IKEAは大受け
やれやれ、やっと入れた部屋ン中。天井の高さは5メートル! だからロフトが作れるんですね。階段登って、そのロフト部分が寝室です。洗い替えのシーツや、枕カバーも完備! ええ、イタリアのアパートはすべて家具付き、設備には多少の差がありますが、トランク一つで入居して、すぐに生活が始められるようになってますよ。一階に下りて、階段すぐ横のキッチンはかなりコンパクトではありましたが、何の不満もなし。揃えてあった台所用品は、パスタ鍋、チーズおろし、カフェを作るためのマッキネッタ!
はいはい、「つかの間、イタリア人になる!」覚悟で乗り込んだわけですからね。電気釜やしゃもじは要りませんとも。ただ、せめてこれだけはと持参した“さいばし”はやっぱり大活躍でしたね。
さて、家主のオリーバちゃんは、現在フィレンツェ大学で建築を学ぶ学生さん、先祖代々受け継いだこの建物の管理、運営をこなすやり手です。ラッキーなことに、我々が入居したときはリフォームが終わったばかりだったんです。どうです? このバスルームの色合い、部屋のインテリア、若い女の子のセンスが感じられるでしょ? アンティークな家具に、レトロな額、そこに見事に調和したモダンで、キッチュな小物やファブリック。後日、このかわいい小物やなんか、オリーバちゃんは、すべてある一つの店で購入していた事を発見。
フィレンツェ郊外にある“IKEA”。日本でも勢力を延ばしつつあるこの大型家具センターは、イタリアでも大人気なんです。後日友人に連れて行ってもらった時、あるわ、あるわ・・・。うちの部屋に飾ってあるのと同じモノが・・・ 「あ〜んなとこで、家具やら何やら買ったらダメさ! 作りが最悪!」というイタリア人もいるみたいですけど、とにかく安い! しかも、うちの部屋なんかは、「安くても、置く場所とセンスがよけりゃ、こんなによく見える」見本みたいでしたから、いいんじゃないの~? IKEAって!・・・。職人王国イタリアにも危機はひたひたと押し寄せているようです。さて、次回は芸術の秋にちなんで美術館の話などを少し。
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コメント
フィレンツェのあの部屋にIKEAのものがたくさんあったなんて全然知らなかったです。建物は古いのに、中はモダン、というヨーロッパらしい超素敵な部屋でしたね。ところで、神戸ではポートピアランドの跡地にIKEAがオープン予定ですよね。早くできると良いな〜。
投稿: しょう | 2006年10月12日 (木) 15時51分
IKEA神戸店のオープン、すごく楽しみですよね。フィレンツェで買いたかったけど、もって帰ることを考えて断念したものが結構ありましたから。。。最近は洋服やアクセサリーだけでなく、インテリアにも若い人達の関心が集まっていて、ギャラリー店主としてはうれしいことです。お部屋を自分の好きなもので飾るって、まさに癒しだと思います。イタリアを始め、ヨーロッパでは、壁にいっぱい、これでもか!というくらいに絵や写真がかけてありますよね。部屋を飾るという感覚、もっと日本でも広まってほしいです。
投稿: けいママ→しょうさんへ | 2006年10月14日 (土) 16時43分