも多い。でも、この展覧会では主役は影です、きっぱりと。存在感がうすいと思われていたバイプレイヤーが、一躍アカデミー賞を獲得したようなもの。(ようわからん喩えどすなぁ)「影は黒」じゃないんですね その晴れがましい美しさ、個性的な魅力を、ぜひギャラリーPAXREXでご覧ください。人生だって光ばかりじゃ面白さがない。影があってこそ、光はより輝くのではないのでしょうか、なんちゃって。(古くさ〜coldsweats01

森 雅美 写真展「 翳 Shade 」
5月24日(土)~6月29日(日)
11:00~19:00 ※水曜定休
ギャラリーPAXREX
Tel. 078-392-8909

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2008年5月20日 (火)

空飛ぶビステッカ

とにかく巨大なビステッカ 「何をバカなことを言ってるんですか、お肉の塊・ビステッカが空を飛ぶなんて!」。懐かしいなあ~、昨年秋フィレンツェ旅行から戻ったばかりの時差ボケひろパパは、空飛ぶ天使さまをビステッカと間違えて、お叱りを受けましたっけ・・・。Trattoria Roberto(トラットリア ロベルト)いやはやけいママも、あれ以来時々巨大ビステッカが空を飛ぶ・・・ような気がする時がある。とにかく、あまりに強烈な食事でしたから、それは。
 フィレンツェ在住の友人、ミナ&アマが連れて行ってくれたトラットリア。その時に食したビステッカは紛れもなく、私が今まで食べた中で一番大きい、デカい肉の塊でした。しかもダントツの一位! 他者の追随なんて許さない! 過去にも未来にもあり得ない! 写真をご覧あれ。アマのタバコ“マルボロ”の箱と、ビステッカを比べて見て下さいな。どんだけ~大きいか。
 家族経営の庶民的なこのトラットリア、ガイドブックなんかにゃあ載ってませんよ。生ハムとか・・・だからこそ今回かぜくさ便りでご紹介しちゃいますよ。さてビステッカとは? トスカーナの超ブランド“キアナ牛”を炭焼きにしたもの。何人分とは言わず、何kgと注文するのですが、あまりの大きさにアマに尋ねる。「あんた、4人しか居らんのにいったい何kgって注文したん?」「いや、1kg半か、2kgかそれくらい。。。」 この会話だけでも、皆さん引いてます? でもビステッカの場合、骨付きですから1人500g辺りは、食べられるんです、マジで。し、しかしこの塊はそんなかわいいモンじゃないぞ!
クロスティーニとか・・・ たぶんこの店のカメリエーレの息子とアマが大の仲良しなので、オマケ? ふつうなら「わ~い! おまけだ!」。と喜ぶところですが、あまりのデカさに困惑。我が胃袋の悲鳴が聞こえる。堪忍してくれ~! こんなことなら前菜やら、プリモやら思い切り食べるんじゃなかった。でも生ハムの盛り合わせも、クロスティーニも、ポルチーニのスパゲッティもまさしく地元の味。フィレンツェ伝統の食文化ここに在りって感じで、美味しいのなんのって!思い切り食べちゃいました。
 じゃあ、メインのビステッカはどうなのさ? そりゃ美味しいのなんのって!ポルチーニを堪能した後だったので・・・ でも何度も言うけどデカイのなんのって。食べても食べても一向に減らない肉の塊を前に「これは、拷問かよ?!」って顔つきの面々。そんな様子を厨房からちらちら伺っていたのであろう、この店の店主兼料理長の親父がご登場。「どや?スカルダーレ(暖めなおし)しちゃろか? ほな、また旨なるで」。「いやいや。。。」。と、その後は続かない。テーブルの下でアマの足を蹴って「お持ち帰り、頼んで~」。その後レジデンスホテルにて大人4人、2日がかりでやっと平らげました。
もちろんワインも美味しいです  このトラットリア、行きたい人居ます? けいママからオマケをお願いする必要はないですよね? 地元の知り合いしかまず来ないというこの店には、素知らぬ顔でお立ち寄り下さい。そして心静かに、空っぽの胃袋で、それはもう文句無しの絶品、フィレンツェ名物、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナをご賞味あれ。

Trattoria Roberto
(トラットリア ロベルト)
Via Castellani 4r-Firenze
TEL 055-218822/2670082
水曜定休

※コックのフランコ父さんを中心に、お母さん(コック)、息子兄弟(カメリエーレ)で切り盛りしています。

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2008年5月17日 (土)

とことんカフェ・イン・岡本

カフェ・ノルマーレ(エスプレッソ)¥250(Caffe' Verde Domani カフェ・ベルデ・ドマーニ) イタリアのバール。たとえ旅人であっても、その佇まいを見つけるとホッと心が和む。カウンター越しに繰り広げられるバリスタと常連客との軽妙な会話。たっぷりメタボ気味のお腹にカフェをこくんと流し込み、すっと立ち去るイタリアーノのかっこよさ!
Caffe' Verde Domani」(カフェ・ベルデ・ドマーニ)では、そんなイタリア的風景に毎日出会える?
美味しいカフェを求めてイタリア中を歩いたという店主 オープンは2001年と言うに、この店の存在を知らなんだ〜! けいママの周りにはイタリア通やイタリア関係者がこれほどワンさと居るっちゅうに・・・誰も知らなかったの? うかつですねえ〜。
 ここの店主は、究極のカフェを求めてイタリア中をさまよったそうな。その結果ナポリは最高!フィレンツェはちょっと・・・などなど。ブログであれこれ店主の情報収集をして、いざ乗り込んだ。
 さすがカフェに魅せられ、ハマってしまった店主。メニューの数に圧倒されます(20〜30種類ぐらいかな)。イタリアン・カフェって、エスプレッソとカプチーノとカフェ・ラッテと、そんなもん?なんて思っていたら大間違いですぞ。ずらりと並んだカフェ・メニューは本場さながらです。豚バラ肉のラグー・ソースもちろんベースになるカフェ・ノルマーレがしっかりしてなきゃどうしようもない。
「ちゃんとしたカフェを飲めば、日本の方だってその美味しさがわかるはず。いい加減なのを飲むと、ただ苦いだけなんですよね。まあブログにもかなりマニアックな事書いちゃって・・・」。いえかまいませんとも。イタリアのカフェ文化はマニアックでなきゃ手に負えない。豆のブレンドと焙煎、挽き方、マシンの操作、カップの保温に至るまでさまざまな条件が組み合わさってこそ、美味しいカフェが生まれる。 そして何より大事なバリスタの力量。客の好みに応じて濃さを調整し、またその日の常連客の気分や、体調までを把握してしまうという一流バリスタ。お土産にビスコッティ買いました小さなカップに注がれる濃い液体は、その全ての結集。もう少し家が近ければなあ〜、私もここの常連客になれるのに。
 ティラミスを始め、手作りドルチェはどれもやさしい味。昼時にはランチメニューのスパゲッティの香りが店内を包みます。この日の日替わりは豚バラ肉のラグー・ソースでした。
 甲南大学に程近い岡本の閑静な住宅街、爽やかな風になびく店先の三色国旗を眺めつつ、店内に目を移せばイタリアンな空間が広がる。カップやお皿が飾られてますあちらこちらで気に入ったものをゲットして来たという、棚に並んだカフェ・カップは大事に大事に包まれて海を渡ったんですね。我が家にもあります、その手のモノが・・・「このケーキ皿を買ったのはフィレンツェですよ」。奥様のそんな言葉に、またあの懐かしい町への想いが募る。
 お土産に持参したマルコ・マイアンティのポストカードも「わあ!いいですねえ!」と気に入って、店内に飾って下さるそうです。嬉しいな!このお店の発見、優しき人たちとの出会い、そして岡本で過ごしたイタリアンな休日が新たなステキを運んでくれそうな予感がする。場所は甲南大学の近くです(Caffe' Verde Domani カフェ・ベルデ・ドマーニ)

Caffe' Verde Domani
(カフェ・ベルデ・ドマーニ)
TEL 078-411-3450
神戸市東灘区岡本3-12-11
9:00〜19:00
月曜定休

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2008年5月14日 (水)

昨夜のカミナリ、すごかった!

Img_3000t 真夜中12時すぎのカミナリ、久しぶりにすごかった。がんばって写真撮影に挑戦してみました。カミナリが写るかなぁ? なにせ初めてのチャレンジですから。Img_3004t暗い空を撮る。しかも一瞬の稲光を画面に納めたい。で、無い知恵を絞って考えた方法が、(1)稲光の方角を予想する‥‥かなりアバウトだが、何回か光っているうちに大分わかってくる。 (2)レンズは広角。方角を予想するとは言ったものの、運任せ。やっぱり広い方が可能性が高そう。(3)しっかり絞り込んで30秒間シャッターを開ける。強い光なので、きっと写るはず。
 つまり早い話が、シャッターの開いている間に、画面の中に稲光が写ってくれる幸運を待つわけですね。ドンピシャの幸運を。Img_3021tカミナリのことだし、天に祈るしかないか。いろいろ考えた結果がこの程度。しかし、眠い眼をこすって単調な作業を繰り返していると、見事ラッキーが訪れました。いやぁ、神さまはいらっしゃるのですね、もしかしたら年末の天使さまかも?
 5点をご紹介しますから見てやってくださいまし。昨夜のカミナリカミナリの写真で思い浮かべるのは、白川義員さん撮影『旧約聖書の世界』(新約だったかな)の1点。エルサレムの町に何本もの稲光が降り注ぐ、あの感動的な作品には足下にも及びませんが、結構気分は高揚しましたよ。初挑戦にしては、上出来!上出来!と自画自賛。つぎはいつカミナリが来るかなと、ヘンな期待も。逆さテルテル坊主でも作りましょうか。昨夜のカミナリ

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2008年5月11日 (日)

小林鷹さん、ここもニース?

「Nice」・小林鷹 写真展「SERENITY」  PAXREXでこの作品を見て「わぁ、鴨川みたい!」と言った方がいます。思わず笑っちゃいましたが、ホントにそう。自分たちだけの世界に浸る恋人も、ボーッと景色を眺める人も、海辺や河原では等間隔に距離をおいて座っていく。これって世界共通の人間心理のようですね。有名ホテルやカジノなど大きな建物が並ぶニースの海岸 この距離感がほほえましい作品の舞台、ニースの海岸は、砂浜ではなく石ころのビーチです。後ろには海岸通(プロムナード・デザングレ)を挟んで有名ホテルやカジノなど大きな建物が並ぶ。たくさんの人で賑わう有名観光地とはとても思えないでしょ? こんなメジャーな場所でもTAKAさんの手にかかると、静寂が支配する別世界になります。
「Nice02」・小林鷹 写真展「SERENITY」  こちらもニース。え、こんなところ、あったっけ? ちょっとシュールで、時空を超えた白日夢の世界に入っていきそう。不思議! もしかしたらプロムナードに面した建物の屋上に、こんなところがあるのかもしれない。海面の見え方も、だいぶん見下ろしてるようだし‥‥。でも広いプロムナード越しに海がこのように見えそうもないし‥‥。結局わかりません。ニースにもいろんな場所があるんですね こんどTAKAさんに会ったら聞いておきます。「場所なんてどうでもいいんじゃない」、と笑われそうですが。
 たしかに「SERENITY」のシリーズは、場所の説明写真ではありません。普通の人なら見過ごしそうな、なにげない、でもTAKAさんの心に深く響いた風景を切り撮っている。そこがたまたまニースだったりロングアイランドだったりするだけで、観光写真のように「いいところでしょ」という押し付けがましさはまったくない。PAXREX・小林鷹 写真展「SERENITY」 だからでしょうか、作品の中にスーッと引き込まれ、知らず知らずのうちに物語を思い浮かべている自分を発見します。
 見に来られたお客様も、いつもの展覧会より1点1点の前での滞在時間が長いように思われます。小林鷹 写真展「SERENITY」は、5月18日(日)まで。あなただけの物語を見つけににおいでください。

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2008年5月 8日 (木)

長〜く使える家具って?

 先月、2周年を迎えたばかりのPAXREXですが、同じく、2周年を迎えたばかりの神戸・栄町のお店をしょうさんが紹介してくれますよ〜。

1Fが家具、2Fがウェア、雑貨など・Like like(リケリケ) 「IKEA」には行きました? デザインは良いし安いし、家具から小物まで何でもそろうから、便利ですよね? とてもツカえる店だと思います、はい(けいママも書いていましたね)。しかし今回ご紹介するのはIKEAとは正反対(?)とも言える家具を扱うお店です。
錆びたイス、雰囲気あります!・Like like(リケリケ) 「Like like」。ハワイの言葉で「大好き!」という意味の古着屋さんなのですが先月、めでたく2周年!そして、めでたく新たに家具ショップをオープン! そこで早速行って来ました、オープン日の4/29に。
 並んでいるのは、店主がアメリカで買い付けてきたという、錆びた足のテーブル、傷だらけの棚、ペンキが剥がれた箱・・・。照明もリペアしてあるからちゃんと使えます・Like like(リケリケ)そう、このお店が扱うのは「ヴィンテージ・インダストリアル・ファニチャー」と呼ばれる、何十年も昔に工場などで使われていた家具や器材。東京には専門の店がたくさんあるのですが、関西ではまだまだ珍しい存在。ボロボロ(?)のイスや時計を飾っているカフェってありますよね?関西にも。使い倒した、古ぼけた感じが「カワイイ〜♥」(by栄町を歩いてそうな女の子)という、アレです、アレ。
 古着にも言えることなのですが、昔に作られたモノって技術が現在ほどには発達していないから、手作りに近い感覚が残っていたり、素材も自然に近いもの(プラスチックなどではなく)を使っている場合が多い。ハンガーもいい“味”・Like like(リケリケ)そして何より、丈夫なものが多い。だから、50年経った今でも使えるし、使いたくなる。
 ヴィンテージ・インダストリアル・ファニチャーというジャンル、アメリカでは日本よりも随分、身近なものだと聞きます。案外、モノを大事にする国なのかもしれませんね。なんだかアメリカ的(?)なfromヨーロッパのIKEAと、ヨーロッパ的なfromアメリカのLike like。PYREX(パイレックス)もたくさんあります・Like like(リケリケ)どちらもGOODなのですが個人的には・・・長〜く使える「大好き!」を選ぶとしか言えません♪

Like like(リケリケ)
Tel.078-321-1703
神戸市中央区栄町通3-1-13
※1Fが家具、2Fがウェア、雑貨など
13:00〜20:00

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2008年5月 5日 (月)

元町のイタリア的空間

ITALIAGIAPPONE  「夕飯時に帰宅するとね、すぐにスパゲティのお鍋に水を入れて、コンロにかけはるのよ。これって日本の主婦が、何はともあれお米を洗う感覚よねえ〜」。この日ランチをご一緒したマダムひろこは、イタリア家庭にホームステイのご経験が。
 ふんふん、なるほど・・・。ここでは“主婦”ではなく“主夫”のパオロが台所に立つ。中に入ると・・・(ITALIAGIAPPONE) と、いっても場所は神戸元町、「ITALIAGIAPPONE」。4月1日にオープンしたばかりの、れっきとしたイタリア家庭料理のお店ではあります。見慣れた三色国旗の色がチカチカしそうな、ド派手で、急な階段を登ると、意外にも落ち着いたこじんまりした小部屋が現れた。その奥からヌッと顔を出した、あなたがローマから日本に来て18年というパオロですね? 「いらっしゃい、何にしますか?」 一般家庭のような部屋 もちろん日本語は堪能です! ランチ・メニューからトマトソースのニョッキと、アスパラガスのスパゲティを選んで、みんなで分け分けしたかったんだけど「時間かかるよ、それ」。とパオロの一言。こんな時、ジャポネーゼはついつい、引いちゃうんだよなあ〜。じゃあ、全員ニョッキで・・・。4人掛けと2人掛けのテーブル席が一つずつ。その奥に続くスペースは、どう見ても一般家庭のキッチン。パスタ鍋も、ひょっとしてけいママ宅のほうがデカクない?すばやく出て来た前菜 ガチャっと冷蔵庫を開けて材料を取り出して、やおら料理に取りかかるパオロを見ると「ホンマにここは、お店やったんかいな?」と、もう一度表に出て確認したくなる。ほどなく出て来た前菜、すばやい! パオロって結構せっかち? それとも在日18年ですっかり日本的に? まあ我々客との会話で、度々料理が中断する辺りはやっぱりイタリア人。で、ニョッキは我が家と同じ銘柄で、トマトソースは・・・。ニョッキ イタリアではどこの家庭もトマトソースを手作りして、週末ともなればおばあちゃんがせっせと手打ちパスタを、あるいは映画“ゴッド・ファーザー”の一場面みたいに恋人同士が仲良くニョッキを・・みたいに思っていません? ンな事は無い! 無い! けいママご用達だった巨大スーパーには、各社の熾烈な争いを物語る、出来合いトマトソースの瓶がこれでもかと並び、あれこれ工夫を凝らしたレトルトだって盛りだくさんでした。それがある意味現在のイタリア食文化、なんでしょう、きっと。手作りのデザート パオロの作るイタリア家庭料理なんでしょう。
 「デザート、何にしますか?」 チョコレートアイス、バナナプリン、ザバイヨーネ、こちらは全部手作りとやらで、すでに作ってあるとやらで、それぞれ違うモノをチョイス出来ました。やった! お味? まさに手作りでしたヨ。。。ど、どういう意味?
 さてこのお店、イタリアンカルチャーカフェとも申します。イタリア語コースにはLUNCHコース(?)まである。来日18年というパオロ氏 イタリア料理は、ケータリングもするそう。さらにさらに建築から美術、サッカー、この国の文化を背負って立つパオロが、留学の相談にまで乗ってくれるという。(無料だそうです) すべての道はイタリアに通じるイタリアンカフェ。
 フリーペーパー『Recipe』で紹介されていますが、営業時間は11:30〜14:30(詳しくはHPを参照してください)。日曜は休み、土曜は貸し切りとこれもまさしくイタリア的? 友人のフォト・グラファー マルコ(グレメッティ)を連れて来たいけれど、あの人の時間もイタリア的やからなあ〜、いつやったら行けるやろ?
 このイタリア的空間で「私はこれが食べたいのよ! これよ!」と自己主張の練習も、イタリア留学には必要ですぞ。

ITALIAGIAPPONE(イタリアジャポーネ)
Tel. 078-341-0822
神戸市中央区元町通4-6-11 シーコムビル3F

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2008年5月 1日 (木)

猪熊弦一郎現代美術館へ

猪熊弦一郎現代美術館 JR丸亀駅前に建つ洗練された美しいコンクリートの建物、それが猪熊弦一郎現代美術館。大きな建築ながら端正で威圧感は全くなく、どこか軽やかでウキウキした気分にさせてくれます。それもそのはず、ここは世界中で話題になったMoMAの新館を設計した谷口吉生さんの手によるもの。東山魁夷せとうち美術館谷口さんと言えば、坂出の海辺に東山魁夷せとうち美術館もあるので、立ち寄ってみました。展示室には入らず建物の周囲やカフェだけの見学。これもこじんまりとした美術館ですが、グリーンの石壁が美しい名建築でした。
 この猪熊弦一郎現代美術館も写真撮影が禁止なので、HPをご覧くださいね。この猪熊弦一郎という画家についてはあまり知らなかったのですが(お恥ずかしい)、NY時代、そしてハワイ時代と、何十年にもわたって素晴らしい作品を作り続けていたんですね。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 抽象化された具象とでも言うのでしょうか。単純化されたカタチと色で、いま見てもとても新鮮です。そうそう、白地に濃いマゼンタのパターンが入ったよく見慣れた三越の包装紙も、猪熊画伯が50年以上前にデザインしたものだったのですね。ミュージアムショップで販売されている、作品を取り入れたTシャツやオリジナルバッグもオシャレで、欲しい!と思うものばかり。マルレーネ・デュマスの企画展をやっていました(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館) 一緒に行った若い友人は、そのバッグを持ってきていたのに、色違いをもう一つ買ったぐらいです。(よくやるよ)
 ここで思いがけない幸運に出会いました。ちょうどこのとき、南アフリカ出身の女性画家、マルレーネ・デュマスの企画展をやっていたのです。奔放な筆致と繊細な色味で現代を生きる人物を描く、ちょっとエロチックでけだるい、独特の感性がおもしろい旬の絵画です。いろいろなオブジェが(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館) 東京都現代美術館での開催期間には時間が合わず、残念な思いをした展覧会が巡回してきていたのです。ラッキー! 猪熊画伯には申し訳ないのですが、こちらに夢中になりました。
 グッタリ疲れて館内3Fのカフェで一休み。すると窓の外に広がる屋上が、「滝とオブジェがある庭園」で、水と光が競演するステキな作品でした。また行きたい!(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館) コーヒーの味を楽しむのも忘れて、見とれてしまいました。お昼に食べた讃岐うどん、夜のチョー有名焼き鳥屋さんなど、お腹も心も満腹、大満足! 気の合う若い仲間に誘われた小旅行、とても充実した一日でした。また、どこか一緒に行きたいね。いや、連れて行ってくださいね。お願いしま~す。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)
Marugame Genichiro Inokuma Museum of Contemporary Art
TEL 0877-24-7755
香川県丸亀市浜町80-1

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