2019年4月22日 (月)

お台場でチームラボ体験

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 朝から雨が降り続く平日にもかかわらず、長い長い行列。外国人比率が70%ぐらいでしょうか。たぶん30ヵ国以上からお客さんが来ていると思う。その面白さ、その美しさ、その楽しさは、世界にとどろいているのでしょう。映像アートのテーマパーク。チームラボ。Wander, Explore and Discover さまよい 探索し 発見する これが入口にも大きく書かれている、この施設の標語。

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 いちばんの魅力は観客一人一人が作品に参加できること。作品の内部に入って行ける。自分の行為で作品に影響を与えることができる。まぁそんな冷静な分析をするよりも前に、幻想的な美しさと圧倒的な迫力に我を忘れる。壁、天井、床・・・空間のすべてを使って繰り広げられる映像によるパフォーマンスに、大人も子どもも夢中です。

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 光の中のボルダリングに似た体験や光の渦の滑り台。ただ鑑賞するだけではなく、身体を駆使して遊べるのも楽しい。美意識や空想力を鍛え、五感をトレーニングできる。観客は受け身で静かに観るだけ、という堅苦しい美術館とはまったく違う、21世紀のミュージアムの姿の一つを指し示していると思います。

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 チームラボは大人気なので、日本はもちろん世界各地でさまざまな展覧会を開催している。だから観たことのある作品も少数ありました。でもチームラボのための特設ミュージアムのここは、体験できるレベルが違う。そして一度にこれだけの作品に出会えるのはお値打ちだ。デジタルアート。ヴァーチャルリアリティ。これからもさらに進化のスピードを上げる事でしょう。

デジタル アート ミュージアム
teamlabBorderless
東京 お台場

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2019年4月19日 (金)

六本木で現代アート展

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 テクノロジーをつかってみる、社会を観察してみる、ふたつをつないでみる! 日本の現代アートの今を見せたい!とうたった「六本木クロッシング2019展:つないでみる」が森美術館で開催中だ。「おもしろい」と同時に「むずかしい」が混ざった、まさに現代アートらしい展覧会だ。すごく興味を惹かれるものもあり、サッと通り過ぎるものもある。

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 飯川雄大の「ピンクの猫の小林さん」、青野文昭の「ベンツの復元から―東京/宮城」、ヒスロムの「いってかえってー浮力4」、目の「景体」、竹川宣彰の「猫オリンピック:開会式」など、印象に残る作品がたくさんありました。難しく考えることなく、それぞれの作品世界に浸る。単純におもしろがるのもいいし、作家はこんなことを考えたのだろうかと推理しながら観るのも楽しい。

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 キュレーターの説明によると現代美術からファッション、AI、人工生命まで、今日の表現を通して見える「つながり」に注目した展覧会だそうだ。対極のものを接続する。異質なものを融合する。本来備わっている繋がりを可視化する。25組のアーティストが表現するさまざまな「つながり」が、現代の「分断」に向き合うためのヒントになるかも、とも書かれている。

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 企画する側からは展覧会として何らかのまとまりのあるメッセージを伝えたいから、このような難解な説明になるのでしょう。でもアートは観る人が自由に感じればいいもの。なぜなら、作品は展示した瞬間から作家や美術館のものではなくなり、観客一人一人のものになると思うからです。アーティストの意図は尊重するけれど、縛られる必要はない。作家も観客もとことん自由になれる。それが現代アートだと思います。いちファンより。
 
六本木クロッシング2019展
つないでみる
2019年2月9日(土)~5月26日(日)
森美術館

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2019年4月16日 (火)

「切り絵」博覧会が今里で


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 50人以上の切り絵作家たちが、大阪・今里に大集結して開催されている『切り博』。切り絵と聞くと成田一徹さんや滝平次郎さんの額に入った作品を思い浮かべるが、この展覧会でガラッとイメージが変わりました。もはや「切り絵」という言葉でひとくくりにできないほど、急速に「切り絵」は進化し、多様化している。

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 紙をカットする工程は以前と同じでも、それを素材としてどう生かすかが表現の核に変わってきたようだ。多彩な色をまとったり、立体のオブジェになったり、動く彫刻になったり。さまざまな技法を組み合わせて見たこともない作品を創造している。LED電球やモーターなど最新のテクノロジーや素材を駆使してイメージを表現する自由な発想が素晴らしい。

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 カットした紙で空間を埋めるインスタレーション。ウイスキーのボトルの中にケンタッキーやテネシーやスコットランドなどの風物の切り絵が入った作品。カットした紙を型にしてにアクリル板にスプレーで彩色、などなど。切り絵の未来は大きく広がっていると感じられる意欲的な作品群に、大きな刺激を受けました。

第1回 切り絵 博覧会
『切り博 Discovery』
2019年4月1日(月)~4月21日(日)
SAMURAI Gallery Regalia レガリア

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