ギャラリーという名の異空間
立派なツイタテでしょ? もともとあったかのように何の違和感も無く・・・それもそのはず、コラム「こちら家のギャラリー」でご紹介したのと全く同じ布クロスを使って、特別に作ってくださったものです。こんなに立派だと「藤井 保展」が終わった後も、そのままにしておいて貰おうかしらん? でもやっぱりない方が、となった時の撤去はこれまた・・・と、けいママがあれこれ考え込んで、ボーと突っ立ってる間にも(このツイタテのように迫力はありませんが)工事は進む。
みんなで、額を掛ける位置を決めているところ、天井にライトの灯りが漏れないよう、一個一個黒いアルミで覆っているところ。何とか作業が終了したのは、展覧会スタート前夜の11時頃でした! 白い部屋、黒い部屋、二つの部屋のライティングはもちろんの事、温度差までもこだわる藤井氏。「その作品が生み出す空間そのものを、少しでも感じ取って貰いたい。そうでなきゃ、家で寝っころがって写真集見てるのと変わりないでしょ?」 なるほど〜!
前回の写真でお見せした白い床、最初ベニヤ板に白い石を張りつめたものが運び込まれたのですが、まだらな部分が気になるという事で、上からペンキ塗り。スタイリストさんが両手を塗料だらけにして、長時間床に這いつくばってやっと完成。もちろん本物の雪の上を歩いて頂くといいうわけにはいかないのですが、固くもなく柔らかすぎでもない感触を踏みしめるという不思議な感覚・・・。五感全てを使って、お楽しみ頂くまさに異空間です。見終わった後は、ちょっと疲れるかも知れませんよ〜! 噴煙もくもくの火山、台風の海、あちこちの雪山体験ですからねえ。
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