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2007年5月25日 (金)

旅人とビザンティン

飛行機が海を越えて、異国の空にたどり着いた時、
眼下に広がる世界に、いつも胸がときめく。
つかの間ではあるけれど、旅という時の流れに身を委ねよう。
昨日までの日常を忘れ去ろう。
机の上の乱雑な書類を、しばし片隅に追いやるように。
Photo_438  今回“赤松章写真展”のブログに登場していただいたみなさま…キーワードは「ビザンティン」でした。その美を求めて旅立った方、あるいは偶然に引き寄せられた方。
かたくなに“神”を描こうとしたビザンティンは、決してルネッサンスのように華やかな美術ではありません。過去において未熟と評された時代も。けれど人々は気付き始めたのです。忙しい現代を生きる我々が、ともすれば忘れがちな、ひたむきでピュアで素朴で慈愛に満ちた美を持つ、それが「ビザンティン」だと。Photo_443 そして皮肉な事に、宗教の流れをよく知る欧米人よりも、むしろ遠い異国に暮らす我々が、よりその美を、たやすく理解し得る。それは浮世絵にも似た、遠近法とは無縁の美…。はい、マダムひろこの言われるペタン!我々日本人の持つDNAに、見事に反応するものだと…。 今や資料としても貴重な赤松章写真集「ビザンティン美術への旅」の巻末で、日本におけるビザンティン美術研究の第一人者「益田朋幸氏」が、やさしく解説してくださっています。
_edited1_34  今回、日本初のその展覧会を、神戸の小さなギャラリーで開催する事が出来たこと、トルコ共和国大使館、イタリア総領事館、フォトグラファー赤松章氏、ブログに協力してくださった方々に心からのサンクスを申し上げたいと思います。
 そして益田先生のこの言葉を旅人たちに・・・
「聖堂全体で語られるビザンティン美術を、日本で目にする事は不可能だ。しかし幸い赤松章氏の素晴らしい写真集がここにある。写真はそれ自体で多くの事を語るだろう」。
※赤松章写真展「ビザンティンの美」 5月27日まで、PAXREXにて。

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コメント

旅人になりたい・・・。そしてもっと勉強しなければ・・・。
作品を観てそう思ったよ。まだ知らない素晴らしい世界が
いっぱいあるんやね〜。

投稿: しょう | 2007年5月26日 (土) 17時13分

今回、展覧会に来て頂いたみなさん、トルコ、ギリシャ、イタリアへの旅を経験された方、あるいはまだだけど、いつかはとお考えの方、様々でした。ただ「旅っていいなあ。」という想いが、作品を見てくださったみなさんの表情にありありと・・・けいママも毎日、赤松さんの写真を眺めて、いつかはここにも、あそこにも行きたいなあと思っております。

投稿: けいママ→しょうさんへ | 2007年5月27日 (日) 17時01分

本日27日で終了ですよね。お疲れ様。今度は何?

投稿: 三木写真舘 | 2007年5月27日 (日) 22時04分

「ビザンティンの美」展覧会に行って、ちょっとした旅人気分を味わった気がします。観て想像することによって、自分の世界とリンクして、実際に観なければという使命感が生まれました。勉強になったし、楽しかったなあ☆この素敵な感覚を生徒たちにも味ってもらえるように、もっともっと勉強しないと~。

ひろパパさん、けいママさん、ありがとうございました。
またの展覧会を楽しみにしています。

投稿: Giena | 2007年5月28日 (月) 12時01分

昨日遠方よりお越しくださったお客様、長い間「ビザンティン美術への旅」の本を探しておられたとか・・・それはもう、喜んでくださって。我々も感激!ビザンティン談義に話しが弾みました。こういう出会いがあると、疲れも吹っ飛びます。
さて、次回のテーマは「癒しin bloom」・・・どんな方たちにお会いできるか、楽しみです。

投稿: けいママ→三木写真館さま | 2007年5月28日 (月) 14時29分

うわあ!そう言ってくださると嬉しいです。Gienaさんにご紹介いただいた美術の先生も、ご来店くださいました。ひろパパとお話しが弾んだようです。
最近ビザンティンが注目されているのは、間違いがないようです。う~ん!PAXREXも先見の明があるでしょうか?(笑!)
次回は、忙しく現代社会に生きる皆さまに、とびきりの癒しの空間を、と思っています。また是非遊びに来てくださいね。

投稿: けいママ→Gienaさんへ | 2007年5月28日 (月) 14時36分

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