2014年7月28日 (月)

シュールハンズ・タナカの世界

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 西梅田ブリーゼブリーゼの1階吹き抜けで、いま開催しているのはシュールハンズ・タナカさんによる「Spiral 過ぎ行く時間と未来を見つめていた」展。たとえばタテ180×ヨコ300cmの大きな布にプリントした作品が、中央のツリーに巻きつけて展示されている。咲き乱れる花と一体になった美少女が、どんな手法で表現したらこうなるのか、夢の中の出来事のような不思議な魅力をたたえている。
 この美的ワールドを理解する手だてとして、タナカさん自身が書いた企画の趣旨をご紹介しましょう。
   「遠い青空を見ていると、安らぎと、その反面、焦りを感じる。
   まるで飲み込まれる渦・・・その中から・・・未来を見つめた写真。
   そのプリントの上からクレヨンとグアッシュとアクリル絵の具で絵を描き加え、
   シュールな世界を創造した」

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 つまり自分自身で撮影した写真をプリントし、その上からペインティングする。とうぜん描き加えた完成形をイメージして撮影するので、写真家としてはかえって難しいかもしれない。写真家の習性として、無意識のうちに構図も、ピントも、絞りも、瞬時にパーフェクトな組み合わせを決める能力が身についている。サッカーのFWがシュートを打つときに似た瞬発力、これが勝負を分ける。だから彼の創作の場合は、写真家の本能的な行為をあえて一歩手前で踏みとどまる意志の強さが必要だ。あとで描き加えてイメージを完成させるために。
 彼のシュールハンズ・タナカという名前は、SURUHANDS TANAKAと書く。シュールレアリズムのシュール。つまりシュールな、超現実的な世界を作り出す手(手法)を持つ田中さんの作品。ビールを飲みながら見ていると、夢かうつつかわからなくなりそうです。

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シュールハンズ・タナカ
Spiral「過ぎ行く時間と未来を見つめて}
2014年7月24日(木)~8月3日(日)
大人のベルギービアガーデン
DOLPHINS
ブリーゼブリーゼ 1階
JR大阪駅桜橋口より徒歩5分
地下鉄西梅田駅より徒歩3分

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2014年7月25日 (金)

ほおば巻き、って何でしょう

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 ながわ山彩館でいつも買うのが名物「きび大福」。キビ独特の香りがするうっすら黄色いおもちに、甘すぎない上品なこしあんがマッチして絶品です。
 今回は、こんなものを見つけたので買ってみました。「ほおば巻き」と言います。簡単に説明すると、「かしわ餅」のカシワの代わりにホオノキの葉で包んだおモチ。Photoしかしご覧ください。朴葉焼きに使う、あの大きなホオノキの葉を枝(葉柄)ごと使った豪快なつくり。1本の葉柄に葉は8枚つきますから、自然のままでは8個セット。でも「好きな数だけ、ちぎってどうぞ」とのこと。カシワの葉なら1枚でちょうど裏表がまにあうサイズですが、さすが大きなホオバ、包んでもまだまだ余りがある。その姿にコロッと参りました。いつも、こういうのに弱いんだよね、と思いつつ。

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 さて、食べたお味は? うーん、まぁ・・・ほんのりホオの香りはします。でもそれ以外はかしわ餅とあまり違いはない。やはりこれはパッケージの秀逸さ、プレゼンテーションの勝利でありましょう。Photo_3
 このながわ山彩館は、地元でとれた野菜や果物、キノコや山菜などの直売所ですが、ここにあげた「きび大福」や「ほおば巻き」をはじめ、奈川名産そばのポン菓子やギョウジャニンニク味噌など、地元産品を加工したアイデア商品も多数開発している。最近は徐々に知名度が上がってきたのか、上高地への行き帰りに立ち寄る観光バスや、ツーリングのバイクのグループでけっこうにぎわっている。外国人のグループまで現れる。まことにけっこうなことであります。
 たしかにここの野菜はどれも味が濃い。リンゴのシーズンになると次々と違う品種を販売していて、食べ比べができてリンゴ通になる。山菜やキノコは、ここで初めて出会ったものだらけ。調理法までオバチャンに教えてもらっています。何もない田舎だけど、神戸では味わえない楽しみにあふれています。

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2014年7月22日 (火)

夏の花はブルー?紫?

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 高原の日当たりのよい場所にすっくと立つアザミ。この鮮やかなピンクがかった紫色の花は、よほど蜜がおいしいのでしょう。必ずチョウやハチがとまっている。うっかり鼻を近づけようものなら痛い目に合う。人間なら熱中症になりそうな強い日差しのただなかに、太陽のパワーを一身に受け止めて咲く姿は潔さの極致だ。

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 ウツボグサは半日陰のようなところに咲いているもののほうが、色に深みがあるようだ。そして六甲で咲いているのは紫だが、信州奈川では濃いブルー。特に日陰のものは色が美しい。下から(上からか?)順番に咲いていくので花の時期は比較的長い。アジサイのように途中で色が変わっていく、なんてことはないでしょう。

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 ホタルブクロはオレンジ色に近い花から赤紫、濃いブルーまで色の幅が広い。少し日当たりの悪いところの花のほうが青みが強くなるようだ。でも、ここまで青が強いのは珍しいので、写真に収めました。ウツボグサと同じく青の濃度と日照は関係あるのだろうか。リトマス試験紙のように、ブルー濃度が紫外線の強さを測る尺度になるかもしれません。
 アザミは華やかな薄紫だけですが、ウツボグサやホタルブクロは、えっこんなに濃いブルーの花があるの?というのを、あえてご紹介しました。

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