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2008年4月 1日 (火)

スペイン・モンセラットにて

スペイン・モンセラット(Montserrat)  険しい山にある信仰の地、それは各国共通の傾向なのでしょうか? 祈りを捧げるため、神の御心にすがるため人々は一歩一歩を踏みしめて、神のお出でになる場所へと歩みを進めます。バルセロナ郊外のモンセラット、今でこそ電車やケーブルがありますが、自分の足だけで辿り着かなければならない時代は大変だったに違いありません。スペイン・モンセラット(Montserrat)  この山の頂きにはベネディクト派の修道院があり、数々の奇跡を起こして来たと言われる、黒いマリア像が祭られています。ケーブルがその景観の元に近付いて行く、と同時に眼下に、町の風景が鮮やかに広がりを見せる。我々に取ってはピクニック気分のこのアプローチですが、厚い信仰心の元にこの地を訪れるスペインの人びとに取っては、瞳の奥深く、すでに“黒いマリアさま”のお姿が浮かんでいるのでしょうか。
 列を成してそのマリア様に祈りを捧げる人たち・・・。けいママもそこに加わりました。そんな状況で「やった、リベンジ成功!」とほくそ笑む。な、なんて不謹慎な! スペイン・モンセラット(Montserrat) 前回のバルセロナ訪問で、楽しみにしていたモンセラット訪問を果たせなかったけいママ、この日はご機嫌だったのであります。 それにしても、何とも奇妙なこの山の形状。まさしくその名の通り“ノコギリ”で挽かれたような巨大な岩塊が重なり合う、あるいは神の御心のままに切り取られ、重ね合わされたかのようなその光景は圧巻です。
 スペインが生んだ偉大な建築家ガウディはサグラダ・ファミリア教会のイメージを説明する際、このモンセラットの岩山を引用したと言われています。「すべては、大自然という偉大な著作物から生まれてくる」。その言葉を、忠実に作品に込めた天才。スペイン・モンセラット(Montserrat) つかの間の旅人にしてみれば、ただ口をあんぐり。この聖地を訪れる事が出来た喜びをかみしめる。来訪者たちが捧げたロウソクの、その色合い、偶然とは言え配置の美しさにまで“アートなシーン”を感じ、この国に脈々と流れる美意識の高さに打ちひしがれる。そしてリベンジではない再訪を、月日を経た後の、我が身に起きた時の流れを、ゆっくりとこの地で振り返ってみたいと、切に願う一日でした。

スペイン・モンセラット(Montserrat)

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[伊]フィレンツェ ロングステイ」カテゴリの記事

コメント

ヨーロッパは長期滞在するといろんな国や場所に行けるから良いですよね。
ロングステイの魅力の一つ。
私もいつか・・・

投稿: Vn | 2008年4月 1日 (火) 17時50分

はい、その通りですよ、Vnさん!
イタリアからスペインなんて、近いもんです。
フランスや、スイスにも行きたかったなあ〜。
そうそう、次回はチェコにも!
格安航空券とかもありますよ

投稿: けいママ→Vnさんへ | 2008年4月 2日 (水) 17時34分

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