2008年8月30日 (土)

イタリア“秋の収穫祭”

Tesori di San Gimignano トスカーナの小さな町、サン・ジミニャーノで出会った秋の収穫祭。“美しくて、そして美味しい町”と書かれた看板の、何とステキな事! こんなんに出会って、黙って通り過ぎてしまえる人なんて居るだろうか? tesori・・・宝物って書いてありますよ。どんな宝物に出会えるんだろ?中に吸い寄せられたジャポネーゼのおじさん二人は、“美しくて、そして美味しい町”と書かれた看板早くも首に何やらぶら下げて上機嫌。
 はい、入口付近で2ユーロ払って、まずは袋付きのワイングラスをゲット。この試飲用グラスを差し出すと地元産の新酒を次々と注いでくれる、という仕組み。もちろんすべて飲み放題。これがまたガラス製の立派なもので、あの看板と同じ絵柄が入っています。しかも首からぶら下げるオレンジの袋入り! 両手が空いて、モノが食べやすいようにとの心憎い配慮でしょうか。ここにも絵柄が付いていて、入口で袋付きのワイングラスをゲットかわいいのなんのって! 3倍くらいのお金出しても欲しいこのワイングラス&袋のセット、思わず聞いちゃいました。「あのう、このグラスはお返ししなくていいんですか?」「あったり前でしょ!」って表情でうなづいてくれたシニョーラ。イタリアではこの時期あちらこちらで、こんな収穫祭が開かれ、ワインと共に“オラが村”の自慢の産物が振る舞われるのでしょうね。
 ねえ、おじさん達、ぐいぐい呑んでばかりいないで、色々食べなきゃ! 採れたて、絞り立てと言えばオリーブ油。パンに付けて味見だ、味見だ。さっきのお店でたらふく食べたサラミも別腹だい! オリーブオイルやサルシッチャ・・・そう言えば友人でもあるフォトグラファー、マルコが言ってたなあ。なんで日本にはチンギアーレ(イノシシ)のサルシッチャ(ソーセージ)が無いの? うっまいのにさあ〜って。確かにね。チーズだって。マルコのおうちでは食後に毎日、3種類ほどマンマが用意してくれてるとか。日本じゃ牛肉より高い?・・・でもここにはある、ある。いっぱい食べられるぞ。トスカーナだもの。そして収穫祭の食べ納めは、やっぱりパキッとグラッパかな?
 あ〜あ、これだからイタリアは止められない。こんな声が聞こえてきそう。トスカーナですね!「イッヒ! けいママ。君は一生この国にハマり続けるんだ。今回ヴェネツィアで感じ悪いカメリエーレと喧嘩したよね? 前にナポリで何度も釣り銭ごまかされて、こんな国もういやだ!って言ってたよね?・・・でも結局また来るんだよな?」 まもなく夕暮れ。サン・ジミニャーノの塔に日が落ちて行く。バスに揺られ遠ざかる小さな町を振り返ると確かに聞こえた。「けいママ、またね、待ってるよ」。って声が。
※サン・ジミニャーノの収穫祭の模様はこちらのサイトでご覧くださいね。Tesori di San Gimignano

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2008年8月27日 (水)

塔の町サン・ジミニャーノ

愛用Macの壁紙(サン・ジミニャーノの塔からの風景)  現在、我が愛用Macの壁紙に使っているこの写真、昨年訪れたイタリアの小さな都市サン・ジミニャーノの塔に登って、そこから撮った風景です。フィレンツェからバスを乗り継いで、約1時間。フィレンツェからバスで1時間 車窓にそびえ立つ塔が姿を現します。町の貴族達の虚栄と権力のシンボルとして乱立され、14世紀には72本もあったそう。今も残るのはそのうちの14本ですが、小さな空間にびっしりと突き出しているその姿は圧巻です。
 何とかは、高いところが好きと言いますが、あの場所から見渡せばいったいどんな景色が見られるんだろ?と好奇心が湧くのは当然・・・でしょ? バスを降りて石畳の道を抜け、一番の高さを誇るグロッサの塔へ。トスカーナ! この甘い響きが頭ン中で鐘楼のように響き渡り、鳥肌が立つ・・・。一番の高さを誇るグロッサの塔から フィレンツェ・ロングステイの折りにも、ルッカやシエナ、モンティカティーニ・テルメなど、あちらこちらの小都市に足を伸ばしましたが、何で何処に行ってもこんなにきれいなの? 電柱は無いわ、広告塔は無いわ、ド派手な建造物は無いわ。そしてあるのは、トスカーナです。紛れもなく。と、今も興奮状態のけいママ?
 そしてさらにときめくものに出会いました。ポポロ宮殿の絵画室にあるフィリッピーノ・リッピ作「受胎告知」。フィリッピーノ・リッピ作の「受胎告知」 ちょっとジャニーズ系を連想してしまう、清閑な顔立ちの美しき天使。この頃、PAXREXで「20人の天使展」と言う展覧会を準備中だったのですが、またここでステキな天使にため息を付いてしまいました。
 くるりと一周するにもいくらもかからない小さな町、けれど数々のルネッサンス芸術に溢れ、郷土の豊かな産物や、かわいい雑貨を売る店、また驚く程質の高い現代アートを扱うギャラリーもあって、少しも飽きる事はありません。路地を抜けると田園だったり そして何より嬉しいのは、路地をちょっと入り、迷ったかな?と思いながら抜けると、そこには静かな風が吹き渡り、中世さながらの田園風景が現れる。高台に作られた町ならではの魅力でしょうか?
 そんなちょっと外れた場所にある小さなトラットリア「La Grotta Ghiotta」(ラ・グロッタ・ギオッタ)。仲良し姉妹が経営する店の自家製ハムやサラミが、まずは気前よく皿に盛られて味見として、出て来ましたよ。当然余りにも有名なこの地方の白ワイン"ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノと共に。トラットリア「La Grotta Ghiotta」(ラ・グロッタ・ギオッタ)
 帰りのバスの時間に合わせて通りを戻って行くと、町の入口付近で、何とラッキーな事に、秋の収穫祭が開かれていました。
秋、秋・・・そうだ、暑さに喘いだけれど、やっぱりそろそろ足音が聞こえますね。次回はサン・ジミニャーノで出会った秋の話題をお届けします。

La Grotta Ghiotta (ラ・グロッタ・ギオッタ)
Via Santo Stefano 10 53057 San Gimignano
Tel. 0577-942074
営業時間 12時〜20時
(休)1月10日〜31日  

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2008年7月27日 (日)

フィレンツェでおみやげ探し

フィレンツェのチョコレート屋さん「La Bottega del Cioccolato di Andrea Bianchini」(ラ・ボッテガ・デル・チョコラート・ディ・アンドレア・ビアンキーニ) フィレンツェ散策がてら、以前雑誌でチェックしておいたチョコレート屋さんへ行ってみました。「チョコレートはアートだ」と語るアンドレア・ビアンキーニ氏。確かにこの空間は小さなギャラリーを思わせる。ショコラティエにして、アーティストでもある彼の作品が壁面を飾り、スイーツとはおよそ縁遠い度肝を抜くセンス、がい骨がショーケースの中から客を見つめる・・・。がい骨がショーケースの中から客を見つめる・・・いっくらチョコを食べ続けて太っても、最終的にはこうなるってことかい?
 いえ、ずらりと並んだ芸術品と見紛うチョコレートは、一粒ずつ味わいながらゆっくりいただかなきゃ。斬新でクリエイティブな味が認められ、フィレンツェでも話題沸騰だそうですよ。「あっ! これはすっごいローズマリーの香り。で、これは?」と次々に味見。結構お値段高いのに、こんなに食べさせてもらっていいのかしらん? でももちろん、しっかりお土産に買わせていただきましたとも。
 で、けいママ一番のお気に入りはペペロンティーニ。はい、唐辛子入りのチョコレート!ギャラリーを思わせる空間 これ、イタリアでは結構ポピュラーです。口に入れてしばらく立つと「来た、来た〜!」。傍らでアンドレア氏が、にっこり微笑む。もの静かだけど、ショコラティエとしての情熱を秘めた紳士、新製品へのアイデアが次々とほとばしるように、湧いて来るそうですよ。
 この辺りはドゥオーモから少し離れて、観光客もそんなに多くない静かなエリア。サンタンブロージョ市場でハチミツを。栗、アカシア、桜・・・と、いろいろあります小さな食料品屋さんで試食会をしていたので、缶入りのオリーブオイルをゲット。そしてサンタンブロージョ市場に移動してサルシッチャとハチミツを。栗、アカシア、桜・・・と、いろいろありますが、ちょっと奮発してトリュフ入りにしました。くせのないチーズと合わせて食べると美味しいんですって。
 さあさあ、まだまだ終わらないおみやげ探し。お次はやっぱりスーパーへ。ユーロ高とは言え、やはりここはカフェの国。おなじみ、ラヴァッツアやアンチョビ、フンギ・ポルチーニ、小袋入りのペペロンティーニ・・・おなじみラヴァッツアもパッケージがキュート!お値段も日本のほぼ半額? アンチョビもフンギ・ポルチーニも、小袋入りのペペロンティーニ(これ、ちょっとしたおみやげに、けいママ一押し!)と、止まらない・・・。レジのお姉ちゃんにいやな顔されるだろうなと恐れおののきながら、けいママにとってのワンダーランド、スーパーでの熱い時間が続くのでありました。

La Bottega del Cioccolato di Andrea Bianchini
(ラ・ボッテガ・デル・チョコラート・ディ・アンドレア・ビアンキーニ)
Via de'Macci 50,50122
Tel.055-2001-609
営業時間 10:00〜13:00、15:30〜20:00
休み 日、月曜、祭日

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2008年5月20日 (火)

空飛ぶビステッカ

とにかく巨大なビステッカ 「何をバカなことを言ってるんですか、お肉の塊・ビステッカが空を飛ぶなんて!」。懐かしいなあ~、昨年秋フィレンツェ旅行から戻ったばかりの時差ボケひろパパは、空飛ぶ天使さまをビステッカと間違えて、お叱りを受けましたっけ・・・。Trattoria Roberto(トラットリア ロベルト)いやはやけいママも、あれ以来時々巨大ビステッカが空を飛ぶ・・・ような気がする時がある。とにかく、あまりに強烈な食事でしたから、それは。
 フィレンツェ在住の友人、ミナ&アマが連れて行ってくれたトラットリア。その時に食したビステッカは紛れもなく、私が今まで食べた中で一番大きい、デカい肉の塊でした。しかもダントツの一位! 他者の追随なんて許さない! 過去にも未来にもあり得ない! 写真をご覧あれ。アマのタバコ“マルボロ”の箱と、ビステッカを比べて見て下さいな。どんだけ~大きいか。
 家族経営の庶民的なこのトラットリア、ガイドブックなんかにゃあ載ってませんよ。生ハムとか・・・だからこそ今回かぜくさ便りでご紹介しちゃいますよ。さてビステッカとは? トスカーナの超ブランド“キアナ牛”を炭焼きにしたもの。何人分とは言わず、何kgと注文するのですが、あまりの大きさにアマに尋ねる。「あんた、4人しか居らんのにいったい何kgって注文したん?」「いや、1kg半か、2kgかそれくらい。。。」 この会話だけでも、皆さん引いてます? でもビステッカの場合、骨付きですから1人500g辺りは、食べられるんです、マジで。し、しかしこの塊はそんなかわいいモンじゃないぞ!
クロスティーニとか・・・ たぶんこの店のカメリエーレの息子とアマが大の仲良しなので、オマケ? ふつうなら「わ~い! おまけだ!」。と喜ぶところですが、あまりのデカさに困惑。我が胃袋の悲鳴が聞こえる。堪忍してくれ~! こんなことなら前菜やら、プリモやら思い切り食べるんじゃなかった。でも生ハムの盛り合わせも、クロスティーニも、ポルチーニのスパゲッティもまさしく地元の味。フィレンツェ伝統の食文化ここに在りって感じで、美味しいのなんのって!思い切り食べちゃいました。
 じゃあ、メインのビステッカはどうなのさ? そりゃ美味しいのなんのって!ポルチーニを堪能した後だったので・・・ でも何度も言うけどデカイのなんのって。食べても食べても一向に減らない肉の塊を前に「これは、拷問かよ?!」って顔つきの面々。そんな様子を厨房からちらちら伺っていたのであろう、この店の店主兼料理長の親父がご登場。「どや?スカルダーレ(暖めなおし)しちゃろか? ほな、また旨なるで」。「いやいや。。。」。と、その後は続かない。テーブルの下でアマの足を蹴って「お持ち帰り、頼んで~」。その後レジデンスホテルにて大人4人、2日がかりでやっと平らげました。
もちろんワインも美味しいです  このトラットリア、行きたい人居ます? けいママからオマケをお願いする必要はないですよね? 地元の知り合いしかまず来ないというこの店には、素知らぬ顔でお立ち寄り下さい。そして心静かに、空っぽの胃袋で、それはもう文句無しの絶品、フィレンツェ名物、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナをご賞味あれ。

Trattoria Roberto
(トラットリア ロベルト)
Via Castellani 4r-Firenze
TEL 055-218822/2670082
水曜定休

※コックのフランコ父さんを中心に、お母さん(コック)、息子兄弟(カメリエーレ)で切り盛りしています。

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2008年1月 7日 (月)

セコムしてます? その2

 ロングステイのとき、ドゥオーモーが見える、どチェントロにアパートを借りていたけいママ、玄関から部屋まで5個の鍵を使用しなければならず難儀したという・・・。「Via delle Belle donne」“美しい女性たち通り”セコムしてます?」でその模様をお伝えしましたが、 今回はその続編です。
 この秋のステイはキッチン付きのレジデンスホテル、これまた鍵は5個でありました! 何でそんなに面倒なの? 仕方ないのです。ひとえにセキュリティーのためであります。それにしても経験とは力なり。通りに面した立派なドア 管理者の奥村さんから、じゃらじゃらと鍵束を渡されても、けいママ少しも慌てず。「ああ〜、はいはい」。と余裕・・・だったかどうか?
 まずは通りに面した立派なドアをご覧あれ。この前の道は「Via delle Belle donne」、直訳すると“美しい女性たち通り”。アマは度々「Via delle Brutte donne」“醜い女性たち通り”と申しておりました。またまたドアが・・・ どんな小さな通りにもきちんと名前が付けられている。 これって好きだなあ〜。中には“地獄通り”なんて名前もあるそうですよ。
 建物の中に入ると、背後で大きな音を立ててバタンと扉が閉まる。これがたまらない!その堂々とした、建物全体に響き渡るような重厚な音は、訪れる者を中世の頃へと誘ってくれる序曲のようでさえあるのです。
 そして二つのドアをクリアして現れるのがこの階段。歴史ある建物の威厳を感じて、思わずため息を付く。階段を上って・・・ ひんやりとした空気の中、今回はエレベーターはなかったので、この緩やかな傾斜の階段を登り、さらに扉を開けてまた登り、を繰り返す。僅かに差し込む光、手の込んだ装飾の窓が、目を楽しませてくれます。 でもって、最後のドアがやっぱり難儀でしたねえ。「左手でグッと扉を引きよせて、ええと、回すのは右? 左?」。またまたドアの登場! そう、奥村さんに尋ねながらも気持ちの何処かに「何とかなるさ。今分からんでも、出来んでも」という余裕が・・・。「ああ〜、私は2ヶ月間、この町で暮らしていたんだ」と実感出来る。 今回チェントロでドゥオーモを見上げた時よりも、アパートで鍵束じゃらじゃらやっていた時の方が、過ぎた日々を懐かしく思えたかも!
 何より、アンティーク版セコムを駆使して、生活を守っていく知恵。先祖から受け継いだ大切な建物を守りつつ、時代に応じた設備を取り入れていかなければいけない、この町を心底愛おしいと思えるのです。「BELLE DONNE」のハウスワイン
 美しき、永遠の町に乾杯! 写真はアパートのすぐ前の、人気トラットリア。 その名も「BELLE DONNE」のハウスワインです。サンタマリア・ノヴェッラ教会からはすぐですからね。ここでお昼ご飯もお奨め! 伝統的なトスカーナ料理が楽しめます。この界隈には、美味しいパン屋さんや、雑貨屋さん、お総菜店などたくさん穴場もありますよ。

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2007年11月 4日 (日)

レジデンスホテルという選択

レジデンスホテルと言いまして・・・    さあて、ケータイ片手に歩きながらのピポパポではなく、ゆっくり落ち着いてブログを書いてます。(笑!)
 皆さんも、けいママが今回フィレンツェにて宿泊した「カーサ・アンナ」の写真をじっくりとご覧下さいませ。ここはレジデンスホテルと言いまして・・・。それってどういうもの? では海外旅行のスタイルを考えるべく、ちょっと皆さんに質問です。題して“あなたはどっちだ?”
(A)せっかくの海外旅行だもの、有名レストランを食べ歩きたい。自炊なんてもってのほか!
(B)せっかくだもの、市場で食材買って、おうちご飯みたいに食べてみたい。イタリア人になった気分で!カーサ・アンナ室内
滞在期間が一週間か10日位だとして
(A)最低3箇所は回りたい。行きたいところ、見たいものを次々制覇したい!
(B)移動は煩わしい。一箇所に留まって、そこを起点に動きたい!
あなたの理想とする旅行スタイルは?
(A)煩わしい事はしたくない。タクシーや切符の手配など、すぐに手配してくれる人が居て欲しい!
(B)出来る事は自分でやりたい。何でもチャレンジの精神で!
 今回のけいママステイは、Bタイプですよ。この「カーサ・アンナ」は5泊以上が条件ですが、3泊からというところもあります。長く泊まるほど安くなる。カーサ・アンナ、キッチン 部屋には、キッチンや調理器具、食器が完備されていて、ちょっと材料を買い揃えれば、パスタにサラダにカフェ。あっ、お惣菜を買ってきてプラスしてもそれはそれ。すぐ近所の「Spada」で買ったチキン・ローストは絶品でした。到着時には日本人スタッフの奥村さんが出迎えてくれて、あれやこれや心を込めて一週間のステイ・アドバイスをしてくれました。ただホテルのフロントのように、常時そばに居てくれるわけではありません。近々ブログでロングステイの際の「セコムしてます?」のパート2をお届けするつもりですが、部屋に入るまでにはそりゃ・・・。カーサ・アンナ、ベッドルーム でもストレスを楽しみに変えて!そうすりゃあなたの前の扉は開く。
 フィレンツェは、主要な地域を徒歩で回れるような小さな都市、そのくせあっちにもこっちにも見所満載。じっくりステイするにはぴったりな場所だと思うんですが。少なくともウフィッティとアカデミアだけで、時間切れなんて悲しいですよね? ちょっとレジデンスホテルに興味が湧いてきた方、是非リンクサイトで詳しい情報を。(日本語ですからホッとしてくださいませ。)何と言っても、一般のホテルに比べて、かなり割安。昨今のユーロ高には嬉しいこって。

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2007年11月 1日 (木)

帰ってまいりました。

たくさんの・・・(フィレンツェから無事帰国)  イタリア・フィレンツェから無事帰国。大丸前のバス停から栄町に向かうギャラリー店主。いつの間にやらその傍らに、すっと天使さまのお姿が。
店主「あっ! これは天使さま。おかげさまで良い旅行をさせていただきました。それにしてもあの世とこの世を行き交う天使さまには、時差ボケはないのでしょうねえ?」
天使さま「??? 何のこっちゃ? 」
店主「あっ、いえ別に。ただ時折、フィレンツェで食べた巨大、絶品ビステッカが空を飛んでるような」。
天使「飛んでいるのは、天使であって、ビステッカではない!天使たちに出会いました  で? あちらの天使の様子は?」
店主「それはもうたくさんの天使さまにお会いしてまいりましたとも。かわいい天使さまにも、厳かな天使さまにも」。
天使さま「で、天使たちに“20人の天使展”成功のお願いをしてきたのであろうな?」
店主「はい、もちろん! なかなか面白そうだと言ってくださいました。そうそうサンジミニャーノの美術館で、フィリピーノ・リッピ作の大天使ガブルエルさまにお会いしました。サン・ジミニャーノのレストラン内 お姿を撮影することは出来なかったのですが、けいママはえらく感動いたしまして」。
天使さま「ふ〜む、ところでけいママは歩きながらたびたび、何やらせわしなくピポパポ、パシャリとやっておったようだが?」
店主「はい、けいママは絶えずケータイしておりました小さな物体から、海を越えた日本の皆さんにメッセージを送り続けていたのでありまする。それを喜んで心待ちにしてくださった方たちが居られたようで、その事がけいママよほど嬉しかったようで、うるるんフィレンツェ滞在記」。
天使さま「それはよかった。想いを人に告げるのは大事なことであるからして」。
店主「はい、有り難うございます。天使さまは神のお言葉を人々に伝える究極のメッセンジャー! イエイ!」PAXREXの“天使展”お楽しみに!
天使さま「これこれ、まだ少し頭が飛んでおるな。“20人の天使展”の図録は、もう完成しておるのか?」
店主「あっ! はい、大丈夫でございますよ。今回の20人の天使さまは、いずれも主張の強い方々で大変ではありますが、だからこそご来店くださったお客様は、そのメッセージに耳を傾けてくださるはずです。11月22日、イイフーフにスタートいたしまする!」
 やがて、秋空の中に天使さまのお姿は消えました。太古の昔から、人はメッセンジャーを求めました。星の瞬く遠い夜空に想いを馳せ、そして祈りを捧げました。人の智恵では計り知れない不思議な力が、この世にあるに違いない・・・。“天使は存在するのか” そうあなたに問いたい「20人の天使たち」がギャラリーPAXREXにスタンバイ。

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2007年10月30日 (火)

いよいよ帰国

かぜくさ便り・イタリアライブフィレンツェは雨です。空港内のカフェに居ます。もうすぐこの国を離れます。たぶんかぜくさ便りライブ・イン・イタリアはここまで。皆さんが寄せてくださったコメントやメールを読むのが何よりの楽しみです。そしてフィレンツェで出会った天使たちの事を伝えたい。ギャラリーPAXREXで、また皆さんとお会いしたい。旅の終わりはもの悲しけど今日を楽しく。明日を夢見て。では皆さん、日本にて!

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いよいよ出発

かぜくさ便り・イタリアライブレジデンスホテルの窓から。いよいよ出発です。

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いつかまたここに

かぜくさ便り・イタリアライブ昨日はアルノ川を渡って、サント・スピリット教会辺りを散策。たくさんの工房やギャラリーがあって、チェントロとは違う落ち着いた雰囲気。朝から飛行機雲がたくさん見られます。

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